赤い下着をつけて恋をして、好きなひととセックスをするときれいになれる…。一方で、5年彼氏ができなかったら、ヒゲが生える…!? 巷にあふれる「●●すればきれいになれる」説。じゃあ、そっちのほうは5年もご無沙汰な、私はどうなっちゃうの…?
そんな焦りを感じる、アラサー女性たちのお悩みを、産婦人科医の宋美玄先生が、医学的に解説。
美に必要なのは、女性ホルモンの「量」より「バランス」
巷でよく聞く「恋愛やセックスをすると、女性ホルモンが増えてきれいになれる」説。これは、宋先生によると、ガサツな女性たちの行動をヤジるために、メディアが流した“ガセ情報”に過ぎないとのこと。男勝りなタイプでも彼氏がいなくても、“女性として現役”なのだそう!
ただ、美のホルモンといわれる「エストロゲン」と、代謝を促すホルモン「プロゲステロン」のリズムとバランスは重要。急にホルモンの量が増えたり、リズムが崩れたりするのは不調のもと。ホルモンは多ければ良い、というものではないそう。
過度なダイエットや働き過ぎは、女性ホルモンに悪影響…
一方で、女性ホルモンのバランスを乱す「NG習慣」があることはたしか。宋先生いわく、不規則な生活は、バランスを乱す元となるとのこと。また、過度なダイエットや働き過ぎにより、エストロゲンの分泌を減らす原因になるのは、医学的に事実なのだそう。
気をつけたいのは、以下の3つ…!
①睡眠をしっかりとる
②標準体重を保つ
③タバコを吸わない
これらの基本的なルールを守りながら、ストレスを溜めないこと。そして、生理が遅れたら放っておかず、すみやかに診察を受けることが、ホルモンのためのライフスタイル。
特定の価値観や、魅力的なタイトルに振り回されないで。
街中にたくさんの眉唾情報が流れている。いつか子どもを産みたい、きれいになりたいと思うあまり、焦ったりストイックになったりしがち…。でも、そういった情報に安易に飛びつかないで欲しいと宋先生。何か裏があるかも、と疑ってみるのもひとつの手。
思い通りにコントロールできないのが私たちの体です。“●●を食べたら女性ホルモンが増える”とか、そんな簡単なものではありません。あやしい情報に振り回され過ぎて、自分らしさを失わないようにしてくださいね。
コメント: 宋先生
イメージ先行で、科学的な根拠のない情報も飛び交っている昨今…。自分らしくあるために、心と体を守るために、質の高い情報の「目利き」ができるよう、正しい知識を身につけていきましょ。
取材協力/産婦人科医 宋美玄先生
また、愛のあるセックスなら、またはオーガニズムを得られることで、女性ホルモンが出る、なんて眉唾にも騙されないように注意してくださいね!
コメント: 宋先生