手指の爪が汚くのびている、愛撫で歯を立ててくる、いきなり指を3本入れてくる…そんな勘違い男との経験はない? こちらサイドは「痛い痛い痛い!」なのに、デリカシーのない彼は全然気づいていない。
産婦人科医の宋美玄先生によると、女性の身体のつくりを知らずにセックスにおよんでいる男性は多いそう。
NG行動その1:とにかく痛い…
NG行動その2:え、もう? イクのがめちゃくちゃ早い
セックスを楽しむ間もなく、すぐに彼が果ててしまった…。ワザとではないにしても、これじゃ満たされない。これって体質?それとも彼のテクニック?
挿入時間を長くできる「体位」を工夫すると良いでしょう。たとえば小刻みなストロークができる「シムズの体位」がおすすめ。また体位を変えることで、より長い時間挿入を楽しむこともできます。
出典: 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス スゴ技編』宋 美玄著(ブックマン社 刊)
NG行動その3:なぞのニオイが…体臭や口臭がキツイ
中には“ニオイフェチ”という性癖もあるけれど、基本的に「清潔感」はエチケットとして外さないでもらいたい。歯磨きやシャワーはお互いに済ませておきたいもの。
とくにオーラルセックスを楽しみたいなら、陰部は徹底的に清潔にしましょう。クラミジアなどの性病は、不潔な陰部の垢に生息していることが多いので、女性の喉に感染することもあるんです。
出典: 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』宋 美玄著(ブックマン社 刊)
NG行動その4:濡れてませんけど。すぐ挿入しようとする
彼が興奮状態で、すでにセックスの準備がととのっているからといって、いきなり性器に手を伸ばしたり、挿入しようとするのは味気ないと宋先生。
前戯は服を着たままスタートするのがルール。耳たぶやうなじなど、感じる場所はたくさんあります。背中も二の腕も、わきの下も、愛情を持って触れられたら性感帯になるんですよ。
出典: 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』宋 美玄著(ブックマン社 刊)
大きな快感を得られる場所ほど後回し。大切なプロセスを端折って、すぐに入れようとするなんてモッタイナイ。
NG行動その5:激しければ喜ぶと思っている
セクシービデオで性について学んだ男性は、どうしても「激しい愛撫」「激しいピストン」をしがち。でも、やみくもな激しさは、時に身体を傷つけてしまうことだってある。
女性が膣の中で快感を感じるのは、Gスポットとポルチオの2ヵ所のみ。それ以外の場所に刺激を与えようとするのは、はっきり言って無駄な行為です。
出典: 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』宋 美玄著(ブックマン社 刊)
女性の身体の構造や、快感の仕組みについて正しく知っておくことで、NG行動は避けられると宋先生。男性向けの「ファンタジー」なマニュアルにとらわれ過ぎない、リアルを知ることがセックスの満足度を高める近道なのかも。
取材協力/産婦人科医 宋美玄先生
女性の絶頂到達には“スマホタップ”程度の力加減で十分。男性が思っているよりもずっとソフトタッチなんです。力まかせだと気持ちいいどころか、痛いばかりで不快極まりないでしょう。
コメント: 宋美玄先生