「彼を喜ばせたくて、ついセックスのときにイッたフリをしてしまう」「イクって、どういうことなのかわからない」など、セックスに対して不満を感じているひともいるのでは?
産婦人科医の宋美玄先生によると、体は学習することでオーガズムを得ることができるそう。女性が「イク」ための方法と、そのポイントを伺った。
女性がSEXで“イク”ためには…恥ずかしがられがちなアレが大切?
また、女性は膣内で「イク」と思われている方が多いようですが、実際は「クリトリス」で感じる方がほとんどです。
コメント: 宋美玄先生
経験者もそうでないひとも、正直、恥ずかしい…というのが女心。だけれど、日常的なマスターベーションは、若いころからためらわずに積極的にやったほうが良いと宋先生は話す。そう言ってもらえると、罪悪感もなくなりそう。
「マスターベーション」は感じるための“自主トレ”
宋先生によると、マスターベーションの最大のメリットは「自分が感じる場所を把握できる」ということ。彼にリクエストしなくても快感に没頭できる、貴重な機会になるのだとか。
女性の体は学習を繰り返さなければ、オーガズムを身につけることができないんです。まずは好きな方法で絶頂感を体に覚え込ませる。そうすることで、パートナーとのセックスでもオーガズムに達しやすくなります。
コメント: 宋美玄先生
つまりは、彼とのセックスで感じるための自主トレ。感じるけれどイケない…という女性が、男性に導いてもらえるなんてことは、よほど運が良くなければ難しいそう。
意外と知られていない。リラックス効果や入眠作用など、メリットが多いって本当?
『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(宋美玄 著)によると、女性はさまざまな目的を持ってマスターベーションを行なっているという。
男女とも、一番の目的は「性的な快楽のため、性欲を鎮めるため」です。ただ、女性は他にも「リラックスするため、よく眠れるように」という目的でマスターベーションをしているひともいます。オーガズムには入眠作用があるので、心地よい状態に誘ってくれるんですよ。
出典: 『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』宋 美玄著(ブックマン社 刊)
「方法」や「頻度」に決まりはなし。自分の好みを見つけて
もし日常的にマスターベーションをするなら、どのタイミングに、どんな方法でトライしたら良いんだろう?
リラックスできる雰囲気の中で、自由な方法で行なってください。クリトリスの刺激だけで快感を得られるひともいますし、膣の中の快感を楽しんでも良いですね。自分が気持ち良いと思うことが大切です。
コメント: 宋美玄先生
マスターベーションの頻度や経験が少ないと、セックスにも後ろ向きになってしまいがち。男性と同じように、女性も自分の快感を探す行為が一般的になっても良いのかも。
取材協力/産婦人科医 宋美玄先生
実は10代からマスターベーションをしていた女性のほうが、そうではないひとよりも「オーガズム障害」が少ないという報告が学会で発表されたことがあります。でも基本的に女性は男性よりも遅く、性的快感を知ってからマスターベーションをはじめることが多いですよね。
コメント: 宋美玄先生