おしゃれなひとが今季ハマっているのは、個性が楽しいグラフィックT。古着MIXコーデに定評のあるDIESELプレスの田中久子さんに、グラフィックTの選び方から着こなしテクまで、グラフィックTのAtoZをリサーチ。
古着を組み合わせた私服コーデがいつも素敵な田中さんは、Tシャツを40枚以上持つという自他ともに認めるマニアでもある。
これと思ったグラフィックTは、過度にてろてろの極薄生地でなければ、多少の穴やシミは気にしない。「それも味ですから」と話す田中さんは頼れる古着フリーク。ここはひとつ、グラフィックTの楽しみ方を学びたい。
【入門編】グラフィックTの選び方と着こなしのコツ
田中さんによれば、ヴィンテージショップでグラフィックTを手に入れるなら、企業ロゴ系かモノトーン系を狙えば間違いないそう。
またボトムスにダメージデニムやミリタリーなどを選んでしまうと、カジュアルダウンしすぎる可能性も。あくまできれいめのアイテムと合わせることが女らしくグラフィックTを楽しむポイント。

出典: 田中久子さん提供
Tシャツ/古着、ストライプシャツ/ラルフローレン、デニム/ディーゼル、シューズ /ナイキ、バッグ/ディーゼル
商品名などがプリントになった企業ロゴ系は、一枚キャッチーなものを持っていると使えます。ボトムスにはハイウエストのインディゴデニムと合わせてきれいめに。上からストライプのシャツを羽織ったベーシックなコーデですが、胸もとのロゴがほどよいアクセントに。
コメント: 田中久子さん

出典: 田中久子さん提供
ドレス、Tシャツ/古着、バッグ/ディーゼル
モノトーン系なら白より黒ベースがおすすめ。古着ならではの色合いやくたっとした質感がコーデに表情をもたらしてくれます。こちらはスリップドレスとレイヤードしたコーデ。ドレスとTシャツはどちらも黒色ですが、色合いや質感のニュアンスが異なることでワントーンでも奥行きが生まれます。
コメント: 田中久子さん
プロが足繁く通う、ヴィンテージショップ
田中さんがふらっと立ち寄るのはどんなお店? グラフィックTをはじめ、たびたび足を運ぶという4軒を教えてもらった。

出典: HAIGHT & ASHBURY提供
店頭の赤いハイヒールのオブジェが目印の老舗「HAIGHT & ASHBURY」。アメリカやヨーロッパを中心に世界各国から集めたアイテムが揃い、メンズ・レディース・アンティークで棚も分けられてるから買い物しやすい! グラフィックTも充実しており、価格帯が幅広いので複数買いもあり。
HAIGHT & ASHBURY
東京都世田谷区北沢2-37-2-2F
月〜金13:00〜21:00(土日祝12:00〜21:00)

出典: Valon Lanp提供
同じく下北沢にある「東洋百貨店」内のVALONの姉妹店「Lanp」。アンティーク感漂う店内には、カジュアルなテイストからレトロガーリーなデザインのものまでぎっしり。異なるファッションテイストの友達と訪ねてもショッピングを楽しめそう。
Lanp
東京都世田谷区北沢2−25−8東洋百貨店No.7
12:00〜20:30

出典: April Vintageclothing提供
代官山「April Vintageclothing」は“100年後の人にも愛される服作りを目指し、新しいスタンダード”をコンセプトとする「SIIILON」デザイナーが手がけるショップ。きれいで状態のいい古着が多く、初心者でもショッピングしやすいのが嬉しい。
April Vintageclothing
東京都渋谷区代官山町19-10加藤ビル302
12:00〜20:00

出典: TORO Vintage Clothing提供
女性オーナーが欧米で買い付けたヴィンテージアイテムのセレクトに定評のある「TORO Vintage Clothing」。古着のほかにリメイクやオリジナルアイテムも充実。渋谷の老舗とあって美容師やスタイリストなどにもファンが多いとか。
TORO Vintage Clothing
東京都渋谷区神宮前1-2-10
12:00〜20:00
グラフィックTがあれば、もっと夏コーデの幅が広がりそう。次の休日はTシャツパトロールにヴィンテージショップへ出かけましょ。
取材協力/DIESELプレス 田中久子
グラフィックT、大好きです。古着屋巡りが好きなので、ほぼ100%ふらっと立ち寄った古着屋で買ってます。ひとととかぶりませんし、かぶったとしても逆に“気が合う!”って思っちゃう(笑)。
コメント: 田中久子さん