ファッションのスタイリングの枠だけに収まらずライフスタイストとして活躍するスタイリストの大田由香梨さん。多忙な日々を送るなかで、温かいドリンクを淹れてひと休みする時間は、貴重な心安らぐひととき。
コーヒーも大好きだけど、大田さんの母方の実家が静岡県にあったことから、小さな頃は毎日朝昼晩にお茶を飲む習慣があったそう。

出典: 大田さん撮影
大人になり上京してからは、じっくりお茶を飲むといった、いわゆる“ていねいな暮らし”からは遠のいていた時期も。そんな大田さんがふたたびお茶の魅力に気付いたのは、中国の郊外の町にあるニットの工場を訪れたときのこと。
そんな大田さんが最近ハマっているのが「神目箒茶」(トゥルシーまたの名を ホーリーバジル)。YOGAをやっている人の間ではとても有名なお茶で、メディカルハーブの代表的な存在。
インドの伝統医学アーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」とされ、トゥルシーは好んで飲んでいたものの、香り高さや味わいがとびきりおいしく、自身がプロデュースする「ORGANIC TABLE BY LAPAZ」でも取り扱いを始めたほど。
今年夏には、新潟県の松之山へ行き、神目箒茶の生産者の茶倉の茶畑を訪問。夏はお花の最盛期で、あたり一面に美しい色の花と、あまーいなんともいえない香り。そして、バジルシードがたくさん付いていたそう。作り手の人々の茶葉と向き合う誠実な姿勢がとても素晴らしいお茶なのだとか。
デトックスやリフレッシュに「お茶がイイ」理由
美容効果の高さから近年世界中で注目されているお茶。茶葉には細胞の老化防止に嬉しい抗酸化作用や、むくみにも効果的な利尿作用があるといわれる。特に大田さんがお茶を飲みたくなるのは、塩分を摂りすぎたりお酒を飲み過ぎた翌日の朝。デトックスしたいときにお茶を頼りにしているみたい。
そして気分を切り替えたいときにも、お茶が恋しくなるという大田さん。
世の中にはいろんなアロマがあって私も大好きです。それらの起源となるのは、心身をいたわるために古くから人々に重宝されていた茶葉なのかなって思うんです。
香りを感じる。身体も温まり、心身共にリラックスできる。もっとも効果的なナチュラルなアロマの一つだと思うから。
コメント: 大田由香梨さん
香りを楽しむため、淹れたてのお茶を前にすると思わずゆっくりと深呼吸をしてしまう。そんな身体の自然な反応からも、リフレッシュしたいときにはやっぱりお茶が最適なのかも。
大田さんの場合、今から春先までの寒い時期には「神目箒茶」をホットで楽しむのがお気に入り。パックになっているので、ちょっとずつお湯を足して飲んでいると一日中楽しめちゃうみたい。オフィスでの仕事しているときのおともにぴったり! また春になり暖かくなったら、タンブラーで水出しして飲むのがお決まり。
※お茶を入れているお写真
カフェインレスなのも美容が気になる私たちには嬉しいところ。コーヒーやスムージーなどに加えて、日本人にとってなじみの深いお茶も、毎日の暮らしに取り入れてみない?
Stylist/Lifestylist/大田由香梨
工場長の方が私たちをもてなそうとお茶を淹れてくださったのですが、そのお茶を淹れてくださる所作や、心のこもったお茶のおいしさが、とても素敵だなと思いました。それがきっかけで急須を買い、ふたたびお茶を飲む習慣をもつように。
コメント: 大田由香梨さん