冬の肌に起こりやすい「赤ら顔」をカバーするメイク方法。もしかして古い情報を鵜呑みにして、厚ぼったいカバーしちゃってない? プロダクトに頼る前に、まずは基本のメイク方法を振り返るのがベター。
基本を正してくれるのは、メイクアップアーティストの早坂香須子さん。プロのテクニックはもちろん、元看護師としての知識から“5つのメイクの基本”をアドバイスしてくれた。
その1:自分の肌質を見つめ直すべし。なぜ、冬は「赤ら顔」になるの?
冷暖房の発展などにより、現代社会は“赤ら顔”になりやすい環境。
「かゆみがある・アレルギー反応が起こる・刺激物に触れると赤くなるなどの症状があれば、病院へ相談してください」と早坂さん。メイクで隠そうとする前に、自分の肌がどんな状態か、考えるのが大切といえそう。
その2:やっぱり“洗顔”は、冷たい水。赤ら顔カバーメイクの前に
朝の洗顔は、水で洗うのが定番! というひとは◎。
実は、メイクが崩れやすいと悩んでいるひとほど、肌が目覚めていないまま、お湯で顔を洗っているのだそう。また、マッサージや保湿をせずにメイクをしているのも原因のひとつ。まずは、冷水洗顔で肌を元気に活性化させて。
「朝は、冷たい水で顔を洗うこと」肌を甘やかさないで、外部刺激に慣れることも大切。お湯で洗うと必要な皮脂を落としてしまうので、この冬だけでもトライしてみて。
コメント: 早坂香須子さん
その3:プロの素肌感作り。“ファンデーションは薄く塗る”が鉄則
ヨレない肌を作るには、メイク工程をどれだけ少なくするかがポイント。素肌っぽいメイクを目指すなら、工程は2つまで。例えば「色付き下地+プレストファンデーション」ぐらいで十分です。
コメント: 早坂香須子さん
赤みやくすみ、肌の色ムラが気になると、SPF、下地、コントロールカラー、コンシーラー、ファンデーション、パウダーなど、多くのプロダクトを重ねがち…。こんなに工程があると、肌を美しくみせるどころか、重たい肌質を作っているだけかも。
薄付きのベースメイクは、ファンデーションの付け方が決め手。プロは手のひらに余分なファンデーションを落としてから、ファンデーションブラシで少しづつのせています。まずは、ツールを見直すのもおすすめです。
コメント: 早坂香須子さん
その4:プロはファンデーションを塗るとき「ブラシ」を欠かさない

出典: ライター撮影
yUKI MAKEUP yUKIBRUSH PetitSeries 106 ファンデーションブラシ ¥4,864(税抜)
お問い合わせ先
LOOP blue.Inc
http://yukimake.com
世界でもトップクラスの化粧筆で知られている、広島県熊野町の筆職人の技と、メイクアップアーティストyUKIのこだわりが形となった“yUKIBRUSH”。
少量のファンデーションをブラシで肌の上にすべらせるだけで、上質でツヤのある肌作りを実現。

出典: ライター撮影
柔らかで繊細なヤギの毛で作られたファンデーションブラシ。プロが作ったツールだから、コントロールカラーやクリームチークも上品に薄っすらとのせることができます。
コメント: 早坂香須子さん
その5:プロが大事にしている基本・ツールは清潔に使うべし
ツールは、必ず清潔に使うこと。ブラシを使うと厚塗りメイクになるというひとほど、ブラシを洗っていません。またニキビが治らないひとほど、スポンジやパフを洗っていません。プロにとって、一番の基本であり大切なことです。
コメント: 早坂香須子さん
プロは、肌作りに時間をかけるからこそ「ツールの洗浄」を大切にしているのだそう。ブラシやスポンジを毎日洗うのが面倒だと思うなら、数本用意しておくと◎。美しい肌作りには、美しいツールが不可欠!
冬のお悩み「赤ら顔」を恥ずかしがる前に、まずは基本に戻りメイク方法を見直すことが大切なのかも。メイクのプロが大切にしている、“5つのメイクの基本”を意識することからはじめてみては?
取材協力/メイクアップアーティスト 早坂香須子さん
色白の肌を持つ人、皮膚が薄い人、敏感肌の人などいろいろな原因があります。とくにこの季節に多いのは、寒冷刺激によるもの。冷たい外から急にあたたかい部屋へ入ると、毛細血管が一気に拡張して“赤ら顔”になるひとがいます。
コメント: 早坂香須子さん