テイストも合わせるアイテムも自由自在なデニムは、コーデに迷ったときのお助け役。
それもあってか、デニム選びでは、せいぜいデニムのカラーやシルエットにしか注目していないひとが案外多いもの。
ちょっと個性的なものを選ぶとしても、女っぽいクラッシュ加工のデニムに留まっているひとも少なくないはず。
いくらベーシックなアイテムといえ、少しマンネリしてきてない? そこでDIESELプレス 田中久子さんに、今シーズンイチオシのデニムを教えてもらった。
今欲しいのは、自分らしく履きこなせるデザインデニム
久子さんが今目をつけているのは、一手間かけたデザインデニム。
カットオフ加工や、裾にフリンジが施されていたり、サイドにラインが入ることで、たちまちドレッシーな印象に仕上がるんだとか。
それでも、デニムならではの着こなしやすさは健在。合わせるトップスや小物を選ばなくてもキマるのが、イチオシの理由なんだそう。
履くだけで瞬間おしゃれ。プロの指名買いはこの1本
今季は、各ブランドにおいて、こだわりのデザインデニムが百花繚乱。もともと美脚見せできることでデニムに定評があるDIESELでも、デザインデニムが多彩に登場しているそう。
なかでも、久子さんが一目惚れし、自分でも狙っているというのが、このWIDEE-F。

出典: 田中久子さん提供
来年1月末に発売予定の「WIDEE-F」は、ダークインディゴとブルーの2色を展開(写真はブルー)。
トレンドのワイドシルエットでありながら、ハイウエストとセンターラインで、どの角度から見ても文句無しの脚長美脚に。
どうしてもカジュアルになりがちなワイドデニムも、ディテールまで綿密に作り込まれたWIDEE-Fなら俄然女っぽく仕上がる。
女っぽく「ヒール」を合わせるのがスタイルアップの秘訣
デザインデニムをこなれ見えさせるには、シンプルなアイテムと合わせるのが久子さん流。
たとえばベーシックなTシャツでも、タックインして履けば、脚長効果絶大。さらに、スタイルアップに加えて、女らしく味つけするにはヒール靴もマスト。
今までは断然スニーカー派だったけれど、最近はヒールがお気に入り。ワイドデニムと合わせるととにかく足が長く見えるし、カジュアルすぎないコーデに仕上がります。
コメント: 田中久子さん
実は久子さんの身長は160㎝未満。小柄さんだって、こんなにきれいに着こなせる。
変わったデザインのデニムは「ハードルが高い…」と敬遠しがちかもしれないけれど、実はシンプルなアイテムを合わせるだけでサマになる超優秀アイテム。
シンプル派さんこそ、今季は思い切ってデザインデニムを一点投入。ひと味違うデニムスタイルを、存分に楽しんでみて。
取材協力 DIESELプレス/田中久子
少し前までは、すべてのアイテムをミニマムに抑えた「ノームコア」がブームだったけれど、今はもう少しファッションで遊びたい気分。履くだけで華やかに仕上がるデザインデニムは、シンプルなデニムに加えて、ぜひ買い足したいアイテムです。
コメント: 田中久子さん