眉の仕上がりを左右する「アイブロウアイテム」。ひと口にアイブロウと言っても、パウダー、ペンシル、リキッド、マスカラ、コート… などなど、たくさんの種類があって迷ってしまうひとも多いはず。
そこで眉メイクの達人・美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに、アイブロウとは何かという基本から、使い方や選び方、初心者でも簡単な描き方、おすすめアイテムまで教えてもらった。
プチプラで人気のケイトや、ブラシ、落ちないアイブロウ、も合わせてチェックして。
アイブロウの基礎から応用までマスターして、一歩先をいく美眉美人をめざしましょ。
アイブロウとは
アイブロウとは英語で「眉」の意味で、転じて、眉を描き足す眉墨を指すことば。顔の印象を大きく左右する眉毛を美しくメイクアップするために、さまざまなアイブロウアイテムがある。
眉を描き足すアイブロウパウダー、ペンシル、リキッド、眉に色づかせるアイブロウマスカラ、眉メイクを落ちにくくするアイブロウコートまで…。まずはその種類と役割をしっかりと把握して、自分に合ったアイテムを見つけることが美眉になる近道になる。
初心者でも簡単。アイブロウパウダーの正しい使い方・描き方
アイブロウパウダーは、ナチュラルにやわらかく描きたい部分に使うもの。ペンシルとパウダー、どっちがいいの? というお悩みもよく聞くけれど、眉山〜眉尻にかけてはペンシル、眉頭はパウダーでふんわり描くとバランスがいいみたい。
最近は3色程度入ったパレットタイプのパウダーが主流だけれど、なかには「そのうちの1色しか使っていない」というひとも。1色のみで描くと立体感が出にくく、いかにも「描きました」というような仕上がりになってしまうのでNG。
濃いめの色1色で描いているひとのなかには、眉頭も濃くハッキリし過ぎて、眉間に力が入っているような仕上がりになってしまっているひとも。
そこで意識したいのが、眉の場所によってのせる色の濃淡を変えるということ。眉毛はもともと全て同じ濃さで生えているわけではなく、眉中部分が一番濃く太い毛が密集し、眉頭や眉尻はやや薄め。
それに合わせて、眉中心部分はやや濃いめの色をのせ、眉頭を描き足すときは濃い色ではなく、明るめのパウダーを使用すると自然に仕上がる。
基本の眉メイクについてはこちらの記事もチェックしてみて。
ブラシの正しい使い方
眉を描くときに、ブラシを一方向にだけ動かしているひとも多いはず。上下の輪郭や眉尻を描くときは、もちろんこの動かし方でOK。
しかし、眉中に色をのせるときはこの動かし方では不十分。眉毛と眉毛の隙間に色がのらないこともあり、横から見たときに色ムラになって見えたり、自然光の下で見たときに眉色が飛んで薄く見えたりすることも。
そこで、眉中に色をのせるときは、ブラシを左右に小刻みに動かすのがおすすめ。
眉毛と眉毛の隙間を埋めるようなイメージでブラシを動かすことで、360度どの角度から見ても、ムラなくキレイにパウダーがのってくれる。
アイブロウパウダーで眉を描くときは、ブラシの使い方も意識してみて。
ブラシの使い方に関しては、こちらの記事もチェックしてみて。
アイブロウパウダーの選び方

出典: 玉村さん提供
玉村さんがアイブロウパウダーを選ぶときのポイントは以下の2つ。
① 3色タイプのもの(最低2色)
濃いめの色・ベージュに近い明るめの色の2色以上入っているものを選んでみて。濃い色は眉尻や眉中に使用し、明るい色は眉頭やノーズシャドウにも使えて一石二鳥。複数の色を混ぜて、髪色や洋服に合わせて色味を調整できるのも◎。
色選びに迷った際は、基本的に黒髪のひとはダークブラウンやグレーの色味、茶髪のひとはナチュラルブラウンを選べば失敗なく使うことができるのだとか。
② 付属のブラシが2種類ついているもの
付属のブラシは、コシがあるものとやわらかいものの2種類ついていると便利。眉毛にはコシがあるほうを使用し、ノーズシャドウを入れるときにやわらかいほうを使用するのが基本的な使い方。
また、アイブロウブラシは持ち手が長いものの方が使いやすい。アイブロウパウダーに付属のブラシは基本的にコンパクトにつくられているものが多いので、持ち手が長いブラシを手元に一本置いておくのがおすすめ。
美眉アドバイザーがおすすめするアイブロウパウダー4選
玉村さんが実際に使ってよかった、おすすめアイブロウパウダーを4つご紹介。どれもプチプラのアイテムばかりだから、気になるものは即チェックして。
① 茶髪・黒髪…幅広い層に大人気のプチプラ名品「デザイニングアイブロウ3D」

出典: 玉村さん撮影
(本人私物)※写真は「デザイニングアイブロウN(旧タイプ)」
ケイト デザイニングアイブロウ3D 全2種 1,100円(税抜)*編集部調べ
カネボウ化粧品
0120-518-520
http://nomorerules.net
コスメ好きなら誰もが知る名品、ケイトの「デザイニングアイブロウ3D」は、ふんわり自然な眉と鼻すじの陰影で立体的な目もとを演出する、濃中淡3色入りのパウダーアイブロウ。
現在(2018年10月時点)販売中のカラーはEX4とEX5の2種類。玉村さんが、初心者で幅広い層の方が使いやすいと語るのが「EX4」。「EX5」は黒髪さんや、ナチュラルであたたかみのある雰囲気に仕上げたいひとにおすすめなのだとか。
② トレンド眉がこれ1本で完成するエテュセの「チップオン アイブロー」
(本人私物)
ettusais チップオン アイブロー 全4色 1,200円(税抜)
エテュセカスタマーセンター
0120-074316
http://www.ettusais.co.jp
これ1本で簡単にトレンドのふんわり眉が完成する、チップタイプのアイブロウ。ソフトタッチなチップでペンシルの描きやすさと、パウダーのナチュラル感が実現。ナチュラルな仕上がりなのに、落ちにくいふんわりフィット処方で仕上がりが長持ち。
現在(2018年10月時点)販売中のカラーは、ナチュラルブラウン、ピンクブラウン、オリーブブラウン、アッシュブラウンの4色。
なかでもアッシュブラウンは、薄眉さんもふんわり自然な眉に仕上がる色味で、とてもおすすめのカラーです。
コメント: 玉村麻衣子さん
③イエベ・ブルベ…パーソナルカラーに合わせられるヴィセの「カラーリング アイブロウパウダー」
(本人私物)
ヴィセ リシェ
カラーリング アイブロウパウダー
全3色 各1,200円(税抜)*編集部調べ
コーセー
http://www.kose.co.jp/visee
アクセントカラーで眉にヌケ感を与えてくれるアイブロウパウダー。4色を自由に混ぜて、髪色に合わせて“自分だけの色”を作ることができる。パウダーなのに眉毛にピタッと密着し、カラーリングしたかのような美発色。
現在(2018年10月時点)販売中のカラーは、BR-1、BR-2、BR-3の3色。
なかでも、今季注目の「赤眉」に仕上げられるBR-2がお気に入りのカラーです。
コメント: 玉村麻衣子さん
④ プチプラとは思えないクオリティのキャンメイク「ミックスアイブロウ」
(本人私物)
CANMAKE ミックスアイブロウ 全4色 600円(税抜)
株式会社井田ラボラトリーズ
TEL:0120-44-1184
http://www.canmake.com/
眉メイクからノーズシャドウまでが1つで完了するアイブロウパウダー「ミックスアイブロウ」。肌なじみのよい3色をミックスして、自分に合う眉色に調節できる。1つのチップに眉全体用と眉尻用とついている使いやすさも人気の秘密。自然な発色であるため、濃く描きすぎてしまうというひとにも〇。
現在(2018年10月時点)販売中のカラーは、[02]ナチュラルブラウン、[03]ソフトブラウン、[04]グレイッシュブラウン、[05]モカブラウンの4色。
ふわっとナチュ眉に仕上げたいなら「02」。クールにかっこよく仕上げたいときは「04」がおすすめです。
コメント: 玉村麻衣子さん
美眉アドバイザーがおすすめするアイブロウペンシル3選
輪郭を取るのに便利なアイブロウペンシル。パウダーで描くよりも1本1本描くことができるから、よりリアルな眉に仕上げることができる。
アイブロウペンシルは大きく分けて、削るタイプと繰り出しのタイプの2種類がある。ここでは、玉村麻衣子さんおすすめの繰り出しタイプのアイブロウペンシル3選をご紹介。
私は毎回削るのが面倒なので、先が細い繰り出しタイプを使用しています。
コメント: 玉村麻衣子さん
① 大人っぽくきれいめ眉に描きたいのなら細ペンシルのKATE「アイブロウペンシルA」
(本人私物)
ケイト
アイブロウペンシルA
全7色 0.07g
大人っぽくキレイめに仕上げたいときは断然先が丸くて細いタイプがおすすめ。細く洗練された眉尻を描くことができる。
アイブロウペンシルAは、1.5mmの極細芯で、眉尻まで繊細に描ける、なめらかな使い心地のアイブロウペンシル。
② 太眉や広い面積に色をのせるには楕円形の太ペンシル。エクセルの「パウダー&ペンシル アイブロウEX」
(本人私物)
エクセル
パウダー&ペンシル アイブロウEX
1,450円(税抜)*編集部調べ
「眉が生えていない部分が多い」「ペンシルで描き足して全体的に太眉にしたい」そんなときは楕円形の太めペンシルがおすすめ。楕円形のペンシルは肌との設置面積が大きくなりため、眉に効率よく色をのせることができる。
エクセルの「パウダー&ペンシル アイブロウEX」は、3機能一体型アイブロウ。描きやすいペンシルと、パール感のあるふんわりパウダーで、ぼかした質感の美人眉フォルムが簡単に実現する。
太眉も描きやすく、眉ペンシル初心者さんでも比較的使いやすいのが楕円形タイプ。楕円形のペンシルは使用する向きによってラインの太さが大きく異なる。
眉尻等の細めに仕上げたいときは、縦の向きにしてペン先を立てて描くとよいです。
コメント: 玉村麻衣子さん
3.隙間埋めや一本一本描き足したいときは超極細。セザンヌの「超細芯アイブロウ」
(本人私物)
セザンヌ
超細芯アイブロウ
500円(税抜)*編集部調べ
毛と毛の間の隙間を埋めたいときや、眉毛を一本一本繊細に描き足したいときにおすすめなのが極細アイブロウ。楕円形の太め芯と比べると、その違いは一目瞭然。繊細に毛を描き足したいときのピンポイント使いにおすすめ。
セザンヌの超極細アイブロウは、芯の細さ=0.9mm。眉毛1本1本を描きやすく、眉尻も繊細に描ける芯の細さ。力を入れなくてもしっかり描ける美発色タイプ。水・汗・皮脂に強いウォータープルーフ。
美眉アドバイザーがおすすめするアイブロウリキッド
アイブロウパウダーはナチュラルな色づきで自然に仕上がるけれど、汗や皮脂には強くはない。眉尻をはじめとした眉メイクが落ちやすい場所は、部分的にアイブロウリキッドを使用するのがおすすめなのだそう。
リキッドは眉メイクアイテムの中でも比較的皮脂や汗に強いので、消えやすい部分のみリキッドで上からなぞるとよいです。
コメント: 玉村麻衣子さん
玉村さんおすすめのアイブロウリキッドを2つご紹介。
① 透明感がちょうどいい。インテグレートの「ビューティーガイドアイブロー N」
インテグレート
ビューティーガイドアイブロー N
全2色 980円(税抜)*編集部調べ
ナチュラルで美しいグラデーション眉が長時間持続するWアイブロウ。「薄墨スタミナリキッド」と、「ふんわり陰影パウダー」が1本に。汗・皮脂・水に強いウォータープルーフタイプ。
リキッドはハッキリ色づくものより透明感のあるリキッドがおすすめ。『インテグレート』のビューティーガイドアイブロー Nは透明感がありつつも色持ちがよいです。
コメント: 玉村麻衣子さん
② きれいな眉尻が夜まで続く。FASIOの「パーフェクト アイブロウ N(リキッド&パウダー)」
ファシオ
パーフェクト アイブロウ N(リキッド&パウダー)
全2色 1,500円(税抜)*編集部調べ
リキッドタイプとパウダータイプ一体型のアイブロウ。きれいな眉尻が夜まで消えない、薄づき密着リキッド。
FASIOのリキッドアイブロウは濃過ぎず薄過ぎずのシアーな色づきで、取り入れやすいです。
コメント: 玉村麻衣子さん
美眉アドバイザーがおすすめするアイブロウマスカラ
眉の色が髪色と合わない、なんだか立体感が足りないというひとには眉マスカラを使用してみて。眉色を緩和させ、眉毛に立体感を出してくれる。玉村さんがおすすめの眉マスカラをご紹介。
ふんわり眉へと導く。インテグレートの「ニュアンスアイブローマスカラ」
インテグレート
ニュアンスアイブロウマスカラ
全4色 800円(税抜)*編集部調べ
やわらかな色で、ふんわり質感に眉毛を変えてくれるアイブロウマスカラ。1本1本染め上げたようなやわらかな色合いと、ベタッとつかないパウダーのような質感。ふんわりナチュラルな仕上がりが長時間持続する。汗や皮脂に落ちにくいのに、お湯で簡単にオフ。
私のおすすめ眉マスカラは、インテグレートのニュアンスアイブローマスカラ(BR672)。眉毛の黒さを確実に緩和しつつ、眉をふわっと自然な色味に仕上げてくれます。
コメント: 玉村麻衣子さん
黒髪さんにおすすめのアイブロウ
最近は黒髪や黒に近いダークブラウンの髪色が人気を集めているけれど、黒髪・黒眉はなんだかあか抜けない…という悩んでいるひともいるみたい。そんな黒髪さんのための眉マスカラをご紹介。
ヘビーローテーション
カラーリングアイブロウR
全8色 800円(税抜)*編集部調べ
新色の08 アッシュグレーは黒髪・暗めの髪色のひとにぴったりなアイブロウマスカラ。色付ける従来の眉マスカラとは異なり、"眉の黒さを抑えて、自眉をワントーン軽やかに見せる"そんな仕上がりに。
同時に毛並みを際立たせることができ、眉を立体的に見せることができます。
コメント: 玉村麻衣子さん
眉色が大きく変えずに眉にニュアンスをつけることができるから、黒髪さんでも取り入れやすそう。
黒髪をオシャレに見せたいひとや、眉マスカラを使うほどではないけれど、眉色を少し緩和させたい、眉色は大きく変えず、眉に立体感を出したいひとにおすすめ。
2019年新作は、自分だけのために提案されたアイブロウ!?
今年も各社から続々と新しい眉メイクアイテムが発売されるなか、特に注目を集めているのが1月11日に発売したばかりのIPSAの『クリエイティブ アイブロウ エレメンツ』。
・アイブロウリキッドライナー
・アイブロウペンシル
・アイブロウマスカラ
この3本がセットになったアイテムで、自眉を再現するかのような自然な眉を描くことができるそう。特に"薄眉さん"におすすめとのこと。イプサの店頭では肌測定器『イプサライザー』で髪の色や自眉の状態を調べ、自分にピッタリの色の組み合わせを提案してくれる。
私も店頭で肌測定器による診断をしてもらった結果、各アイテム以下の色味がピッタリなのだそう。
リキッド/03 GYペンシル/03 DBRマスカラ/03 BR
店頭で教えていただいた使い方で、早速試してみました。
コメント: 玉村麻衣子さん
STEP1:リキッドで「影」をつくる
まずはリキッドで眉の下地を作る。こちらのリキッドはかなりシアーな色づき。軽いタッチで眉全体に色をのせる。
眉全体に影が落ちたように地肌部分がほんのり色づき、眉の輪郭が浮き出てきました。
コメント: 玉村麻衣子さん
STEP2:ペンシルで「隙間埋め」
次に毛が生えていない部分やまばらに生えている部分にペンシルで毛を描き足す。ペンシルは軽いタッチで毛並みに沿って、一本一本描き足すようにするのがポイント。きっちり輪郭を描くのではなく、あくまで生えていない部分を軽く描き足すようなイメージで。
STEP3:眉マスカラで立体感を
最後に眉マスカラで仕上げ。黒々とした毛の色が緩和され、リキッド・ペンシルで描いた部分となじむ。マスカラはマットで軽い付け心地で、フサッとした立体的な質感に。
下地をシアーなリキッドで作るため毛と毛の間に空気を感じることができ、自眉に近いナチュラルな眉に仕上がりました。
コメント: 玉村麻衣子さん
パウダーのみで仕上げた眉と比べるとこんなかんじ。
リキッド、ペンシル、マスカラを別々に買うとそれぞれの色選びに迷いがち。だけど、イプサのアイブロウなら自分にピッタリの色をセットで提案をしてもらえるから、統一感のある仕上がりに。
どちらかというと、ある程度眉毛が生えている人がナチュラルに仕上げたい…というときに向いているアイテムかなと思います。
コメント: 玉村麻衣子さん
自眉のような軽やかでナチュラルな眉を目指したいひとは、ぜひ試してみて。
アイブロウの色がのらない問題。その原因と解決法は…
眉メイクをしているときに、「きれいに色がのりにくい」という経験をしたひとも少なくないはず。そこで、眉に色が上手くのらないNG理由を4つ教えてもらった。
NG1:肌がベタついている
最近はツヤ肌ブームということで、リキッドやクッションファンデーションを使用しているひとも少なくないはず。ツヤ肌重視のためにパウダーは最小限しか使用しないひとも多いようだけど、実はそれが眉色がのらない原因かも。
肌がベタッとしているとペンシルやパウダーをのせたときにズルズルと上滑りしてしまい、眉色がきれいにのりません。また、描いた眉が落ちやすくもなってしまいます。
コメント: 玉村麻衣子さん
リキッドやクッションタイプのファンデを使用する場合、眉付近の肌をルースパウダーなどでサラサラにしておくのがおすすめ。付属のパフやブラシでのせたり、眉のなかは小さめのブラシを使用したりしてパウダーを仕込んでおくと◎。
NG2:汗や皮脂のケアをしていない
汗や皮脂が分泌された肌の上にメイクをしてしまうと、メイクが密着しづらくなり、メイク崩れを引き起こしてしまう。とくに眉は皮脂が分泌されやすいパーツ。テカリが気になったときは眉付近の皮脂や化粧品の余分な油分をあぶらとり紙で軽くオフしてからメイクするのがおすすめ。
ティッシュは皮脂を取り過ぎる可能性もあるのであぶら取り紙がおすすめ。
コメント: 玉村麻衣子さん
■NG3:ブラシが汚れている
毎日使用する眉メイクブラシは、使えば使うほどファンデーションや皮脂、汗、ホコリが混ざり合って汚れてきてしまう。長期間使うとブラシの毛がゴワゴワになってきたり、毛並みが乱れてくることも。そうなるとアイブロウパウダーがきれいに眉にのらなくなってきてしまうのだとか。
眉ブラシのメンテナンスは意外と簡単にできるので、眉ブラシは一ヶ月に一度は洗うことをおすすめします。
コメント: 玉村麻衣子さん
NG4:ペンシルの芯が硬すぎる
芯が硬めのペンシルには地肌に色がのりにくいものも少なくない。無理に力を入れて描こうとすると肌を痛めてしまうことも…。ペンシルを選ぶときは必ずテスターを試し、力を入れなくても肌に色がのり、「描きやすい」と感じるものを選んで。
また、鉛筆タイプを使用しているひとの中には先が丸い状態で描いているひとも。しかし先が丸いと色がのりづらくなってしまう。毎回軽く削ってから使用するとかなり描きやすくなるから試してみて。
眉メイクは落ちやすい…落ちにくくするポイントは?
落ちないパウダーは残念ながらない。だけど落ちにくくする秘技はあるみたい。玉村さんご自身も行っているという、その技とは?
眉が消えやすい部分といえば、眉尻や眉の下ライン。そこで眉メイクをする前に、消えやすい部分にリキッドで眉のベースを描いておくのがおすすめ。リキッドは眉メイクアイテムの中でも比較的汗や皮脂に強いので、レジャーにもピッタリ。
リキッドで描くときは毛流れに沿って一本一本毛を足すように描くのがポイント。
コメント: 玉村麻衣子さん
その後、いつも通り眉メイクをすればOK。先にリキッドを仕込んでおくと水に濡れてパウダーが多少落ちてもリキッドで描いた眉が残るため、「眉ナシ」になることをふさぐことができるのだそう。
立体感のある眉に仕上げるためには、やっぱり「パウダー」が必須。種類はたくさんあるけれど、玉村さん流のポイントをおさえておけば、きっと自分にあう運命のパウダーに出会えるはず。
夏の汗にも水にも強い、アイブロウコートが優秀
どうしても眉メイクを落ちないようにしたい!というときには、アイブロウコートを使うというのも手。使い方と効果をチェックして。
CANMAKE
ラスティングマルチブロウコート
500円(税抜)*編集部調べ
アイブロウの崩れ防止コート。 眉をこすれ・汗・皮脂からしっかりガードして、きれいな眉をキープ。
使い方は、眉メイクを一通り終わらせた仕上げに、ブラシを使って眉メイクの上から付属のブラシでなぞるだけ。
あとは、すこし時間を置き、乾燥させればOK。使用後は眉マスカラをつけた後のように眉自体がすこしパリッとするのだそう。
キープ力は◎。朝から晩までヨレることなく、髪の擦れても、爪で軽く引っ掻いても落ちないレベル。
この状態で一日過ごしたところ、眉メイクがヨレることなく夜になっても朝と同じ状態をキープできていました。髪の擦れにも強く、爪で軽く引っ掻いてみても眉は落ちませんでした。
コメント: 玉村麻衣子さん
デメリットとしては、“塗りました感”はそこまででないけれど、若干のテカリが出てしまうこと。特に眉尻などの毛がすくなめの部分は、地肌にコートがくっつき、毛並みのフサッと感が失われがちに。
だけれども、眉尻以外の眉頭や眉中は比較的自然な毛並みが保たれていたのだそう。眉をコーティングするということで一部毛が肌にはりついてしまうこともあるから、眉の自然な質感や立体感は部分的に損なわれやすいけれど、眉メイク自体はかなりの崩れ防止が期待できるとのこと。
“落ちない眉メイク”を最優先する人にはよいアイテムだと思います。
コメント: 玉村麻衣子さん
アイブロウまとめ
・アイブロウとは英語で「眉」の意味で、転じて、眉を描き足す眉墨を指すことば。
・眉中心部分はやや濃いめの色をのせ、眉頭を描き足すときは濃い色ではなく、明るめのパウダーを使用すると自然に仕上がる。
・アイブロウパウダーは、3色タイプのもの(最低2色)で 付属のブラシが2種類ついているものが使いやすい。
・玉村さんが愛用しているアイブロウペンシルは、先が細い繰り出しタイプ。
・眉尻をはじめとした眉メイクが落ちやすい場所は、部分的にアイブロウリキッドを使用するのがおすすめ。
・眉マスカラは、眉色を緩和させ、眉毛に立体感を出してくれるアイテム。
・どうしても落としたくないときは、アイブロウコートを使うと◎
気になるアイブロウアイテムは見つかった?アイブロウアイテムを見直して、美眉をめざしましょ。
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子
プチプラなのに、お値段以上の優秀アイテム。色のもちやブラシのコシ、コスパなどをひっくるめて本当に使いやすいパウダーだと思っています。とくに使いやすいのが一番明るいベージュのパウダー。仕上げに大きい方のブラシで眉全体にふわっとのせることで、眉全体の色がやわらかくなります。
コメント: 玉村麻衣子さん