美容室に髪を切りに行く前に、どんな髪型にしようか何日も考える人が多いのではないだろうか?特に前髪や顔まわりのデザインは顔の印象に直結するから、イメチェンしたくても失敗したり古い感じになってしまったりするのが怖くて、なかなか新しいスタイルにできないもの。
でも今年はマスクをしているから、去年と同じ前髪じゃ残念な印象になってしまう可能性が高いみたい。そこで今回は、人気美容室SIX代表の久保雄司さんに、マスク時にこダサくなる前髪を回避する方法を教えていただいた。
マスクでも可愛い人気の前髪

出典: イラスト:greenK
髪のシルエットを考えるとき、大きく分けるとアウトラインとインラインの2つに区別できる。アウトラインは髪全体の外側のラインのことで、インラインは前髪や顔まわりの部分、つまり髪の内側のラインのこと。
今年はマスクをしているから、このインラインをどうつくるかで、可愛くもなれるしこダサくもなっちゃうのだとか。
まず前髪を切る方が多いですね。ダウンで下ろすと顔が隠れてしまうので、見せ方としてインラインを広くしないといけないんです。いつもより少し前髪を切ってあげるだけで、お顔が見える範囲が広がりますね。
コメント: 久保雄司さん
マスクで目元とおでこゾーンしか顔が見えないから、例えばうざバングにすると、顔が見えるスペースがなくなっちゃうみたい。マスクをしていても顔が重くならないように、前髪を短くしたり、顔が見える面積が広く見えるようなデザインにカットするとよいのだそう。

出典: イラスト:greenK
あと、今年は顔まわりの髪の毛をつくる方が増えています。顔まわりにレイヤーを入れる感じです。髪全体的にハイレイヤーを入れるといより、顔まわりにポイントをつけたいという方が多いですね。
コメント: 久保雄司さん
「もうマスクで顔がよくわからないし、髪もどうでもいいや…」なんて思ってしまいがちだけど、おしゃれなひとたちはいま、前髪や顔まわりの印象にこそこだわって、可愛く見えるようにオーダーしているみたい。
中央を浅く狭くして内側から外へ流れるようなラインにカットしてあげるのもいいですよ。
前髪の中央の長さを浅く短めにして、幅は狭めから顔まわりのレイヤーにつなげていくようなラインでカットすると、マスクの上に三角ゾーンができてスッキリ感が出てよいのだそう。
美容師おすすめの前髪セット方法
前髪を上げる人も多いですね。前髪を立ち上げておでこを見せちゃう。このとき分け目が下りてこないように、グリースとかをつける人も多いですね。
コメント: 久保雄司さん
前髪を上げておでこを出すことで、お顔がスッキリと見えてバランスがいいみたい。
生え際がペタっと寝てしまうと貧相な印象になってしまうから、グリース(スタイリング剤)を生え際のみにつけて立たせて、立体感を出すのがポイントなのだそう。
マスクをしているから…といろいろ諦めてしまうのではなく、マスクと一緒に可愛くなる方法を試してみたら、新しい生活スタイルでもワクワクする自分に出会えそう。2020年いまっぽい人気の前髪で、もっと可愛いわたしを楽しんでみて。
今年はマスクがあるから、インラインが狭くなるので、そこを踏まえて前髪のデザインをつくらないといけないんです。
コメント: 久保雄司さん