細眉や太眉、平行眉とトレンドは移り変わってきたけれど、今年っぽい眉毛って知ってる?メイクもファッション同様、毎年トレンドが移り変わるもの。
そこで今回は、2021年に注目したい眉メイクについて美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんにくわしく教えてもらった。
「コレ!」という具体的なトレンドはなし!
これまで「細眉」「太眉」「平行眉」など時代を代表するトレンド眉が多く存在したけれど、ここ数年、眉メイクには「コレ!」といった具体的なトレンドはないのだとか…。
とはいえ、注目したい傾向はあるもの。そんな2021年、注目したい眉メイクについて玉村さんに解説してもらった。
玉村的「2021年の2大注目眉」
具体的なデザインのトレンドはないけれど、玉村さんが注目している眉メイクは以下の2つ。
① おぎない眉
ここ最近の眉メイクのキーワードは『自眉のような自然な眉』。ファッションやヘアにおいて、キメキメではなく肩の力が抜けたリラックス感のあるスタイルが人気を集めているように、眉メイクも描き過ぎず、まるで自眉のような自然で立体的な眉メイクが今っぽいのだとか。
現在「眉メイク=眉全体を描く」というのが当たり前だと思っているひとが多く、描かなくてよい場所までしっかり描いてしまっているひともすくなくありません。
コメント: 玉村麻衣子さん
それが描き過ぎ眉の原因に…!自眉のような自然な眉に仕上げるには、"描く"のではなく、足りない部分を"補う"という意識改革をすることが大切なのだそう。
私はそんな自然な眉メイクを“おぎない眉”と名付けています。
コメント: 玉村麻衣子さん
②マスクとのペアリング(相性)
ひとと会うときにマスクが欠かせないいま、今年はマスクありきのメイクがより注目される傾向に。マスクをしていないときと、マスクをしているときとでは、顔を魅力的に見せる眉メイクが異なるもの。
また、着用するマスクの色や形によってもマッチする眉メイクが変わってきます。
コメント: 玉村麻衣子さん
玉村さんいわく、眉の色や角度、描き方など、いままでの眉メイクは一度忘れ、改めてマスクありきの眉メイクを取り入れることが2021年の“美人見せ”のポイントなのだそう。
眉メイクは「描く」から「補う」時代へ
①で紹介した「おぎない眉」についてさらに詳しくご紹介。
2年ほど前から注目されているのが、自眉のような自然な眉メイク。
特にマスクが欠かせないいま、眉をしっかり描きすぎると悪目立ちしやすいため、眉に”自然さ”を求める傾向はより強くなっています。
コメント: 玉村麻衣子さん
自然に仕上げるには眉全体を”描く”のではなく、足りない部分を“補う”ようなイメージで眉メイクをするのがポイント。足りない部分を補うことをメインにした描き過ぎない眉こそが「おぎない眉」なのだそう。
どこを補う?
基本的に以下の部分を補う。
・眉が欠けている部分
・眉毛がまばらに生えている部分
・もうすこし生えていてほしい部分
「どこを補えばよいか分からない」という場合は、目の角度(目頭と目尻を結んだライン)を上下の輪郭まで平行に持ちあげ、欠けている部分=補う部分だと思えばOKなのだそう。
綿棒やアイブロウペンシルを目の角度と平行になるように眉の上下の輪郭に当ててみて、補う部分をチェックして。
人それぞれ眉毛の生え方が異なるため一概には言えないけれど、「眉尻」「眉下」「上眉頭」を補った方がよいひとが多いのだそう。
どうやって補う?
眉を補うときに便利なのが、細芯のアイブロウペンシル。
狙った部分にピンポイントで描き足すことができます。
コメント: 玉村麻衣子さん
周囲の毛並みに沿って、1本1本毛を描き足すように描いていく。1本1本描き足すつもりでOK。
アイブロウペンシルが苦手…というひとは同じ工程を斜めカットのアイブロウブラシで行ってもOK。
ただ、ペンシルの方が地肌部分への色のりがよく、メイクが落ちにくいのでおすすめです。
コメント: 玉村麻衣子さん
どちらも仕上げにラウンドブラシを使用して、アイブロウパウダーで眉全体をふわっと軽く色づけすればOK。
また、眉メイクがどうも苦手…というひとはアイシャドウチップで補う方法もあるので、是非試してみて。
これからの眉は「描く」ではなく「補う」時代。まだまだ続きそうなマスク生活は、自然な美眉で切り抜けましょ。
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子
「太眉」「平行眉」などの具体的なデザインでみんな同じ型にはめるのではなく、自分の持って生まれた眉を活かした"自分らしさ"を大切にする時代です。
コメント: 玉村麻衣子さん