はっきりとしたルールはないものの「この色・柄はだめだよな」「この長さも足出し過ぎだよね」と空気を読んでは好きじゃないアイテムを着ているひとが多いという、オフィスのスカート事情。「オフィスカジュアルでおしゃれにするのなんて無理」と、この夏もすっかり諦めている働き女が続出中。
でも、ちょっと待って。スタイリストのもも姐こと川村桃子さんが、プロならではの目でオフィスのスカートコーデを選ぶ。
アウトな色・柄・長さ。オフィスカジュアルでNGなスカートって?
・派手色
華やかな色合いや、デートシーンをイメージさせるベリー系のカラーはNG。もし派手カラーを着てしまったら、「会社は遊ぶところではなく、仕事をするところ」と上司に叱られてしまうかも。
・派手柄やギンガムチェックなどの、パヤつきアイテム
明るいトーンの花柄は華やかすぎるし、流行のボタニカル柄はリゾート気分丸出しで、オフィルカジュアルには向いてなさそう。
会社の空気感や色味によってはありかもしれないけれど、ギンガムチェックは学生気分で“パヤついてる”(意:浮ついてる)認定されてしまうかも。
・露出の多いミニ丈
膝から上が大幅に露出した丈は、当然NG。「まわりに不快な印象を与えない」がオフィスカジュアルの大前提だということを、忘れずに。
オフィスカジュアルでOKなスカートって?
・ダークトーン色
ネイビーやサックスブルー、ロイヤルブルー、明るいグリーンくらいまでならOK。暖色系なら、くすみカラーの黄色ならばオフィスカジュアルの範疇。
・ダークトーンの花柄や、ピッチが細いストライプ
ネイビー地に水彩な風合いの花柄など、落ち着いた雰囲気のアイテムがおすすめ。ただし、その条件に当てはまっていたとしても、小花柄は子どもっぽさが強調されてしまうから、気をつけて。ストライプはピッチ細めが鉄則。
・膝が見えない丈
ただし、トレンドの超ロングスカートは厳しめ。上司たちにとってみたら、超ロングはリゾートアイテムに見えがちだし、素材もカットソーが多く、オフィスには不向き。
こださいスカートコーデと、その救済テク
昨年から流行中の、カットソー素材のショルダーチラ見せトップス×甘めテイストのスカート。これにはもも姐も、「ないでしょう」ときっぱり。
どうしてもショルダーあきトップスが着たいなら、ボトムスは辛め一択。
スカートはやめて、ワイドパンツでシャープな印象を演出してみてはいかがでしょう?
コメント: 川村桃子さん
オフィスカジュアルOKでおしゃれな服がたくさん。プロがすすめるブランド
・&.NOSTALGIA

出典: &. NOSTALGIA

出典: &. NOSTALGIA
ストライプ切替スカート 2,900円(税抜)
どちらもお問い合わせ先 &.NOSTALGIA(ノスタルジア)
https://www.nostalgia-online.jp/
AWも見据えた最旬のレオパード柄は、地味にならず、派手すぎず。かつ品も装える、通勤にマストなスカート。
そしてストライプも、ほどよいデザインだから大人っぽい。オフィスなのにこなれたスタイルが完成する。
オフィス映えするアイテムばかりで、もう、「可愛いスカートがない」と諦める必要はなさそう。
どのアイテムも、お手頃のお値段と、ほのかなミーハー感が大人女性好み。カラースカートが豊富で、色ち買いも楽しめそうですね。
コメント: 川村桃子さん
色と丈と柄の鉄則さえ覚えれば、オフィスカジュアルでもスカートはおしゃれになる。今夏は、うきうき気分でスカートの裾をひるがえしたい。
スカートと合わせたい、オフィスOKな靴の記事もチェックしてみて。
取材協力/スタイリスト 川村桃子
カットソー素材のショルダーチラ見せトップス×甘めテイストのスカート。まるで大学生のようで、社会人女性にはもっと大人でいてほしい、と思ってしまいます。
ショルダー見せトップスは、素材が命。コットンやレース素材ならばいいけれど、カットソーの甘めデザインだと、チープに見えてしまいがちなんです。
コメント: 川村桃子さん