おしゃれ大好きな葵(26)は、損害保険会社勤務。内勤なので、比較的ファッションは自由に楽しめる環境だけれど、お固い社風から派手な悪目立ちはしたくない。でも、無難な服ばかりじゃつまらない…!
朝一、クローゼットの前でお悩みタイム。
葵『夏に一目惚れして買ったイエロースカート。プライベートで何回か着たけど、意外と出番が少ないな。やっぱり目立つ色だから、会社で浮いちゃいそうで。気に入ってるし、もっと出番増やしたいんだけどな』
お目立ち度の高いイエロースカートでも、コーディネート次第で通勤にも使えるアイテムにシフト可能。
人気スタイリスト・亀恭子さんがそのコツを教えてくれました。
イエロースカートをまろやかにするベージュトップス
イエロースカートに合わせたいのは、すばりベージュトップス。鮮やかでインパクトのあるイエローは、ベージュと合わせることでまろやかに。色合わせで、インパクトカラーを柔和させるんです。
ベージュの中でも、イエローと相性がいいのがライトベージュ。軽めのリブTは、フェミニンさがあっておすすめ。もっと女らしくしたいなら、とろみ素材のシャツなどを選ぶといいと思います。
ベージュのグラデ仕上げが洗練コーデのキモ
イエロースカートを主役に、ベージュのトップスを合わせたら、コーディネートを洗練された雰囲気に仕上げる小物選びが重要。
コツは、ベージュのグラデーションを意識すること。靴、バッグはトップスよりトーンの濃いベージュを持ってくる。そうすることで、色につながりができつつ、表情のある着こなしが完成します。
万能・黒シューズは控えるべし
誰もが持っている定番アイテム、黒シューズ。着まわし力抜群で、さまざまな着こなしに合うアイテムではありますが、イエロー×ベージュコーデの場合、実は控えた方がよいアイテム。まろやかなグラデーションを作ることがポイントのコーデに、黒のシューズは強すぎて、悪目立ちしてしまいます。
インパクト強めなカラー服は、秋も引き続きトレンド。ベージュのグラデでつくる、まろやかテクを覚えれば、目立ちすぎない上品スタイルに。一目惚れアイテムこそ、上手なコーデで出番を増やして、オンにもオフにも活躍させて。
取材協力 Stylist/亀恭子