仕草・所作・立ち姿… 気づかないうちに、周囲に悪印象を与えかねない行動をとってしまった瞬間、ハッと我に返ることはない? そこで今回は、豊富な接客経験をもつヘアサロン「AMATA」のオーナーでビューティ・プロデューサーの美香さんに、大人の女性が意識すべき「所作」について話を伺った。
自分がどう見えているか、常に意識して
自分で自分の行動は見えにくいもの。気づかないうちに相手に不快な思いをさせているかも? 大切なのは、相手からどう見えているか意識することと美香さんは話す。
それでは、具体的に美香さんがどんなことを意識しているのか、指南していただいた。
その1:威圧的な動作をとらない
やりがちなのが、腕を組む動作。これは相手をガードしている動作なのでNG。また、ひじをついて話すのも良くない。そして街でよく見かける、高いヒール靴で歩くさいにカツカツと大きな音が出ないようにすることも要注意。周囲からするとあまり良い印象を与えないみたい。
その2:右手と左手を連動させない
右手で飲み物を飲みながら、左手で携帯を見る…といったように連動させてしまうと落ち着きがないように見えてしまう。また、物を持つときは力を入れて掴むのではなく、そのものを愛でる気持ちで持つだけで印象は変わる。
その3:姿勢をよく、目線は上に
当たり前のこととは思いつつも、できていないひとが多い姿勢。きちんと姿勢を正して胸を張ることを意識して。さらに目線を上げることで、あごも少し上がって明るい印象に。街のショーウィンドウや電車の窓などで、自分の姿勢をチェックしてみては。
その4:笑顔で相手をリラックスさせる
相手に緊張させない心地良い雰囲気には笑顔が〇。初対面の相手でも、緊張を解きほぐすことでコミュニケーションが円滑に進むはず。
その5:眉間にシワを寄せない
気づかないうちに眉をひそめてしまっているひとが意外と多いと美香さん。また、なかには額にシワが寄ってしまいがちなひともいるよう。そういった自分のクセを見つけて、やらないように意識して。
その6:口角を上げる
「口角が上がっているほうが好印象」という話は一般的だけれど、それでも下がりがちなひとは多い。そこでおすすめしたいのが、朝の習慣として口角のマッサージを取り入れること。
両手でピースを作って口角をグッと引き上げる。これを続けることで口角アップが期待でき、意識しやすくもなる。
ある程度の緊張感を持って動作をすることで、凛として見えます。あとは、内面が見た目に出てくると思うので、心に疲れを貯めないことと充実感や達成感を得られるような毎日にしていけるのが一番いいと思います。
また、そのひとの内面がそのまま所作に現れるとも思います。内面を磨くとともに、第一印象の次にくる第二印象もしっかりと意識すると良いでしょう。
コメント: 美香さん
「美しい所作」は、ちょっと意識するだけで印象は格段に良くなるもの。出来ていないかも…と不安に思った部分だけでも直してみて。印象アップだけでなく、気分もハッピーにしてくれるはず。
取材協力/AMATAサロンオーナー・ビューティプロデューサー 美香
「美しい所作」とは、そのひとの人生そのもの。
「こうありたい」「こうしたい」というのは、コントロールできるものです。
コメント: 美香さん