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垢抜けるには…“明るさ調整”が正解。メイクさん直伝・洒落る「色選び」のルール

「Rakuten Fashion Week TOKYO 2022 SS」で「SREU(スリュー)」のヘアメイクを担当したTONI&GUY JAPAN 広尾サロンスタイリストの金崎瑚能美さんに、ショーで実際に使われたアイテム紹介やメイク法を日常のメイクに落とし込むハウツー、メイクと服のバランスの取り方などを伺った。

今回のヘアメイクテーマとキーアイテム

デザイナー植木沙織氏が手掛ける「SREU」は、一点ものの既製服(レディメイド)をテーマに古着を使用したコレクションを制作するブランド。

今回のSSのメイクは、一点物の既製服というテーマにちなんで、個々の唯一無二の美しさが引き立つような血色感とツヤのあるナチュラルな美肌メイクを意識したという。

出典: ©JFWO

キーとなったアイテムは、M・A・Cのスタジオ フェイス & ボディ ファンデーション(プロフェッショナル)。ナチュラルなスキンカラーC1と、ややピンク味のあるN1を主に使用し、モデルの肌色によってC2,C3を混ぜ合わせてトーンや色味を調節し使用したそう。

ナチュラルな仕上がりには「コントロールカラー下地」がおすすめ

ナチュラルな美肌をつくるためのアドバイスもいただいた。

コントロールカラー下地を使うことによって、肌色の悩みを解消できるのでファンデーションを厚塗りせずに血色感を出しながらナチュラルな美肌メイクにすることができます。

コメント: 金崎瑚能美さん

出典: ライター撮影

出典: ライター撮影

金崎さんのおすすめがこちら。肌色を美しくととのえながら、透明感を引き出すコントロールカラー。半透明のジェルがとろけるように密着し、気になる色ムラやくすみ、クマなどをナチュラルにカバーしてピュアな肌に。03のグリーンは、ニキビ跡や赤みを抑えてくれる。

ナチュラルな美肌メイクにファンデーションの厚塗りはNG。まずはコントロールカラーで肌色を整えて。

トレンドの「太陽の光に当たったようなツヤ感」も

出典: ライター撮影

出典: ライター撮影

肌の奥から満ちあふれるように繊細に輝くバーム状のハイライト。繊細なパールが入っていて、一塗りで華やかさと光沢感を演出。「太陽の光に当たったようなツヤ感が出る」と金崎さんは話す。

日常でマスクをした上でメイクをするときは、マスクから見える鼻筋や頬骨上にツヤ感を足す感覚で少し足すのが良いです。

コメント: 金崎瑚能美さん

実際に太陽光に当たる部分に塗るのがコツなんだそう。hinceのハイライトはしっとりと本当に水で濡れたような質感で光るから、ギラギラとしたハイライトが苦手なひとにもおすすめ。

コスメのクチコミサイトLulucos(ルルコス)に寄せられたクチコミも、ご紹介。

「メイク×服」バランスのとりかた。コレクションでは?

出典: ©JFWO

一点物の既製服というコンセプトなので、色味を強調しすぎないナチュラルな血色感を出し、洗練された仕上がりにしました。

コメント: 金崎瑚能美さん

顔立ちの洗練度を高めたナチュラルなメイクは、服の素材感やディティールを際立たせてくれる。

日常シーンでの「メイク×服」バランスのとりかた。ヘアメイクさん的アドバイス

メイクの色味でもコーディネートのイメージは変わるので、大人フェミニンな服であればピンクやコーラルカジュアルな雰囲気であればオレンジやイエロー大人モードなファッションであればカーキやシルバーを合わせるなど、イメージにあったカラーのメイクをして全体のバランスをとるのもポイントです。

コメント: 金崎瑚能美さん

また、服の色がダークカラーであればメイクの色味を明るめに、服がライトカラーであれば肌に馴染むような色味やブラウンなどを合わせるなどして、コーディネートのバランスをとる方法もあるんだそう。金崎さんのアドバイスをもとに、全身のバランスを考えたメイクを楽しんでみて。

取材協力
RMK 
hince 
スタイリスト TONI&GUY JAPAN 広尾サロン スタイリスト 金崎瑚能美さん
1995年生まれ。京都府市出身。アシスタント時代から代表・雑賀氏率いるアートチームにて数々のファッションブランドのバックステージのヘアを担当。ファッションブランドのルック撮影でのメイクも担当。

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配信日:土曜日(不定期)

by.S編集部が思わず現場でスクショした、いますぐ使える情報をお届け。

text : 髙橋紗代

supervised by

公式
by.S編集部

最新ファッション・美容情報に日々揉まれながら、美の修行中。プライベートではアート、ダンス、韓国、バンド…と個々に芸を肥やす、アラサー世代の編集部。
by.Sチャンネル「現場のスクショ話」で土曜日(不定期)配信中!

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