
出典: by.S編集部
我が道をゆく、女の生き姿をご覧あそばせ。この連載では、パワフルで型破りなお姐さまたちの金言をご拝聴。キャリア・結婚・出産…まわりと比べては、ときどきダークサイドに陥るアラサー世代。そんな自分が小さく思えてきちゃうかも?
今回お話を伺ったのは、歌手で女優の仁支川峰子さん。近年はバラエティ番組にも出演、歯に絹着せぬ発言が女性から支持されているほか、同業者から人生相談を受けることもしばしば。
人生の酸いも甘いも噛み分けた仁支川さんの一刀両断、斬られて痛けりゃ、熟読必至!?
うまくいくときはテンポよくいくもの

出典: 編集部撮影
アラサーにとって、人生で大きな岐路のひとつと言える、結婚。
「彼が、結婚に向けてポジティブな反応を見せてくれない」
「プロポーズされたけど、このまま彼と結婚していいの…?」
尽きない悩みに翻弄される経験、誰にだってあるはず。
仁支川さんにもそんな時期があったのかと問えば、一度もない。いつだって迷いなく直感で生きてきた仁支川さんにとって、結婚も同じこと。ならば、さぞ特別な男性と結ばれたのかと問えば…。
途端に、彼の家族は「おめでとう!」一色に。仁支川さんは、彼と出会って16日後には、入籍していた。
考える暇もなかったわよ。お父さんが「おめでとう」と言っているんだから、もう「おめでとう」の方向にしか動かないでしょう。その流れに乗っただけだよね。うまくいくときは、テンポよくいくんだから。
コメント: 仁支川峰子さん
波が来たら、乗る。抗うよりも、流されたほうが良いときは、ある。
その結婚、迷うならやめておけ。「しなくていい苦労が、そこにあるから」

出典: 編集部撮影
迷い、抗う暇もなかった、仁支川さんの結婚。だから、結婚に悩むアラサーへ言いたいことは、ただひとつ。
悩むくらいの結婚なら、しないほうがいい。なにかひっかかることがあるから悩むんでしょう? 価値観のズレ、ご両親への違和感…。それらを乗り越えて「結婚しよう」という流れにならないのは、やめたほうがいいということ。
スタート地点で悩んでいるなら、それは選んじゃいけない結婚なの。そんな結婚、しても苦労するだけです。
コメント: 仁支川峰子さん
この“苦労”、仁支川さんが薦める、「買ってでもしたほうがいい“苦労”」とは、また違う。
あなたが苦労していても、彼は助けてくれないよ。
コメント: 仁支川峰子さん
“結婚のその先”は誰にもわからない

出典: 編集部撮影
とんとん拍子で進んだ結婚でも、未来まで保証されるわけではない。迷わない女・仁支川さんにも、2009年、結婚の終わりは訪れた。
原因は彼の浮気。彼に違和感を覚えてしばらく経ってから、彼のカバンの中から、あぶらとり紙やヘアゴムがセットになっているような、ラブホテルのアメニティが落ちてきたんです。
コメント: 仁支川峰子さん
仁支川さんは、「本人の意志で入れたのではなく、相手の女性が入れたんだな」と、いわゆる“匂わせ”を悟った。
いままで一生懸命尽くしてきたけれど、もう限界。こんなにしんどい亭主と一緒にいて幸せになれるなら、なってみやがれ。くれてやるよ! とね。
コメント: 仁支川峰子さん
胸中で啖呵を切り、数日後には一緒に暮らしたマンションを出て弁護士を立てた。ワイドショーには、仁支川さんが離婚に向かっていることを堂々と語る姿が流れた。
浮気をする男は「許さないで。手放すべき」

出典: 編集部撮影
浮気をする男は、同じことを繰り返します。だからわたしは、許さない。最初から「毎月、満足なお金を入れてくれるなら、浮気OK」というスタンスで結婚をしたのならばいいけれど、そうじゃないなら、ただただ自分が苦しむだけだから。ならば、許さないで、彼を手放すべきです。
コメント: 仁支川峰子さん
自身の経験から、仁支川さんは同じように苦しむ女性に訴える。「自分を自由にしてあげて」と。
迷い多きアラサーだけど、どんなときも、“いま、自分は幸せか否か”を問いかければ、答えはすぐに出てくるはず。
どの瞬間も、自分に嘘はついちゃダメだよ。
コメント: 仁支川峰子さん
取材協力 仁支川峰子
photo/玉越信裕
わたしは2001年に結婚しましたが、いままで付き合ってきた他の男性と、なんら違っちゃいませんでしたけどね。ただ、とんとん拍子に進んでいっちゃったの。彼のご家族に「結婚を前提に交際したい」と報告しに行ったら、お父さんが「結婚の報告」と勘違いしてしまったんです。
コメント: 仁支川峰子さん