なかなかひとに相談しにくいデリケートゾーンの悩み。なかでも、ニオイや黒ずみは、気になるもの。そこで、豊富な美容知識をもち、美のエキスパートとして活躍する山本未奈子さんに、デリケートゾーンのニオイ&黒ずみの原因とセルフケア法をお聞きしました。
ショーツ内の蒸れが“ニオイ”を引き起こす!
周囲のひとにまで臭っているのでは?と心配になるデリケートゾーンの嫌なニオイ。このニオイの一番の原因は、蒸れによるものだそう。
デリケートゾーンのいろいろなケア法を試した山本さんが、行き着いたのがVIO脱毛。
蒸れを防いで、ニオイを抑えるには、やはりアンダーヘアのお手入れが一番だと思います。極論を言えばアンダーヘアは、いりません(笑)
アンダーヘアがなければ、ニオイのもととなる尿やおりものなどが、毛に絡みつくこともなく、清潔な状態をキープしやすいと思います。
私自身、ずっとブラジリアンワックスをしてきましたが、最近、医療脱毛に切り替えたところです。やはり、アンダーヘアを処理していると、ニオイが軽減すると思います。
コメント: 山本さん
ホルモンバランスの変化によって、生理前などはニオイが強くなることもあるそう。また、おりものの量や色などが変わり、ニオイが強くなった場合は、性病や婦人科系の疾患の可能性もあるので、病院へ。
ショーツによる摩擦が“黒ずみ”の原因に!
ニオイとともに気になるのが、デリケートゾーンの黒ずみ。センシティブな部分だけに、どうお手入れをしたらいいのか迷うところ。
デリケートゾーンの黒ずみは、ショーツによる擦れが大きな原因です。デリケートゾーンは肌が繊細。常に肌が摩擦による刺激を受け続けると、色素沈着を起こし、黒ずんでしまうのです。
黒ずみを防ぐには、ショーツを肌触りのよいシルクなどにすることです。シルクの下着なら、摩擦も軽減されます。また、ナプキンを肌に優しいオーガニックのものに変えるのも一つの手です。
コメント: 山本さん
顔と同様に、デリケートゾーンも保湿ケアが重要。
乾燥していると、肌への摩擦が増し、黒ずみになりやすいです。そのため、日頃からきちんと保湿した方がいいですね。
最近は、デリケートゾーン専用コスメも発売されています。低刺激なソープで優しく洗い、乳液などでしっかり保湿するようにしましょう。
コメント: 山本さん
意外と疎かにしがちデリケートゾーンのお手入れ。日々、しっかりケアすることで、黒ずみの改善も期待できるそう。
お手入れにはデリケートゾーン専用コスメが安心
各ブランドから、続々と発売されるデリケートゾーン専用コスメ。そのなかでも山本未奈子さんおすすめのアイテムをピックアップ!

出典: ライター撮影
(右)ウーマンエッセンシャルズ ジェルウォッシュ 200ml ¥3,800(税抜)/BCL
植物由来の洗浄成分が肌の潤いを保ちながら、優しく汚れをオフ。有効成分AHAが古い角質を取り除き、ビタミンEが健やか肌に整える。
BCLお客様相談室 ☏0120-303-820 https://www.womanessentials.jp/
(左)ピュビケア オーガニック フェミニン マッサージ ミルク 125ml ¥2,300(税抜)/たかくら新産業
ビタミンやミネラルが豊富なハチミツエキスや、保湿効果のある植物エキスを配合。ターンオーバーを整え、明るく透明感のある肌に導く。
たかくら新産業 ☏0120-828-290 http://www.pubicare-organics.jp/

出典: ライター撮影
BCLのボディウォッシュは、ボディもデリケートゾーンも洗える優しい処方です。しっとりとしたジェルで、肌を保湿しながら洗うことができます。
コメント: 山本さん

出典: ライター撮影
たかくら新産業の乳液は、デリケートゾーン専門美容サロン「ピュビケア」とコラボしたもの。オーガニックなので安心。VIOだけでなく、ヒップのケアにも◎。
コメント: 山本さん
デリケートゾーンは、誰しも多少なり、ニオイや黒ずみがあるもの。過剰に気にしなくても大丈夫だそう。最近は、肌に優しい専用コスメも増えたので、いつものお手入れにプラスして、不快な悩みをケアしましょ。
取材協力/美容家 山本未奈子さん
ショーツ内は、湿気がこもりやすいうえに、温かく、暗いため、雑菌が繁殖しやすい環境です。そこに、尿やおりもの、汗、生理時の血液などが加わり、ニオイが発生するのです。
ニオイを防ぐには、常にショーツの中を清潔に保つことが大切。トイレの際、デリケートゾーン専用のウェットティッシュで、サッと拭いてもいいと思います。
また、生理後は、使い捨てタイプの膣洗浄器で膣内を洗い流すことで、不快感を取り除くこともできます。でも、常在菌もいるので、洗いすぎには気をつけてくださいね。
コメント: 山本さん