22時~深夜2時といえば、肌のゴールデンタイム。しかし、それは、もはや昔の話。今は、違うんです! 話題の新定説を美容家・山本未奈子さんがガイダンス。
働く現代女性のライフスタイルに即した睡眠の質を上げる方法もレクチャー。
肌にとって睡眠は、最高の「美容液」
寝不足が続くと肌が荒れてしまうように、そもそも睡眠と肌は、切っても切れない深い繋がりがあるんです。
〈美肌に欠かせない3つの柱〉
食事:栄養を摂取する
運動:肌代謝を促進する
睡眠:栄養を全身に運搬する
美肌キープには欠かせない睡眠。だからこそ、肌にいい睡眠習慣を身につけたいもの。
「肌のゴールデンタイム」22時〜深夜2時はもう古い?
少し前までは、22時~深夜2時は肌のゴールデンタイム、シンデレラタイムなどと呼ばれ、どんなに忙しくても、この4時間だけは寝るという美容感度の高い女性もいたほど。
昔は、22時には就寝するという人も多かったと思います。しかし、今は、働き方、ライフスタイルの変化で、就寝時間はさまざま。一概に、22時にベッドに入るとは言えなくなっているのです。
実は、肌にとってのゴールデンタイムは、入眠後90分間です。この90分で、成長ホルモンや女性ホルモンなど、肌に必要なホルモンが分泌されます。
だから、22時~深夜2時に必ずしも寝ていなくてもいいんです。こだわるべきなのは、眠り始めの90分の質を上げることです。
コメント: 山本さん
肌によって重要なのは寝る時間ではなく、眠り始めの90分。この90分の睡眠の質が美肌のポイントに!
睡眠の質を上げるには、自律神経のスイッチをしっかりOFFに切り替えることが必要です。
ONだと、交感神経が優位の活発モードのままに。そうすると、眠りが浅くなってしまいます。
OFFになれば、副交感神経が優位になり、脳や体の緊張が解け、リラックスモードに。質のよい睡眠を得ることができます。
コメント: 山本さん
スイッチOFFで睡眠の質もアップ
入眠90分の質をアップするには、スイッチをOFFにすること。上手なOFF方法をチェック。
入浴は、就寝2時間前までにすることです。2時間前に湯船にしっかり浸かって体を温めれば、就寝する頃には深部体温が下がって、自然と深い眠りを得られやすくなります。
食事も、就寝2時間前までに終えましょう。食べたものが消化されずに胃に残っていると、体に負担がかかり、安眠できません。
就寝30分前は、脳に刺激を与えることはNGです。ハラハラドキドキするようなドラマを観たり、ゲームをしたりしないことです。イライラするようなSNSのやりとりをするのもよくないですね。この時間は、ゆっくりリラックスして過ごすようにしましょう。
コメント: 山本さん
〈ぐっすり眠るための条件〉
・入浴を就寝2時間前までに済ませる
・食事は就寝2時間前までに終える
・就寝30分前から脳に刺激を与えない
もし、就寝の直前に入浴するなら、シャワーだけがおすすめ。また、筋トレも避けた方がいいそう。気をつけて。
睡眠環境を整えることも大切
生活習慣だけでなく、心地よい寝室や寝具もよい眠りには欠かせないもの。
寝室も、ベッドシーツも、パジャマも、自分が心地よいと感じられるものにしましょう。
人によって違いはありますが、人が快適と感じるのは、室温25℃前後と言われています。冷房、暖房を使い、自分が寝やすい室温を保つようにしましょう。
また、湿度は50%が理想です。夏は除湿、冬は加湿したほうがいいですね。
人は明るすぎても暗すぎてもよく眠れないといわれており、ライトはほんのり明るい間接照明が最適です。
寝返りがしやすいように、軽くて暖かい布団と柔らかなパジャマを選ぶと◎。寝返りができないと、血行不良となり、体が凝ってしまう原因になります。
ルームフレグランスなどで、緊張をほぐすような香りを楽しむのもおすすめです。
コメント: 山本さん
〈心地よい睡眠環境の条件〉
・室温25℃前後、湿度50%を保つ
・フットライトなどでほんのり明るくする
・柔らかく肌触りのいいパジャマを着る
・軽くて暖かい布団を使う
・リラックスできる香りに包まれる
遮光のカーテンは、朝日を浴びることができないからダメだと思っている人もいますが、まったく問題ないです。
朝、目覚めたときに、カーテンを開けて朝日を浴びれば、体内時計がリセットされます。そうすれば、15時間後にメラトニンが分泌され、副交感神経が優位になって自然に眠くなります。
コメント: 山本さん
睡眠のために…。おすすめアイテム3選
山本未奈子さんが心地よい睡眠を得るために愛用している、サポートアイテムをご紹介!

出典: ライター撮影
グーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香り 850g 2,400円(税抜)/クナイプ
古くからヨーロッパで「眠りのハーブ」と言われてきた、ホップとバレリアンの天然植物成分を独自の伝統製法で精製した天然岩塩に配合。さらに、天然植物オイルが肌をしっとり整える。
心地よいハーブの香りに包まれながら、深いブルーの湯船に浸かると、温浴効果も加わってリラックス効果も◎。心と体の緊張がほぐれ、眠りに最適な状態に整います。
コメント: 山本さん
クナイプお客様相談室
☎︎0120-428-030 https://www.kneipp.jp/

出典: ライター撮影
シンプリス ウィメンズバランス 30+ 30袋(30日分) 12,600円(税抜)/シンプリス
女性特有のゆらぎなどに働きかけるサプリメント。ザクロ花エキスや大麦乳酸発酵液ギャバ、金時ショウガなど、こだわりの植物由来成分を豊富に配合。必要な栄養素が手軽に摂れる。
女性ホルモンと自立神経を整え、冷えを解消するアプローチで、ONとOFFの切り替えをサポートし、良質な睡眠に導いてくれます。就寝前に2粒飲むだけだから手軽です。
コメント: 山本さん
シンプリス
☎︎0120-370-063 www.simplisse.jp

出典: ライター撮影
チャクラ バランシング ミスト 4 100ml ¥4,500(税抜)/アヴェダ
アーユルヴェーダに基づいて精油をブレンドした、100%植物由来のミスト。瞑想の香りとしておなじみのサンダルウッドを始め、パルマローザやマンダリンが、心に深い安らぎを与える。
7種類あり、その日の気分で選ぶというアロマミストです。とくにチャクラ4のミストは、寝る前にぴったり。体だけなく、部屋やベッドにスプレーするのもおすすめです。
コメント: 山本さん
アヴェダ お客様相談室
☎︎0570-003-770 www.aveda.jp
生活習慣や睡眠環境を整えれば、深い眠りが得られ、有意義なものに。肌のためにも、心のためにも、ぜひできることから取り入れて。
取材協力/美容家 山本未奈子さん
睡眠は美肌を育むうえでは、とても大切。まさに、睡眠は最高の美容液です。
美肌の3本柱は、食事、運動、睡眠です。食べることで栄養を補い、体を動かすことで肌代謝を促し、眠ることで栄養が血液によって毛細血管まで行き渡り、肌の生まれ変わりを促進します。
だから、寝ることで、美肌が作られるのです。
コメント: 山本さん