妊娠を望んでいるときには排卵日前後を狙ってセックスするものだというのはなんとなく知っているけれど…実際、ペースは?回数は?ベストな体位は? いつかは妊娠を…と妊娠願望があるひとにとっても、反対に避妊したいひとにとっても押さえておきたい知識。本当に妊娠しやすいセックスについて、産婦人科医の宋美玄先生が指南。
本当に妊娠しやすいセックスは…頻度が肝? 回数は?
妊娠を望んだら、排卵日前後に合わせてセックスをするという話はよく聞く。けれど、排卵日がそもそもズレていたから意味がなかったなんて話も聞く。できる限り回数を多めにと思うけれど、共働きだとなかなか難しい。やっぱり「行為が好きなひと」のほうが有利ってこと…?
そんなに頻繁にセックスしたくない…というひとは
とはいえ、お互いに忙しい仕事をしていると平日はなかなか難しいし、そんなに回数は多くできないひとも多い。できるだけ効率の良い方法ってあるの?
週に2~3回くらいの頻度でセックスできれば良いでしょう。平日に1~2回、週末にかけて1~2回と間隔をあけるのがベスト。仕事が忙しいからといって金~日でまとめて3回! というのは正直あまり効果がない可能性もあります。
コメント: 産婦人科医 宋美玄先生
妊娠するために、ベストな体位は?
また、妊娠を望んでいるときにはその体位も気になってしまうもの。「バックスタイルですると女の子が生まれる」なんて産み分けのウワサ話や「妊娠しやすい体位がある」なんて話も。実際、どんな体位がベストなの?
体位による妊娠のしやすさなどは全く関係ありません。もちろん、「こういうセックスをすれば男の子が生まれる」などの男女産み分けのウワサも全くのでたらめです。
コメント: 産婦人科医 宋美玄先生
妊娠を望まない、セックス頻度が多いひとはしっかりと避妊を
体位は全く関係がない、ということはやはり、セックスの回数が妊娠を決めるポイントになってくると言うこと。逆に言えば、妊娠を望んでいなくてもセックスの回数が多ければ妊娠する可能性がある。
産婦人科に中絶を望まれていらっしゃる方の中には、10代~20代、また40代以上の方も意外と多くいらっしゃいます。「できるはずない」と思い込まずに、妊娠を望まない場合にはしっかりと避妊をしてくださいね。
コメント: 産婦人科医 宋美玄先生
「どんなセックスか」「どんな体位か」は気にしすぎずに、とにかくお互いが楽しみながら回数を重ねることが近道と言えそう。頻度が多いなかで、妊娠願望がないひとはきちんと避妊を。
取材協力/産婦人科医 宋美玄
とにかく回数が多いほうが良いですね。排卵日のタイミングを狙い撃ちするのはどうしても難しいものですし、「妊娠するためのセックス」ですと妊活が長引くとどうしてもつらくなってしまうもの。パートナーとセックスをする期間が長続きするように、楽しむことが大切です。1人目の妊娠までの過程が義務感にかられたつらいものであれば、2人目はもう無理! となってしまいますから。
コメント: 産婦人科医 宋美玄先生