なかなか相談しにくい、セックスのお悩み。産婦人科医の宋美玄先生のもとには、診療に来たついでに「実は…」と打ち明ける患者さんが多いのだとか。たとえば、パートナーとの「相性」もそのひとつ。
正直言うと、パートナーとのナイトライフが「しっくりこない」「相性が悪いのかな」なんて思っているひとも少なくないのでは? とくに相手に経験値があると「できているつもり」という、彼のプライドを傷つける気がして余計に言いづらいし…。
そこで、セックスにおける「相性の良し悪し」は存在するものなのか、宋先生に詳しく聞いてみると…。
「気持ち良くなかった=相性が悪い」ではない…!?
攻めるのが好きなタイプと、攻められるのが好きなタイプなら「好相性」。体格や性器のサイズに差がある時は、体位を工夫することでカバーできるそう。
相手の反応を見ながら、工夫できるひとは「セックスセンス」が良い?
とはいえ、体格も性癖もクリアしているのに「相性が良い」と言いきれないことがある。そういった場合は、克服ができると宋先生。
セックスは、経験よりも“センス”なんです。それは、最初に感じた“お互いもうちょっとだったな”という部分の原因を見つけること。いきなりピタっとハマることは、そう多くないでしょう。場合によってはベッドの端や、クッションを使うことで、うまくいくこともあります。
コメント: 宋先生
何も考えずにセックスをして、二人とも気持ちいいと思えることが「相性が良い」と言える理想形。だけれど、“自分のことばかり考えているひと=センスがない”といえるから、相手に不満を持たれやすい…。
上手いひとは、多くの異性から「相性が良い」と思ってもらえる?
セックス相性とは、パートナーが持つ「思いやり」や「調整力」が、大いに関係しているのかも。
相手の反応を見ながら、手加減ができるひとは、“相性が良い”と思ってもらいやすいんです。たとえばプレゼントを贈るときに、“どうしたら喜んでもらえるか”を徹底的に考えるように、心を尽くすことで絆が深まり、良いセックスにつながります。
コメント: 宋美玄先生
パートナーのことをもっと知りたい、もっと喜ばせたいという思いのベースにあるものは、やっぱり「愛情」。心を尽くして会話を重ねていけば「したい×されたい」の好みが次第に合ってきて、いまよりもっと盛り上がれるはず。
取材協力/産婦人科医 宋美玄先生
“セックスの相性”はあります! ただし、一般的に言われる“セックスの相性の良し悪し”とは違って、“良くなかった”からといって相性が悪いとは限らないと思います。ただ、体格差があったり、性癖などが合わなかったりというのは、相性にも関係するでしょう。
コメント: 宋美玄先生