彼のために手料理をふるまうとき、手の込んだ料理もいいけれど、男性人気が高い定番料理「カレー」はマストで押さえておきたいもの。定番だからこそ、平凡になりがちで意外と難しかったりするけれど、ひと味違う「ここぞというときのカレー」にするにはどうしたらいい? ベジ活アドバイザーの生井理恵さんに、くわしく話をうかがった。
隠し味は、コンビニでも買えるアレ
生井さんが、カレーの隠し味として入れるのは「高カカオチョコレート」。ひとかけ(約2.5g)を入れるのがポイントなのだとか。
高カカオチョコレートのほか、「ベジブロス」をカレーの出汁として使うことで、よりコクと深み、旨味が増すのでおすすめとのこと。このベジブロスとは、調理で余ったいわゆる”切り屑野菜”を圧力鍋などでトロトロに煮込んだもののこと。
ヘタや芯、皮、硬い部分などの食感がイマイチな野菜を有効に活用できるので、まさに一石二鳥。(時短派さんは市販のベジブロスでもOK)
彼にふるまいたい「ここぞのカレー」レシピ
材料(2人分)
・タマネギ 1個
・にんにくすりおろし 小さじ1
・生姜すりおろし 小さじ1
・にんじん 1/2本
・じゃがいも 1個
・牛薄切り肉 約100g
・市販のカレールー 2-3かけ
・高カカオチョコレート ひとかけ(2.5g)
・オリーブオイル 小さじ1
※ベジブロス
・水 600-700ml
・酒 小さじ1
・野菜の皮など(タマネギ、ニンジン、ジャガイモの皮、ヘタ・にんにくと生姜の皮。特にタマネギの皮は自然の甘味がでてまろやかになるので入れると◎)
作りかた
①ベジブロスを作る。水と酒小さじ1を火にかけ、野菜を切るさいに出る野菜くず(タマネギ、にんじん、じゃがいもの皮・ヘタ、にんにくと生姜の皮)を入れ、20〜25分煮る。
②火を止めて、ザルで濾したらベジブロスのできあがり。
③②の出し汁をは具材を煮詰めるときに使用。タマネギは細切り、にんじん、じゃがいもは食べやすい大きさに切る。にんにく、生姜はみじん切りにする。
④小さじ1のオリーブオイルで細切りタマネギをしんなりしてくるまで炒める。
⑤にんにく、生姜、牛肉、人参、ジャガイモを入れて炒め、②のベジブロス(約400ml)を投入。
⑥野菜が柔らかくなるまで15分程度煮つめる。
⑦火を止めてカレールーと高カカオチョコレートを入れる。再び火にかけてとろみがつくまで混ぜたら完成。
素揚げ野菜を“縦切り”にして添えれば、プロっぽいカレーに
彩りや盛り付けを工夫すれば、プロが作ったようなカレーにランクアップ。たとえば、オリーブオイルで1分ほど素揚げした夏野菜を縦切りにして添えると、視覚的にも楽しめるカレーのできあがり!
おしゃれなカフェなどで食べるカレーって、野菜が添えてありますよね。そんな感じのイメージで、野菜を添えてあげると、いつものカレーも見違えます。おすすめは、「輪切り」よりも「縦切り」です。
コメント: ベジ活アドバイザー 生井理恵さん
パートナーがいるかたはもちろん、そうでないかたも押さえておきたい「ここぞというときのカレー」レシピ。
いつもとひと味違うカレーをふるまいたいときに、ぜひお試しあれ!
取材協力/ベジ活アドバイザー 生井理恵
ここぞという日のカレーには、高カカオチョコレートをひとかけ。ビターな味わいとコクが深まり、家庭の味とはひと味違うカレーに。そんな風に、定番料理でもちょっとした工夫でオリジナリティが出ます。
このカレー、うちの旦那さんや子どもたちからも大好評なんです。
コメント: ベジ活アドバイザー 生井理恵さん