首もとを彩る“ボウタイブラウス”が大流行中の2019AW。各ブランドに並んでいるけど…ちょっと待って! いま、どんなボトムと着こなそうと思った? それってもしかして、こダサいの境界線を越えちゃっているかも。実は危険アイテムのボウタイの正解コーデを、スタイリストのもも姐こと川村桃子さんが指南。
ボウタイ×甘めスタイリングは、危険なNGコーデ
首もとで主張する布を結いコーデを華やかにする、ボウタイつきブラウスが豊富な今季。もも姐も、「ボウタイアイテムの多さが際立ちますね」と、トレンドを実感中。
しかし、トレンドだからといってなにも考えずにコーディネートしてしまうと、こダサくなってしまう危険性をはらんでいるとか。
たとえば、フェミニンなデザインのスカートと合わせてしまうと…。
華やぎたくてふんわりスカートを着ると、お嬢様育ちのピアノの先生を彷彿とさせる、一昔前な甘いコンサバスタイルに。そして、色気を出そうと思ってタイトスカートを着ると、サリヴァン先生に…。ボウタイ×フェミニンアイテムが、旬印象を遠ざける原因だったなんて。
ボウタイ×マニッシュは、クールに着こなせるOKコーデ
ボウタイアイテムを取り入れるなら、「全体的に、キリッとしたスタイリングを目指すべし」と、もも姐は話す。

出典: green K
センタープレスの黒パンツでマニッシュに徹したり。カーキのカーゴパンツを履いてきれいめカジュアルコーデを完成させたり。腕を通さずにジャケットを羽織って、こなれたハンサムウーマンを演出したり。
コメント: 川村桃子さん
ロールモデルにするなら、エディ・スリマンがクリエイティブディレクターを務めていた頃の、サンローランの2013年初夏コレクション。
マニッシュなハンサムスタイルで、ボウタイアイテムをおしゃれ映えさせたい。
ボウタイアイテムを選ぶときのポイントって?
NGカラーは、漂白したような真っ白。安っぽく見えてしまう危険性大。
OKカラーは、オフホワイトや生成りなど、真っ白じゃない白ですね。白系に手を出すのが苦手なら、色柄ものがおすすめ。なかでもわたしの推しは、ヒョウ柄ですね。“ザ・ボウタイ”という雰囲気が軽減し、ボウタイ初心者も気軽に着こなせるはず。
コメント: 川村桃子さん
そんなもも姐いちおしアイテムは、こちら。
大人なレオパード柄。多くの色を使っていないためボトムを選ばず着まわしも効きそう。
また、タイの大きさは、「ボリュームがないと難しい」という。
ボリュームがあり、なおかつシャープなデザインのタイなら、こダサくなりにくいですよ。
コメント: 川村桃子さん
トレンドのボウタイ。OKとNGの取り扱いさえ覚えておけば、最旬着こなしがいますぐできそうね。
取材協力 スタイリスト/川村桃子 illustration/green K
あれ? ピアノの先生? それとも、ヘレンケラーの恩師サリヴァン先生? もうそれにしか見えなくなってしまうはずです。
コメント: 川村桃子さん