眉の仕上がりを左右する「アイブロウアイテム」。ひと口にアイブロウと言っても、パウダー、ペンシル、リキッド、マスカラ… などなど、たくさんの種類があって迷ってしまうひとも多いはず。
そこで今回は、アイブロウペンシルの選び方や使い方、美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんがおすすめのアイテムまでご紹介。人気のケイトや資生堂、キャンメイク、落ちない描き方もチェックして。
アイブロウペンシルの選び方

出典: 玉村さん提供
玉村さんがアイブロウペンシルを選ぶときのポイントは以下の3つ。
①芯の先が細いもの
繰り出しタイプのペンシルには、アイライナーのような細めタイプと、先が太めの楕円タイプがあるけれど、玉村さんのおすすめは「細め」タイプ。細めの方が眉尻を思い通りに描きやすく、肌の凹凸があっても均等に色が乗りやすいため、使いやすいんだそう。
②芯がやわらかく、描きやすいもの
芯が固いペンシルだと、肌にあたったときに刺激になることも。芯がやわらかいものの方が、力を入れなくてもスルスルと色がのるため、理想の眉の形が描きやすく、肌への刺激も少ないんだとか。
③スクリューブラシがついているもの
描いた眉をぼかすときに便利な「スクリューブラシ」は、特に眉頭メイクでは必須アイテム。単品よりも、ペンシルに付属されている方が持ち運びにも便利なのでおすすめ。購入前に、スクリューブラシの肌あたりも含めてチェックしておくと◎。
アイブロウペンシルの正しい使い方
アイブロウペンシルは、眉毛の輪郭をとったり、眉尻などの細かい部分を描くのに使うもの。毛が足りない地肌の部分に描き足したいときも、ペンシルがあると便利なんだそう。
眉山~眉尻を描くときには、ペンシルを使うのが最適。人それぞれ骨格によって異なるけれど、眉山の位置は"黒目の外側のフレーム~目尻の真上"の間を目安にするとバランスがとりやすいそう。
眉山~眉尻は、斜めに下げて描くのが基本。眉尻はキュッと細くすることで、横顔が大人っぽく美しく見えるんだそう。ペンシルを使うと、眉尻を細く描くことができるのでおすすめ。
アイブロウペンシルの種類・タイプ
アイブロウペンシルには、「削るタイプ」と「芯を繰り出して使うタイプ」の2つのタイプがある。それぞれのメリットデメリットをチェックして。
1.削るタイプ
木軸を削るタイプは、発色がソフトなのでぼかしやすく、自然な仕上がりに整えることができる。
また、芯の削り方を調整すれば自分の作りたい眉を描くとこができるのが魅力。毎回削らなければならないというデメリットもあるから、上手く削れない場合や時間がないときには繰り出しタイプがおすすめ。
このような鉛筆タイプの眉ペンシルを使用するときは、毎回必ず軽く削って使うのがポイント。軽く削るだけで驚くほど描きやすくなるのだそう。
毎回削る手間はかかりますが、えんぴつタイプの眉ペンシルはコストパフォーマンスがよく、好きな細さに削って調整できるというメリットも存在します^ ^
コメント: 玉村麻衣子さん
2.芯を繰り出して使うタイプ
回して芯を繰り出して使うタイプは木軸を削るタイプに比べて、芯の柔らかいものが多く、描きやすく、色も密着しやすいのが特徴。細芯・太芯・楕円芯など太さもいろいろある。
中でも楕円芯は持ち方によってお好みの太さに調整できるので便利です。柔らかいので折れやすく、力を入れずに丁寧に描くのがコツです。鉛筆タイプのように削る手間もないのもメリットの一つです。
コメント: 玉村麻衣子さん
繰り出し式の眉ペンシルを使用するとき、ほんのすこししか芯を出していないひとも少なくない。芯は3ミリ程度出すことで「今どこを描いているか」が見やすくなり、描きたい部分に色をのせやすくなるのだそう。
「ペンシルで眉が描きやすくなる」おすすめテク3つ
玉村さんおすすめのアイブロウペンシルはこれ

出典: 玉村さん提供
コスメデコルテ AQ MW ペンシル アイブロウ
BR302 (本人私物)
「3つのポイント」がすべて揃っているアイブロウペンシルで、特に芯がやわらかくスルスルと描きやすいのが特徴的。色がしっかりのってくれるので、とにかく"描きやすい"ペンシルです。スクリューブラシもやわらかく、肌あたりがよいのでおすすめです。
コメント: 玉村麻衣子さん

出典: 玉村さん提供
エレガンス アイブロウ スリム(本人私物)
こちらも3つのポイントが揃っているアイブロウペンシル。先がかなり細めなので、眉尻をキレイに描くことができ、眉毛を一本一本描き足すのにも適しています。また、色の展開が6色と幅広く、髪色と合う色味が見つけやすいです。
コメント: 玉村麻衣子さん
プチプラアイテムの中でおすすめなのがこちら。ペン先が細くて芯が柔らかく、狙った部分にスルスル描け、毛を一本一本描き足すこともできます。
スクリューブラシがついていないので別途準備する必要はありますが、プチプラでこの仕上がりはかなりレベルが高いと思います。
コメント: 玉村麻衣子さん
眉を描くとき、まず最初に使う重要アイテムが「ペンシル」。種類はたくさんあるけれど、玉村さん流のポイントをおさえておけば、きっと自分にあう運命のペンシルに出会えるはず。
アイブロウペンシルについてもっと知りたいひとは、こちらの記事もチェックしてみて。
仕上げの透明マスカラで一気にトレンド眉に
最近の眉メイクの流行のひとつが、毛並みが感じられる立体的な眉。平面的な「描きました」感のある眉ではなく、ふさっとした毛並みが感じられる3D眉がトレンドなのだとか。
セザンヌの『クリア マスカラR』は、まつ毛・眉毛の両方に使えるアイテム。
保湿成分、トリートメント成分が配合されていることから、毛を一本一本コートしていたわりながら眉毛にハリとツヤを与えてくれるという優秀アイテム。お値段400円(税抜)というところも、うれしいポイントですね。
コメント: 玉村麻衣子さん
使い方はとても簡単。眉メイクの仕上げに、マスカラをつけるように眉を下から上にジグザグと持ち上げるように塗布していく。最後に眉頭は毛を上に立たせるように、眉中~眉尻は毛流れに沿ってとかすように毛並みを整えればOK。
とても軽い付け心地で、バリバリ固まることもなくふさっとやわらかな質感に仕上がる。それでいて眉毛の立体感や毛流れを一日中キープしてくれるのだとか。
トレンド眉の作り方についてもっと知りたいひとは、こちらの記事もチェックしてみて。
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子
油分が少なく芯が固めのものが多いのが特徴。眉を描くのが苦手というひとや柔らかすぎると折れてしまうというひとにぴったりです。
コメント: 玉村麻衣子さん