「おしゃれしてお出かけ」が、しづらい今こそ、ファッションがくれる高揚感に触れたい!
モード誌を中心に活躍するファッションエディター・スタイリストの岸本佳子さんが「見ているだけで、幸せな気持ちになれる服」を教えてくれた。それは日本発の気鋭ブランドで、モード界にその名を轟かせているという。
「TOMO KOIZUMI」のラッフルドレス
幾重にも重なるラッフルで作られたカラフルなドレスの数々。2019年2月、マーク ジェイコブスの旗艦店で初のショーを開催し、モード界に衝撃を与えたブランド「TOMO KOIZUMI」。国外でほぼ無名だったTOMO KOIZUMIは、このショーをきっかけに一夜にして有名デザイナーとして羽ばたいた。まさにシンデレラストーリーである。
ピンクやイエロー、ラベンダーやスカイブルー、ホワイト、ライムグリーン。数え切れないほどの鮮やかな色のオーガンジーを、ラッフルにしてパーツを繋ぎ合わせ、あっと驚くような可憐なフォルムを完成させる。
生地をたっぷりと使ったボリューム感が特徴のドレスは、歩くたびにふわふわと弾み、見ているだけで夢の世界に連れていってくれる。女優や歌手からの支持も厚く、カスタムメイドのコスチュームも多く手掛けているそう。
さまざまな色の何層にも重ねたラッフルが作るグラデーションは、息をのむ美しさ。まるでドレス自体がいまにも踊りだすようなボリューミーなフォルムに、釘付け。
春の楽しさや華やかさが、いつもより半減してしまった今の日本。そんな中で、うっとりするようなときめきや、ファッションによる高揚感を思い出させてくれるTOMO KOIZUMIのドレス。あなたも気づけばちょっぴり元気づけられているかも。
取材協力 stylist/岸本佳子
色が幸せ。女性の永遠の夢、プリンセスになれるラッフルドレスです
コメント: 岸本佳子さん