「赤ら顔」はあえていかす。プロ流メイク・おすすめチーク&赤リップを一挙公開

冷たい空気に触れたり、暖房が効いた部屋に入ったり…。忙しない現代女性の肌ストレスは、「赤ら顔」となって現れる。小鼻や頬の色ムラをカバーするには、どんなメイクをすればいいの?

「赤ら顔はあえていかすべき」と予想外の答えをくれたのは、メイクアップアーティストとして活躍する、早坂香須子さん

これまでの常識をくつがえす、プロのメイクテクニックとは?

メイクのプロは「赤ら顔」をどうやって隠す?

赤ら顔って可愛いのに(笑)。日本人は、黄味よりの赤みだから気になるのかも。青味の赤みだったら、ピンクに見えるから気にならない。それを利用して、赤ら顔をいかすメイクに変えます。

コメント: 早坂香須子さん

これまで、赤みカバーといえば「黄味よりの肌には、イエロー系」「青味よりの肌には、グリーン系」が定番だった。でもこの方法だと、肌に重ねるプロダクトが多すぎて厚塗りメイクになってしまうのだとか。

「赤ら顔」をいかすメイク その1:カバーせず、血色チークをオン

いまどき美人は「素肌っぽい」が条件。肌の色を変えるのではなく、肌が持つ透明感をサポートするクリームチークを選ぶこと。青みピンクのチークなら、より生っぽくて血色感のある肌に仕上がります。

コメント: 早坂香須子さん

ベースメイクも、色付きの化粧下地+プレストパウダーぐらい軽めでOK。面的に気になる赤みなら、メイク前のマッサージで全体にまわすこと。にきびや小鼻など部分的な赤みなら、コンシーラーでおさえる程度で十分なのだそう。

プロおすすめ、赤みにプラスしたい“青み系のクリームチーク”はこれ

rms beauty リップチーク 【デミュア】 ¥4,800(税抜)

お問い合わせ先
アルファネット
☎03-6427-8177
https://www.rmsbeauty.jp

うるおい、透明感、ツヤにこだわったNY発のナチュラルカラーコスメブランド。天然成分で作られたクリームカラーは、唇と頬にも使用できる。【デミュア】は、モーブカラー(青み)を混ぜたローズピンクで、肌がほんのりツヤめく仕上がりに。

出典: ライター撮影

指の腹で、手の甲の中心にポンポン叩きなじませるようにオン。肌がもつ透明感を引き出しながら、ほんのりと内側からじゅわ〜っとツヤめくように発色。フレッシュなツヤと発色が、疲れた肌をぷっくらと柔らかに見せてくれる。

コメント: ライターコメント

rmsは、ブラシで付けるとすごくきれいですよ。頬に血色を足すという感じです。

コメント: 早坂香須子さん

出典: ライター撮影

CHICCA フローレスグロウ フラッシュブラッシュ【04 ラズベリー】 本体 ¥3,000、ケース ¥2,000、 スポンジ2個入¥1,000(すべて税抜)

お問い合わせ先
カネボウ化粧品
☎0120-518-520
www.chicca.jp

まるで“体温”を感じるように、頬の血色感がふんわりとアップ。美しいツヤ感と発色を持つラズベリーが、華やかでフレッシュな表情を作ります。くすみが気になるひとには、トーンアップの効果も期待。

出典: ライター撮影

頬に血色を足したい部分に、スタンプのようにポンポンとのせただけ。色の濃度をつけやすく、内側からふんわりとツヤめくように、あたたかい発色。まるで体温のような、自然なチークを作れそう!

コメント: ライターコメント

肌に溶け込むようになじむ質感と仕上がりにこだわる、キッカらしいクリームチークです。

コメント: 早坂香須子さん

「赤ら顔」をいかすメイク その2:深めの赤リップで、視点を変える!

カバー(補正)しようとするほど、肌に武装感が増して重くなるだけ…。隠したいと思ったら、視点を変えるほうが効果的です。肌をきれいに見せるおまじないなら、深めの赤リップが一番。

コメント: 早坂香須子さん

温冷差で、顔色に赤みが増したり色ムラが出てきたら「メイク直しを重ね付けしないこと」と早坂さん。欠点をカバーするのではなく、視点を外すポイントをいれるほうが素肌美人に近づけるのだそう。

メイク直しは、ハッとするほど美しい“赤の力”にまかせてみて!

プロおすすめ、視点を変える“深めの赤リップ”はこれ

rms beauty リップシャイン 【コンテント】 ¥3,400(税抜)

お問い合わせ先
アルファネット
☎03-6427-8177
https://www.rmsbeauty.jp

ヤシ油、ヒマシ油、カカオ脂など贅沢な植物油がブレンドされたリップカラー。唇にスキンケア効果を与えながら、大人のツヤめいた唇を表現。色は、透け感のあるクラシカルなベリーレッド。

出典: ライター撮影

クラシカルでディープな色味なのに、指先で手のひらにのせるとラフな質感の赤に。色の濃淡も自由自在で、唇のぷっくら感も簡単に。プラムと赤の中間のような色味が、知的な大人の女へと印象を変えてくれそう!

コメント: ライターコメント

深みのある赤は、肌をきれいに見せてくれます。rmsは、フレッシュな質感だからどんなひとにもなじみやすいと思いますよ。

コメント: 早坂香須子さん

出典: ライター撮影

イヴ・サンローラン・ボーテ タトワージュ クチュール 【No.1】¥4,300(税抜)

お問い合わせ先
イヴ・サンローラン・ボーテ
☎03-6911-8563
https://www.yslb.jp

深く鮮やかな赤が、まるでタトゥーのように肌にしっかりと色付く。ベルベッドのように濃密でマットな質感は、これまでにない個性の光るアイテム。発色は鮮やかながらも、付けていることを忘れるほど軽やかな付け心地。

出典: ライター撮影

美しいリップラインをサッとひと塗りで完成させる、この鮮やかさ。1日中、ヨレにくいのに重さを感じませんでした。いまのトレンドを象徴する、新感覚のマットレッドでおしゃれな口もとにアップデートできそう。

コメント: ライターコメント

さすが、イヴ・サンローラン! ハッと心が奪われるほどの「まっ赤」な発色が素敵です。

コメント: 早坂香須子さん

最前線で活躍するプロのテクニックは、さすが目から鱗が落ちるレベル。自分の顔の欠点を補うメイクは、古くさい顔を作るだけかも…。「赤ら顔」に悩んでいるなら、新しい色味や質感のプロダクトを取り入れ、印象や視点を変えてみては?

取材協力/メイクアップアーティスト早坂香須子さん

text : iida_maki

supervised by

メイクアップアーティスト
早坂 香須子

メイクアップアーティストとして国内外のモデルや女優からの支持が高く、数多くのメディアでも活躍中。「ネロリラ ボタニカ」ブランドディレクターを務める。
by.Sチャンネル「美の処方箋」で月曜日(隔週)配信中!

Recommend