お店も一気に心躍る春色にチェンジ。欲しい春服がありすぎて物欲が爆発中。でもちょっと待って! 流行アイテムや気に入ったものを手当り次第に買うのではなく、スタイルの軸に沿うアイテムを迎え入れましょ。
スタイル、持っていますか?
ファッショニスタの大日方久美子さんは、シンプルを極めた品格あるスタイリングに定評あり。最近はしっくりくるアイテムやコーデも定まってきたとか。人からどう見られるかを含めて自分を「設計する」ということ、その表現のツールとしてファッションを選ぶことは大事、と話す大日方さん。
私たちもなんとなく「自分らしさ」は理解しているけれど、好きなものが流動的にありすぎる今。大日方さんに、スタイル設計のHOW TOを聞いてみた。
1. こうなりたい人物像を定める
2. シーズンキーワードを掲げる
スタイルに沿うファッションテーマをキーワードとして掲げるのもひとつの方法。ちなみに、私の2020年春夏のテーマは「マリン」です。
コメント: 大日方久美子さん
3. 好き/違和感の差に、敏感になる
ファッション以外でも日々のなかで「好きなもの」と「違和感を感じるもの」の住み分けをはっきりしておくと迷いはなくなると思います。感覚を研ぎすまし、敏感にキャッチすることで一本筋の通ったスタイルが確立するもの。世の中、情報が溢れ、気持ちが散々になる中で、一本道をつくることを念頭に置くようにしたいです。
コメント: 大日方久美子さん
そんな大日方さんは最近思いきって、初のマイカーを購入したそう。
男女問わず誰もが憧れるポルシェ911と、話題の自動運転機能が搭載されたテスラが候補に。巷で大人気の車種を前に、「どうもしっくりこなかった」という大日方さん。自分が乗るイメージが沸かず、違和感があったとか。
そんななか一目惚れしたのがスズキの「ジムニー」。初代は1970年からという歴史があり、ロードレースのベース車としても名高い。オフロードでも難なく走れる強度と耐久性を持ちながら、コンパクトな車体でとにかくキュート! いま大日方さんの描くスタイルに、自然にフィットしたそう。
流行りや人気に流されず、自分に合う逸品をチョイスできた!と実感できたそう。
ファッションでも「スタイルに沿う、ベーシック服」を揃えるようにしている大日方さん。
大日方さんが今季注目しているマリンスタイルは、バッグや靴などの小物で今年らしさを表現しようと計画中。GUCCIのネイビーやレッドのマリンテイストのバッグをキーアイテムとして狙っているんだって。
多様性が重視される時代だからこそ、Myスタイルを設計して、上手にモノを選び、迷わないライフスタイルを送りましょ。
取材協力 Personal Stylist/大日方久美子
たとえば、コケティッシュな女性になりたい、など。感銘を受けた映画のキャラクターを目標に置くのも、素敵ですね。
コメント: 大日方久美子さん