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ショーに学ぶ「服×ヘアメイク」の絶妙バランス。透明感、ツヤ、内面性の新たな表現

独特の知性と哲学がひそむショーが、毎シーズン注目を浴びている「DRESSDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)」。メイク&ヘアを手掛けたのは、コスメティックスポンサーの資生堂。洋服とメイク&ヘアのバランスを、コレクションから学びたい。

テーマは「ペルソナ」。硬い仮面を徐々に脱ぎ捨て、表面化する自己の内面

Rakuten Fashion Week TOKYO S/S最終日。デジタル配信にてラストを飾ったのは、ジェンダーレスコレクションを展開する「DRESSDUNDRESSED(ドレスドアンドレスド)」。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

今シーズンは「ペルソナ」をテーマに、クラシックとモダン、繊細さと大胆さ、マスキュリンとフェミニンという、相反する要素を融合させたルックを、ビデオプレゼンテーション・スタイルで繰り広げた。

ペルソナとは、自己の外的側面。

ひとりの男性モデルが男らしさという外的心象の仮面を徐々に外していき、対照的である女性的な内的心象をあらわにしていく様を、アートのようにステージ上で表現する。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

今回デザイナーの北澤武志氏は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けてめまぐるしく生活や行動の様式が交錯するなか、困難な状況から目を背けず、いまできることに集中した。

北澤氏にとって、それは服をつくること。

まずはアーカイブスにクチュールの要素や手仕事を加えることから、コレクションの服づくりがスタートしたという。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

ブランドを象徴する、相反する要素の組み合わせ

外面と内面の違和感を見事に表現したのが、通常は裏地として使われる素材に特殊加工を施し、表地として使用したテーラードジャケットやトレンチコート。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

一見、男性的なテーラリングでありながら、女性的なクチュール要素をプラス。

パンプスや網タイツ、さり気なく手もとを覆うグローブが、隠しきれない内面を象徴するアイテムのよう。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

ひときわ存在感を放ったのは、ショーの中盤で登場するスーツ。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

ストライプ柄の織物に見えるが、ひと針ひと針すべて手作業で仕上げたステッチ。
袖や裾からフリンジとなって優雅に流れ、脳裏に焼き付く。

なかには作成に240時間を費やしたアイテムもあるのだとか。

出典: ⒸDRESSEDUNDRESSED

洋服とメイク&ヘアの絶妙なバランスと距離感

メイクとヘアは、“ジェンダーレス”がキーワード。

出典 YouTube

メイクは肌の透明感や柔らかさを感じるよう、ほんのりピンク味とツヤを与えて洗練された印象に。ファッションのエレガントさや気品を意識し、細部まで丁寧に仕上げている。

ヘアはジェンダーレス、エレガンス、クラシックなブランドの世界観を大切にした、シンプルなシニヨンスタイル。角度により男性的にも女性的にも映り、ミニマムだからこそモデルの内面が投影されやすい。

また、上質なツヤとクリーンに整えられたスタイルは、今シーズンのトレンドも取り入れられているように思う。

こちらは今回のショーに使用した、オンにもオフにも活躍する、by.S世代におすすめしたいアイテム。

肌に自然になじみフレッシュに演出してくれるチークパウダー。ほのかにピンク味を帯びたパールのハイライトが、さり気なく生命感を与えてくれる。

ショーではモデルのほお骨の上にぼかし、ツヤと血色のよい肌感に。

<洗い流さないトリートメント> 日中の外的環境から髪を守りながら、うるおいで満たし、毛先までなめらかな質感に整えるオイル

髪のダメージにアプローチして毛先までうるおいで満たし、上質なツヤを与えてくれるオイル。しっとりとなじんで髪のまとまりをよくしながらも、べたつかない使用感。いまどきっぽいおしゃれ感はもちろん、オフィスにも最適なきちんとした仕上がりを実現してくれる。

洋服とメイク&ヘアのバランス感覚を養ってこそ、おしゃれ上級者。

ショーに学んでスタイリングをトータルに底上げしたい。

取材協力
メイク:資生堂 ヘアメイクアップアーティスト 贄田 愛(にえだ・あい)さん
ヘア:資生堂 ヘアメイクアップアーティスト 谷口丈児(たにぐち・じょうじ)さん

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配信日:土曜日(不定期)

by.S編集部が思わず現場でスクショした、いますぐ使える情報をお届け。

text : 松本美香

supervised by

公式
by.S編集部

最新ファッション・美容情報に日々揉まれながら、美の修行中。プライベートではアート、ダンス、韓国、バンド…と個々に芸を肥やす、アラサー世代の編集部。
by.Sチャンネル「現場のスクショ話」で土曜日(不定期)配信中!

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