自粛期間が長くなってくると生活習慣に変化が生まれる。自宅で長時間仕事をしたり、スマートフォンやPCで動画を見る時間が増えたりと姿勢が悪くなっていることが多い。それが蔓延すると知らぬ間におばさん体型化…なんてことも。
そこで今回は、美脚美姿勢のトレーナーでインナービューティーインストラクターの松葉子さんにめぐりが悪くなった身体に効果的なエクササイズを教えていただいた。
自粛続きで猫背に筋肉コリ…このままいけばおばさん体型に?
自粛期間でテレワークが増えて自宅でPCに向かうことが多くなったり、動画や映画を観ることが増えるとつい猫背になってしまってない?
姿勢が悪いことで、お腹やお尻の筋肉が使えなくなるので下腹やヒップの下側に脂肪が付きやすくなりおばさん体型が深刻化。さらに、筋肉が凝り固まり内臓が下垂して子宮の血液循環が悪化。その結果、子宮にまつわる病気につながる可能性も…。
そうならないためにも、まずは簡単な美姿勢をキープすることから始めて。
松さんが美姿勢をキープするためにに1番大切と話すのが「骨盤を立たせる」こと。
どこでも“ながら”でできる「骨盤を立たせる」コツを✓
オフィスで仕事するときや食事などで椅子に座るときに、骨盤の左右の座骨に均等に力がかかるようにし、均等なまま、坐骨の少し前のほうに座ること。そうすることで、骨盤の三角がしっかりと立つように。座りづらい場合は、お尻にクッションやタオルを挟むと骨盤が立つのだそう。
そして、お腹をへこませて、おへそを、斜めうしろ上に押し込む。ずっとお腹をへこませることは難しいけれど、気づいたときにやるだけでもOKなのだとか。思い出したときに姿勢を整える、というのを続けていると自然と意識できるように!
体幹を鍛えるエクササイズで美姿勢キープ&若返り
美姿勢をキープするためには、体幹を鍛えておくのもおすすめと松さんは話す。体幹を
鍛えると姿勢を保つのに必要な骨盤周りの筋肉を使うことやお腹をへこませておくことがラクにできるようになる。
そこで、松さん考案の体幹エクササイズを動画付きでご紹介。
<How to>
①立ちひざの状態で、胸の前で腕をクロスして、開いて、右手を前に出す(歌舞伎俳優のようなポーズに)。手を前に出したときにお腹に力を入れて薄くするのがポイント。
②再び胸の前でクロスして、開いて、左手を前に出す。①と②を10回繰り返す。
③同様の動きを立った状態で行う。右手を前に出したときに左脚をうしろに引き上げる。右手を前に出すときは、肩甲骨が動いていることを意識して。
④③と反対に左手を前に出したときに右脚をうしろに引き上げる。③と④を10回繰り返す。
⑤再び胸の前でクロスして、開いて、右手を前に出して、左脚をうしろに引き上げた状態でキープ。支えている右脚のひざをゆるめて伸ばしてを繰り返してゆっくり5回上下運動を。
⑥⑤の反対バージョン。左手を前に出して、右脚をうしろに引き上げた状態でキープ。支えている左脚のひざをゆるめて伸ばしてを繰り返してゆっくり5回上下運動を。
⑦再び胸の前でクロスして、開いて、右手を前に出して、左脚をうしろに引き上げた状態から、左脚を下ろして右脚を伸ばし、つま先は天井に向けて、右手で右脚のかかとを触る。このときお尻をうしろに引っ張る動きを10回行う。
⑧⑦と反対も同様に行う。内ももが気持ちよく伸びているのを感じて。
◆◆◆
美姿勢への近道は日常の動きのなかで「骨盤を立たせる」を意識すること。そこからワンステップ進んで余裕があるひとは「体幹」を鍛えてみて。
今回動画付きで紹介したリズム運動は最初はキツイと感じるかもしれないけれど、できるようになったら体幹が鍛えられている証拠。少しずつ続けて安定した美姿勢を手に入れて。
取材協力/インナービューティーインストラクター 松葉子