眉の形を整えたり不要な毛を除去するとき、毛抜きを使用するひとも少なくないはず。だけど、眉を″抜く"と「老ける」との噂が…。他にも、「埋没毛」や「眉ニキビ」などのデメリットがたくさんあるみたい。
それでも眉毛の抜き方を知りたい!というひとのために、毛抜きを使わずにきれいに眉を処理する方法と、絶対眉を抜いてはいけない場所を、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに詳しく教えてもらった。これを機に、眉のセルフケアを見直してみて!
眉毛を抜くと、デメリットがたくさん…
「眉毛を抜くのはダメ」とよく聞くけれど、そもそも何がダメなの? ということで、玉村さんにデメリットを教えてもらった。
眉毛を抜いてはいけない3つの場所
「眉毛を抜く」という行為には様々なデメリットがあるみたい。なかでも特に抜くのを控えた方がいい、3つの場所を教えてもらった。
① 眉上の毛

出典: 玉村さん提供
眉上の毛は、力まかせに抜いたり定期的に抜き続けることで、生えてこなくなる可能性が特に高い部分。
また太眉ブームが訪れたときに、生やしたくても生えてこない…なんてこともあるかも。
② 眉骨の上の毛

出典: 玉村さん提供
眉山~眉尻にかけての、眉の骨の上に生えている毛も、抜きすぎると生えてこなくなってしまう可能性があるんだそう。
実際、“安室ちゃん細眉時代”に眉山~眉尻を抜きすぎて、生えてこなくなってしまったというひとも多数…。抜くのが癖になる前に、習慣を改めて。
③ まぶたの毛

出典: 玉村さん提供
まぶたの皮膚は特にやわらかいため、毛抜きでまぶたの毛を力まかせに抜くと皮膚が引っ張られ、たるみの原因に。まぶたがたるむと目が小さく見えたり、老けて見えたりしてしまうので要注意。
毛抜きで抜かない。失敗しない「正しい眉の整え方」
抜いちゃいけないのなら、どうやって眉を整えればいいの?そこで、毛抜きを使わずにできる「眉の正しい整え方」を4つのポイントに分けて、徹底レクチャーしてもらった。
step1. いつもの眉メイクをする
まずはいつもの眉メイクをする。このときに気をつけたいポイントが"眉頭"と"眉山"。眉頭は高さ、中心からの距離、形が左右同じになるように。
眉山は左右同じ位置になっているか、しっかりチェックして。
上記を意識することで左右の眉がバランスよく見えるのだそう。
step2. 眉メイクからはみ出た毛をカットする
眉メイクからはみ出ている部分が、"不要な毛"ということ。
そこで、不要な毛を根元から、眉ハサミで短くカット。
この工程をはさむことで必要な毛と不要な毛の境目ができ、メイクを落としても「どこまで処理したらよいか」が分かりやすくなるのだそう。
また、眉の長さが気になる場合は眉中の毛を眉コームで斜め下にとかし、眉メイクからはみ出た部分を軽くカットしてあげて。
step3. 眉メイクからはみ出た毛をカットするメイク落とし&スキンケア
メイクを落とし、肌を清潔な状態にする。スキンケア用品でしっかり保湿してあげて。
step4. 短い毛をシェーバーで除去
step2で根元からカットした短い毛を、電動シェーバーや安全カミソリで除去したら完了!
すっぴんでいきなり処理すると切りすぎたり左右の眉がチグハグになったりするから、まずは眉メイクをした状態で不要な毛をカットするのが失敗を防ぐ秘訣。
毛抜きで抜くのは極力控えたいところ。眉が生えてこなくなってしまったり、眉ニキビや埋没毛、まぶたのたるみを招いたりする可能性があります。
コメント: 玉村麻衣子さん
眉ハサミや電動シェーバー、眉用カミソリを使用するのがおすすめなのだそう。
眉カットで使用しているツールや、剃り方の注意点についてもっとくわしく知りたいひとは、こちらの記事もチェック。
ちなみに、サロンなどで行う場合は、抜いてよい場所といけない場所を把握したプロのスタッフが施術。毛周期や毛流れ、力加減を加味して行い、施術後のアフターケアも万全のため、毛抜きで抜く行為も心配はいらないみたい。
セルフケアの場合は、やはり毛抜きの使用は避けた方がよさそう。眉のお手入れをするときは、眉用の電動シェーバーやシェーバー、はさみを使用するのが安全でおすすめなんだって。「毎回抜きまくっていた」というひとは、これから気をつけてみて。
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子
眉毛にも毛周期(毛が生え変わるサイクル)があるため、タイミングによっては生えてこなくなってしまいます。
さらに、無理に引っ張って抜こうとすると、周辺の皮膚が引っ張られ、肌がたるんだり毛穴にダメージが加わったりする可能性も。毛が皮膚に埋まる“埋没毛”の原因になることもあります。
コメント: 玉村麻衣子さん