そろそろTHE・甘テイストは卒業したいお年頃な私たち。だけど“どうしても甘くなっちゃうアイテム”ってある。今回は、そんなアイテムのひとつフレアスカートに注目。裾広がりなデザインだから、お嬢さんっぽくあまーくなりやすくって扱いに困ることってない?
品格ただようエレガンスなスタイルがお得意な大日方久美子さんは、どうやってフレアスカートが陥りがちな甘さを回避しているんだろう。クラスアップできる着こなしのコツを聞いた。
お嬢さんになっちゃう原因① 足もとがレディ
フレアスカートそのものがレディなアイテムなだけに、足もとも女っぽい華奢なヒール靴やポンテッドトゥのパンプスを持ってくると「お嬢さん指数」が一気に急上昇。
そこで、大日方さんは、足もとのテイストをメンズライクにしているのだとか。
“品格メンズライク靴”を投入せよ

出典: ライター撮影
レースアップシューズ(ジジ)¥35,000(税抜)/株式会社ルック ブティック事業部
大日方さんいちおしのメンズライク靴は「Repetto(レペット)」。フラットのバレリーナシューズのイメージが強いけれど、大日方さんがチョイスするのはレースアップタイプのジジ、ローファータイプのマイケル。
この2つはメンズライクなので、スニーカーのようにカジュアルダウンのハズしアイテムとして使うことができ、それでいてスニーカーにはない品格さをマークできるデザインなので名品、と大日方さん。

出典: ライター撮影
ローファー(マイケル)¥38,000(税抜)/株式会社ルック ブティック事業部
お問い合わせ先 株式会社ルック ブティック事業部 ☎03-3794-9139
70年も歴史のあるオーセンティックなシューズなら、一点投入するだけでたちまちフレアスカートスタイルも一気にクラスアップできること間違いなし。
お嬢さんになっちゃう原因② ぴたレディトップス
ボリューミィなフレアスカートには、トップスはタイトが黄金バランス。タイトなリブニットやタートルネックなどは、上半身の体のラインを拾うため、これまた一気に「おんな指数」が急上昇。
タイトなトップスをチョイスするなら、色をブラックにするなど、シルエット以外の要素で「かっこいい」を足してみて。また、フレアスカートの日はヘアをすっきりとまとめるのも、甘々お嬢さんにならない秘訣。
正統シャツでマニッシュに振ると、大幅テイストチェンジが可能
また、大幅にテイストチェンジさせてくれるアイテムが、オーソドックスなボタンダウンのシャツ。一気にマニッシュな雰囲気に。抜き襟タイプのシャツだと甘くなりがちなので、マニッシュにしたいなら控えたほうがよさそう。アクセサリーも控えめに、小ぶりピアスをチョイスするのがちょうどいい。
甘アイテム代表のフレアスカートは、足もととトップス選びにいつもよりちょっと「かっこいい」を意識して、大人のこなれたスタイルづくりにトライしてみて。
取材協力 Personal Stylist/大日方久美子