ウォーターベース、シリコンベース、オイルベースなど、ラブローションの種類はさまざま。それぞれの特徴、使用期限の目安、選び方、使い方など、気になる疑問がたくさん! そんな、ちょっとひとには相談しにくい夜の疑問を解消するべく、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんのアドバイスによる、セクシーな情報をお届け♡
さまざまな種類があるラブローション、どう選ぶ?
一言で「ラブローション」といってもその種類はさまざま。店頭やネットショッピングでどれを選んでいいのか、迷ってしまうひとも多いはず。
ウォーターベース、オイルベースのほか、「シリコンベース」のラブローションもある。これはどんな特徴があるの?
シリコンベースのローションは、アナルセックスでよく使われる潤滑剤です。持続力が良く、ずっとヌルヌル・ツルツル感がキープされるので、愛液が出ない肛門での性行為に適していると言えます。女性が使うとシリコンは吸収されず、セックス後に膣から体外へ排出されます。シリコンベースのラブローションを使用した後、おりものが増えたように感じるのはシリコンが排出されているためです。
セックス時にコンドームを使用し、最中に口にラブローションが入ってしまう可能性があるならば、水溶性のウォーターベースのラブローションを使いましょう。サラサラとしたテクスチャーよりも、もったりとしたもののほうが乾きにくく快感が持続しやすいですよ。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
大人女性が選ぶべきは「潤滑ゼリー」と記載されているもの
大人の女性に選んでほしいのは、ローションではなく潤滑ゼリー。女性が男性向けに作られたローションを使用すると、かぶれてしまうこともあるので要注意。このことを知っている男女って意外と少ないのでは? 女性が男性向けに作られたローションを使用すると、かぶれてしまうこともあるので要注意。
セックス時などに使用するヌルヌルとしたものが「すべてローション」というわけではありません。厳密にいうと、女性の体の中にも使えるのは“潤滑ゼリー”と表記されているもの。実はローションは雑品扱いなので、ジョークグッズ的な存在。実際「ラブホテルに置いてあるローションを使ってかぶれてしまった」という声は少なくありません。
有名メーカーのローションだとしても、男性のマスターベーション用に作られているものが多いです。男性の場合は洗い流せますが、女性は中にこもってしまうので、女性が使う場合は潤滑ゼリーを選択するといいでしょう。または、海外のローションでセックス時に男女で使える潤滑剤を見つけるのもおすすめ。安全なものをセレクトするために、女性が気をつけて選んだほうがいいですよ
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
無添加やオーガニックのものを選ぶべき?
ラブローションは体に直塗りするものだから、無添加やオーガニック系のものがいいイメージ。「ですが実際のところは、絶対にオーガニック! とこだわらなくてもいいのですが、品質は見極めましょう」と話すOliviAさん。オーガニック系ローションを選ぶときに気をつけたいポイントはあるとのこと。
潤滑剤の主成分は水なので、ある程度の防腐剤を入れないと腐ってしまいます。最低限の添加物は品質を安定させるために必要。「無添加」をうたう化粧品は、各メーカーの判断で、「ある成分を排除している」ことを強調するために記載されています。ラブローションだと、パラベンフリー、グリセリンフリーのローションがあります。
オーガニックは日本のものが少なく海外のインポートが圧倒的に多いです。オーガニックのラブローションを選ぶ際は品質が安定したものを選びましょう。先にもありましたが、防腐のためにある程度の添加物は必要です。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
OliviAさんのおすすめのラブローションは…?

出典: ライター撮影
オーガニック ジェリーローション ソフトユズ&グリーンティ
左 200ml 2,400円(税抜) / 右 カード型個包装 10ml×10枚入り 2,000円(税抜)
bda ORGANIC
https://www.bdaorganic.jp/
グリーンティーとゆずの風味で美味しいのでオーラルセックスの時に使うのも◎。もちろん膣に入っても大丈夫です。百貨店で販売されています。ちなみにラブローションは開封したらなるべく早めに使いましょう。チューブタイプだとフタ周辺がカピカピしたり、空気を含んでねっとり硬くなってしまうことも。長くても半年以内には使いきるのがベターです。
どれくらいで使い切れるか分からない場合は、パウチタイプがおすすめです。1回使い切りで衛生的ですし、持ち運びも便利ですよ。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん

出典: 画像提供:うるおいヘルスケア株式会社
ビオグライト[BIO glide] 40ml 1,580円(税抜)
うるおいヘルスケア株式会社
http://uruoi-for-all.com/bio-glide
ドイツ発の【ビオグライド】は100%植物素材でオーガニック系。成分にこだわりたい女性むけの潤滑剤です。パッケージがいやらしくないので、さりげなく部屋に置いてあってもいいですよね。オーガニック系ですが長時間の行為でもうるおいをキープしてくれます。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
ドラッグストア、薬局、ネット通販で買うなら…?
手軽に買うならドラッグストアで手に入る「リューブゼリー」がいいでしょう。日本で初めて女性用に作られた潤滑ゼリーで、産婦人科でも推奨されています。値段もお手ごろです。成分も安定しており膣に入っても大丈夫。手に取ると最初はゼリー状ですが、膣内pHにより潤滑性が変化。滑りすぎないうえに途中で乾きにくく、自然な使い心地が長持ちします。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
また、タンポン型のケースに入っている「ウェットトラスト」というラブローションもあります。コンパクトサイズで持ち運びしやすく、衛生的な使い切り。ワンプッシュで簡単に必要な部分に塗ることができます。薬局やネット通販で気軽に手に入れられますよ。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
おすすめの使い方は…愛撫しながらお互いの体に塗り合って
濡れやすい女性でも、花粉症の薬を飲んでいることでからだ全体が乾きやすくなることも。季節や体調の変化でうるおい感は変わりやすいので、適宜ラブローションを取り入れるのがいいのだとか。
挿入するとき冷たいままだとヒヤッとしますから、前戯の段階から使いましょう。男性器を愛撫する際に使えば、男性は膣内に挿入したような感覚になれます。クリトリスを愛撫されているときも、ドライな状態よりもヌルヌルしているほうがあたりもソフトで気持ちいいです。愛撫中にお互いのからだに塗り合い、自然な流れで挿入するのがいいのではないでしょうか。
また、シリコン製のセックストイはラブローションと相性がいいんです。クリトリスに塗ってローターを当てる、というのは手軽にできていいでしょう。濡れてこないときにラブローションでうるおいを使うと、“呼び水”になってくれることがあります。ご自身のうるおい感をアップさせたいときにも有効でしょう。
そんなラブローションは開封後、半年ほどで使い切るのがベターです。品質が安定した状態で、水分が飛んでテクスチャーが硬くなりすぎないうちに使ってください。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
ラブローションを使った後、どうする…?
ラブローションを使った後はどうすればいいの? やぱりゴシゴシ洗うべき?
ウォーターベースなら使用後は石鹸でゴシゴシ洗う必要はなく、お湯洗いで十分。膣内に残ったものは自浄作用で排出されるので、ビデで根こそぎ洗う必要はありません。余談ですが、ラブローションの類でローション風呂ができる入浴剤があるので、カップルでヌルヌルのお風呂を楽しむのもいいですね。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん
女性が使える潤滑剤はローションではなく潤滑ゼリーというものを。からだに直接つけるものだから、きちんとしたものを女性が選ぶのがベスト。お気に入りのものを見つけて、彼とのラブタイムにさらなるうるおいをプラスしてみては。
取材協力:ラブライフアドバイザー・夫婦コミュニケーションアドバイザー OliviA
最も多く使われるのは水溶性のウォーターベースで、コンドームと相性が良く使いやすいですよ。注意したいのは“オイル”の記載があるもの。オイルベースなら大丈夫なのですが、ベビーオイル等のただのオイルを使用するとコンドームが破損する恐れがあるので気をつけて下さい。
ゴムの分子を油分が分けてしまうので破れやすくなります。コンドームの注意書きにも記載されているのですが、リップクリームの油分も気をつけましょう。コンドームで避妊をしながらラブローションを使用する際は、ウォーターベースのものを選ぶのがベターです。
コメント: ラブライフアドバイザーOliviAさん