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万能ベージュ合わせは、おばさん配色…? “流行取り入れミス”をプロが素敵にお焚き上げ

大好評、“トレンドポリス”スタイリストのもも姐こと川村桃子さんの、毎季恒例・流行取り入れミスのお焚き上げ企画。旬な服のはずなのに、なんかこダサい…その原因を、ズバッと解明!

淡い色 ベージュ合わせて おばさん化

出典: green K

心も華やぐ、ペールトーン。だけど、配色を間違えてしまうと…。

実はペールトーンって、すごく難しいんですよね。特に危険色は、ベージュペールトーン+ベージュって、おばさんっぽくなってしまいがちなんです。

コメント: 川村桃子さん

昨年から茶系ブームが続いていて、誰もが持っているだろうベージュ。安易に合わせてしまうと、“大人のオンナ”が”おばさん”にジョブチェンジ!? どうしよう!急いでベージュ以外でなんとかしないと…!

そういうときは、グレーが万能ピンク×ベージュはおばさんになるけど、ピンク×グレーはおしゃれな大人印象にラベンダーやサックスにも、グレーがおすすめです。

コメント: 川村桃子さん

さらにエッジを効かせたいときは、カーキや黒などで、コントラストをつけてもよし。より垢抜けるみたい!

リネンジャケ ゆるゆるコーデで 画伯感

出典: green K

世界中でナチュラル推しが続くファッション界隈。もも姐も、「2020春夏の展示会、リネンアイテムがすごく多かった」と、肌で感じている模様。

わたしもリネンアイテムが好きだから、リネンジャケットを買いました。でも、手もとに届いて『あちゃー』って思ったんです、難しいアイテム買っちゃったなあって。

コメント: 川村桃子さん

なんですって!? 1着でこなれた雰囲気を作れる、便利アイテムだと思っていたのに…。

NGは、リネンジャケットのテンションに合わせて、インするアイテムをゆるゆるにしてしまうこと。ネン×ゆるゆるって、“アトリエにこもってる画伯”っぽくないですか?

コメント: 川村桃子さん

OL画伯はちときつい…!

画伯にならないためには、リネンジャケットの中を、白T×タイトスカートorショートパンツに。要は、どこかにボディラインを出すインとアウトで、スタイルにメリハリをつけるんです。

コメント: 川村桃子さん

ほかにも、ワントーンコーデをインしたり、カーキアイテムを差したり。やっぱりメリハリをつけることが、画伯から遠ざかるポイント。

ジャンスカで 最旬のはずが メイドさん

出典: green K

若い子たちがこぞって着ているジャンスカ。年齢関係なく、ときめいたらほしくなるのが乙女心。だけど、大人女性が手を出しちゃいけないジャンスカがある。

上半身の布多めな、フレアスカートのジャンスカを着ているひとを見ると、『あれ? メイドさん?』って思いませんか? コスプレ感が強いですよね。

コメント: 川村桃子さん

…たしかに。レースをあしらった白いエプロンつけて、シャンデリアがある家で季節のフルーツ運んでそう。そうならないためには、どうすれば!?

布少なめなジャンスカを選びましょう細いストラップに、ハイウエストのタイトシルエットスカートな、そんなジャンスカなら、大人女性も簡単に着こなせるはず。

コメント: 川村桃子さん

大人が選ぶのは、シンプルなジャンスカで。差をつけたいなら、マリン帽子をかぶったり、小物で遊ぶべし。

ちなみに…デニムは頭数に入れちゃダメ!

ECで、店舗で。トップスを買うとき、手持ちボトムを思い浮かべて「どれと着こなせるかな?」って一考するけれど、「まさかそこに、デニムを入れてないでしょうね?」と、もも姐が眼光鋭く見つめてる。

はっきり言って、デニムは“逃げ”です。保険みたいなものです。どんなトップスにも合うんだから、頭数に入れなくていいんです。

コメント: 川村桃子さん

デニムはないものと思え。これ、大人女性の鉄則!

せっかくのトレンドアイテム、生かすも台無しにするも、あなた次第。今季こそ、トレンドミス、なくしましょ。

取材協力 スタイリスト/川村桃子 illustration/green K

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もも姐のトレンド判定

配信日:月曜日(隔週)

大人流・トレンドの嗜み方、垢抜けテクをスタイリストが指南。

text : 有山千春

supervised by

スタイリスト
川村 桃子

2005年に独立後、『CanCam』を中心に「えびちゃんOL」「優OL」などメイン企画を担当の人気スタイリスト。現在も人気ファッション誌を中心に活動。
by.Sチャンネル「もも姐のトレンド判定」で月曜日(隔週)配信中!

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