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【#9】女を「値踏み」するのが、大人の男。銀座高級クラブのNo.1に学ぶ“本命の座”を掴む戦略

出典: by.S編集部

我が道をゆく、女の生き姿をご覧あそばせ。この連載では、パワフルで型破りなお姐さまたちの金言をご拝聴。キャリア・結婚・出産…まわりと比べては、ときどきダークサイドに陥るアラサー世代。そんな自分が小さく思えてきちゃうかも?

今回お話を伺ったのは、1970年創業、銀座の老舗高級クラブ「ピロポ」不動のカリスマNo.1、南々子さん。百戦錬磨の銀座の女だからこそ語れる、「好きな人に、好かれる方法」とは?

「外見磨き」の努力を惜しむなら、彼の視界に入るな

出典: 編集部撮影

当たり前のように美しい、銀座の女。だけどその美しさは、苦なく備わっているものではない

最低限、身なりは小綺麗にしています。高い料金をいただくので、それに見合った服装やヘアスタイルは、気をつけるようにしています。

コメント: 南々子さん

それは、“対お客様”に限ったことではない。

外見磨きには、最大限の努力はするべきです。好かれる第一関門は、見た目。肌のお手入れから始めたり、なんなら整形したっていいと思います。

コメント: 南々子さん

その背景には、「どんな男性も、女性をまずは外見で値踏みするもの」と、厳しくもシンプルな現実がある。

出典: 編集部撮影

大人の恋愛は、知性や教養のような人間力、会話力で“女の価値”を推し量られるものだけれど、第一関門を突破しなければ始まるものも始まらないのが、現実。好きな人に近づくときは、まずは小綺麗に努めてから、彼の視界に入りたい。

万人受けより、“相性が合う人”受けを狙え

出典: 編集部撮影

しかし、外見もキャラクターも、自分の個性を押し殺した“万人モテ”に迎合するなんて、ナンセンス

わたしは、万人受けはしなくていいと思っています。どうしたって刺さる相手と刺さらない相手がいるじゃないですか。

「彼の外見がとてもタイプだけど、なんだか会話は合わない…」
なんてことは、よくあります。

わたしは、「話していると、すごく楽しくて盛り上がる」と思うような、会話が合う男性に目を向けるようにします。じゃないと、人間関係が続きませんからね。

コメント: 南々子さん

さらに南々子さんが勧めるのは、「自分のことを好きになってくれた男性」。どうもタイプじゃないんだよなあ…なんて、おざなりにするなかれ。

自分のことを好きになってくれた人こそ、大切にしてゆきたいですよね。そこでお互いへの興味が育ち、信頼を含んだ恋愛関係に発展するなら理想的です。

コメント: 南々子さん

好意の伝え方、“爪痕”の残し方

出典: 編集部撮影

恋するアラサー女性のお悩みNo.1と言っても過言ではないのが、お相手への好意の伝え方。好きな人の前では、なぜか自意識が過剰に作動し、一喜一憂して「こんなはずじゃなかった…」と落ち込むのは、よくあるパターン。銀座No.1流・手練手管が炸裂するのかと思いきや。

好きになった人には、無償の愛を捧げます。一定の譲れないラインはあるにしても、会うタイミングとか都合とか、相手に合わせまくりますよ。損得勘定もしないし、見返りも求めない。惚れた時点で負けですから。

コメント: 南々子さん

そして、“わたしはあなたに、心を開いていますよ”ということを、言動で伝えます。自分が相手を信頼していないと、相手から信頼されませんからね。

職業柄、ただでさえ警戒されてしまうんです。「営業でしょ?」と。そうではない事を証明したいから、“忠実さは、お伝えしたい。

コメント: 南々子さん

また、ドキッとするような“爪痕”の残し方も特別に教えてくれた。

話が盛り上がったりして、今いい感じだな、というタイミングで。こう言うんですよ。
「わたしとキスしたいと思ってる?」

うんキスしたいって言われたら、「やっぱり?わたしもしたいと思ってる♡」なんて返すし、困った反応をされたら、「困っちゃった?」「もっと困らせたい」…とかふざけながら言う(笑)。

まあ、大抵相手はドキドキしちゃって、何もしてこないんですけどね。キスはできなくても、記憶には残るはず

コメント: 南々子さん

「縁がない」と察したら、潔く去ることも肝心

出典: 編集部撮影

ただ、好意を向け続けても、悲しいかな「あ、これ、無理かもしれない」と思う瞬間がある。それでもガンガン行く? それとも…。

LINEの返信が来なくなったり、脈がないのを察知したら、3日くらい空けて追いLINE。また1週間くらい空けて、種まきLINE。それでもつれないようなら、もう男バンク(※連絡は取り合う男性ネットワークの意)行きで様子見。

コメント: 南々子さん

縁がなければ、それは察しないといけません諦めることも大事です。ならば、自分のことを気に入ってくれる人を探して、その人を大切にしたほうが、恋に焦がれて疲弊する日々よりも、楽しい日々が送れるかもしれません。

コメント: 南々子さん

南々子さんは、実感を込めて言う。「両思いって、やっぱり奇跡だから」と。

本当に難しいですよね。わたしだって、プライベートの恋愛はうまくいかないことばかりですもん。大人になると余計に、好きになってもらうのも大変だし、自分が恋に落ちることもそんなに頻繁にないですしね。

コメント: 南々子さん

銀座のNo.1も手を焼く、恋愛成就への道のり。だけど、この戦略は無駄にはならない。彼は手に入らなくとも、高めたスキルは、あなたの人間力をあげてくれるはずだから。

取材協力 銀座クラブ ピロポ 南々子

銀座クラブ ピロポ
住所:東京都中央区銀座6-6-11 第四ポールスタービル3F
電話:03-3571-9730
営業時間:19:30〜0:00
定休日:土曜日、日曜日、祝祭日

photo/玉越信裕

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配信日:月曜日(毎週)

我が道をゆく、女の生き様。型破りなお姐さまたちの金言集

text : 有山千春

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by.S編集部

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