前髪でどうせ隠れるし、アイブロウは適当でいいや…なんて思っている前髪アリ派さんはいない?実は前髪があるヘアスタイルのひとほど、眉メイクには気を付けなくてはいけない点が多いみたい。
シースルー、オンザ眉毛、斜めバングの3つの前髪に合った眉毛の描き方を、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに詳しくレクチャーしてもらった。
「シースルーバング」に似合う眉メイクとは?
2017年から人気の前髪といえば"シースルーバング"。
額や眉が透けて見えるような薄くて軽い前髪を指し、ふんわりやわらかな印象に仕上がるのが特徴。泉里香さんや佐々木希さん、そしてドラマ『アンナチュラル』で石原さとみさんが取り入れていたことでもおなじみ。
そんなシースルーバングで気をつけたいのが眉の濃さ。髪色よりも濃く描いてしまうと前髪からのぞく眉が主張し過ぎ、せっかくのふんわり感が台無しに…。
シースルーバングのときは、眉メイクが髪色よりも1~2トーン明るく仕上げるのがポイント。眉色が主張し過ぎず、前髪とのバランスもよくなるんだそう。
また、輪郭をクッキリ描くのもNG。コンサバ風に仕上がったり、眉が悪目立ちしたりすることも。シースルーバングのときは、輪郭を描き過ぎない自然な眉メイクがおすすめ。
「オンザ眉」は、しっかり眉で存在感を!
眉がしっかり見える短めバングのときは、眉の存在感を出すのがポイント。
眉を薄めに描いてしまうと前髪と目の間の余白が目立ち、顔が長く見えてしまうことも…。
髪色と同じか、1トーン明るい色に仕上がるように意識すると◎。表情が豊かに見え、オシャレ度もグッと高まるんだって。
「斜めバング」こそ、眉メイクが重要
前髪を斜めに流す王道の斜めバング。実は斜めバングのときこそ眉メイクを意識したいところ。
眉は顔の印象を左右する重要なパーツだけに、前髪で眉をすっぽり隠すと喜怒哀楽がわかりにくくなったり、そのひとの顔の印象が薄くなってしまう原因に。
眉が片方隠れている斜めバングの場合、見えている眉が唯一顔の印象を決める重要なパーツになるため、見えている眉は意識して描きたい。特に薄眉・明るい眉色はNG!意思や個性が感じにくくなり、顔の印象が薄くなってしまう。
斜めバングは取り入れている女性が多いため、顔の印象が薄くなると「みんな同じ」に見えてしまうのだとか。眉色は明るくし過ぎず、髪色より1トーン明るい色を目指すのがポイント。顔の表情がイキイキし、一気に印象に残る顔立ちに。
まずは眉色を意識した上で、「親しみやすく見せたい」「キリッとハンサムに見せたい」「ナチュラルに見せたい」など見せたいイメージに合わせ、眉の形や描き方を意識してみて。
前髪があるからアイブロウはさぼり気味だったというあなた。眉メイクをないがしろにしては、顔の印象で損をしてしまっているかも…。これからは、前髪と眉毛のバランスをもっと意識してみて。
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子