• 心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

結局お蔵入り…「服のムダ買い」を卒業。プロの“お買い物脳”と、16コーデもできる組み立てかた

一目惚れしてついついいろんなアイテムを買いたくなる、季節の始め。でもシーズンが終わる頃には「意外と着なかった」「着てもしっくりこなかった」なんてアイテムもちらほら。

買い物中に手持ち服とのコーデを頭の中で組もうとしても、結構難しいもの。そんなときプロは、あるメソッドにしたがってコーデのバリエーションを計算していた。

そうすれば、結局あまり着なくなってお蔵入り…なんて“ムダ買い”がなくなるかも!

また最小限のアイテムで組むとなるとコーデが単調になりそう…、と不安になるひとも少なくないはず。でもアイディア次第でいくらでもパターンが組める。今回はスタイリスト・大田由香梨さんが買い物中、手持ち服とのコーデを妄想している脳内を徹底分析!

出典: 大田由香梨さん撮影

最初に思い浮かべるのは、靴

コーデを考える上で一番最初に決めると効率的なのが、実は靴。

出典: MOUSSY

トレンドは足もとから。自分のライフスタイルに合わせた靴を選びましょう。

コメント: 大田由香梨さん

モノトーンスタイルが好きな大田さんの場合は黒の靴を一足と、トレンドを楽しめる靴として今季ならブラウンの靴を一足思い描く。

バリエーションを想定できるように、一足はヒールでもう一足はフラットなど、ヒールのデザインの異なるものを想像するのがポイント。

2番目に思い浮かべるのは、靴に似合うボトム

トレンドは靴で楽しむため、ボトムはシルエットや素材においてベーシック>ハイデザインが鉄則。

出典: MOUSSY

大田さんは自身の定番アイテムの一つである、自分の体型に合ったシルエットのデニムを想定。黒スキニーやチノなど、皆それぞれに異なるマイスタンダードボトムを思い描くと、購入後に「意外と着まわしできない」とショックを受けることも少なくなるはず。

3番目に、自分らしさを表現できるトップスを選ぶ

3番目に、前ステップで選んだボトムに合うトップスをチョイス。

出典: MOUSSY

ゆるっとした楽ちんなスタイルが好みなら、Closet Aのようなボリューミーで上質なニット。ファッションラバーは、どんなアウターにも合うベーシックな黒ニット。またはカジュアル派はロンTで、今季トレンドのフォトTを取り入れるのもあり。自分らしい一枚のチョイスを楽しんで!

4番目は、アウターなどコーデの味つけをするアイテム

靴・ボトム・トップスが決まったら、次はコーデの雰囲気を決めるアウター選び。ここまでのステップではトレンドアイテムは靴のみなので、今っぽさを楽しみたいひとは、このステップでトレンドをおさえたアイテムを投入してもいい。

出典: MOUSSY

この段階で選ぶアイテムはコーデのメリハリをつけるスパイスに。冒険するのもありですが、ここぞという日にも着ていきたいので、じっくり吟味してお気に入りの一着を♡

コメント: 大田由香梨さん

最後にバッグやジュエリーを選べば完成

最終段階に選ぶのはバッグやジュエリーなどの小物。

出典: MOUSSY

実は“小物一つでスタイリングは完成する”と言っても過言ではないくらい、バッグやジュエリーは自分らしさの象徴となります。

コメント: 大田由香梨さん

トップスと違ってジュエリーやバッグは毎日使えるものだから、とっておきのものを選びたい。靴やアウターを選ぶのと同様に、トレンドを取り入れたものを選ぶのも一案。

出典: MOUSSY

5つのステップを経て、16コーデが完成!

出典: MOUSSY

出典: MOUSSY

今シーズンのショッピングをする前に、クローゼットを整理するうえでも、このコーデの決め順と同様、アイテムごとに順番を立てて脳内を整理しておけば、今欲しい“買い足しアイテム”が明確になるはず。

ゲーム感覚で実践できるスタイリングの秘策、さっそく試してみない?

取材協力 Stylist/大田由香梨、MOUSSY

Channelバックナンバー

心地よく暮らす、ということ。STORYのある女

配信日:火曜日(不定期)

積み重ねて生きていきたい女性のための、衣・食・住 ストーリーの描きかた

text : 門上奈央

supervised by

クリエイティブディレクター / ライフスタイリスト
大田 由香梨

スタイリストとして活動をスタートさせた後、ヴィーガンカフェ経営など、衣食住<ライフスタイル>をスタイリングする”ライフスタイリスト”として活動。
by.Sチャンネル「心地よく暮らす、ということ。STORYのある女」で火曜日(不定期)配信中!

Recommend