大旋風「メンズアウター」おしゃれ/こダサい境界線は「下の服」。プロのコーデを✔︎

DIESELプレスの田中久子さんは、どんなアイテムも絶妙に女らしく、カジュアルに着こなす名人。メンズアウターの着方ももちろんお手のもの。そこで今回は田中さんが着こなす上で厳守する、おしゃれ/こダサいの命運を分けるジャッジポイントを徹底分析。

トレンド「CPOジャケット」はボトムの選び方に注意

アメリカ海軍下士官のチーフが着用していたシャツをルーツに、機能性とファッション性を伴うアウターシャツ「CPOジャケット」が今季ブーム。田中さんはデニム地×ボア付きにお熱♡

出典: 田中久子さん撮影

デニムジャケット/DIESEL、トップス/ZARA、インナーに着たキャミソール/OSCALITO、パンツ/DIESEL BLACK GOLD、シューズ/G.H.BASS

メンズっぽいアウターはジャストサイズでなくLやXLなどの大きめサイズで着るのが好き。ただ30代として、スキニー合わせではカジュアルすぎる気がするので、細身のスラックスに合わせて、さらにローファーを履いてきちんと感のあるコーデに。インナーは透け感のあるトップスを合わせ、程よい肌見せにより女らしく。

コメント: 田中久子さん

他に合わせるボトムとしておすすめはニットのタイトスカートなど。一方、Aラインシルエットのスカートは膨張して見えてスタイルダウンにつながるので、避けたほうが無難。

「シャツジャケット」は女らしさが鍵

DIESELでも今季リースラッシュだったという、ワンピースにもなるシャツジャケット。

シャツジャケット/DIESEL、インナーに着たTシャツ/AURALEE、パンツ/CHARLES CHATON、シューズ/NIKE、バッグ/DIESEL

こなれ見せさせるポイントはアイテム同士の素材の組み合わせ。ジャケットが秋冬の重厚な素材なら、軽め素材のボトムを選ぶこと。てろっとした落ち感がかわいい、ポリエステル素材のフレアパンツは相性抜群。

またロング丈ならウエストマークをして、女らしく着るのがいいと思います。裾にかけて広がるフレアパンツとのシルエットを楽しんで。

コメント: 田中久子さん

ボトムに、ジャケットと同等の重め素材を合わせると、野暮ったい印象になりがち。またカジュアル過ぎず、程よくきれいに着るにはウエストマークがおすすめ。

何も考えずに着るとラフに寄りすぎるメンズジャケットは、合わせるアイテムやディテールの見せ方を工夫して、少しきれいめに落とし込むのがプロのお気に入り。あなたなりのメンズライクコーデ、ぜひ楽しんで。

取材協力/DIESELプレス 田中久子

text : 門上奈央

supervised by

DIESELプレス
田中 久子

DIESEL,DIESEL BLACK GOLDのショップスタイリストを経てプレスに抜擢。販売経験を活かした着まわし方やエッジの効いた女性らしいスタイルを紹介。

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