手足がすらりと長く、スレンダーなボディも美しい美容家・山本未奈子さん。実は3度の妊娠のたびに20キロ近く太り、見事に絞ってきたダイエット賢者。「やっと“痩せるコツ”がわかった」と語る山本さんが効果てきめんと語る「即効痩せ見えテク」とは? デートや撮影の前に真似したい、食事やコスメのコツを伝授します。
# うっかり摂りがちな「デブ食べ」「デブ飲み」にご用心!
撮影の機会も多い山本さん。かつては撮影当日の朝に「顔がパンパン!」「脚がむくんでいる!」と青ざめることもあったけれど、今はそんな失敗はゼロ。その理由は…
“今日のデブ見えの原因は、前日の食事であることがほとんど”
出典: 山本未奈子さん
塩分を摂りすぎるとむくむとはよく言われるけれど、山本さんいわく、太って見える原因はそれだけではないそう。塩分よりも要注意で、日本人の食事にあふれているデブ見え食材って…?
# 前日の調整で、むくみがウソのように激減!
むくみ対策で控えたいのは「糖質」。太りやすいのは知っていたけど、むくみの原因にもなるというのはあまり知られていなかったのでは?
糖質が太りやすいというのは有名になりましたが、むくみのモトでもあるので気をつけてください。糖質は繊維を含んでいるのでガスが発生しやすく、ぽっこりお腹になってしまいます。しかも、1gの糖質は3gの水分を抱えるという性質があります。糖質を控えるだけで、翌日のむくみが激減しますよ
出典: 山本さんコメント
# ところで「糖質」って何だっけ…?
ここで、「私、甘いものは苦手だから心配ないわ!」と思っている人のために、糖質についてちょっとおさらいを。お菓子やフルーツなどの甘いものはもちろんだけれど、炭水化物も立派な糖質。ヘルシーに思いがちだけれど、しっかり和定食を食べたりしたらむくむ可能性大、というわけ。
ご飯やパン、それにうどんやパスタなども麺類ももちろん糖質たっぷり。芋類やトウモロコシなどの甘みを感じる野菜にも、かなりの糖質が含まれています。
出典: 山本さんコメント
さらに「お肉に含まれる動物性の脂肪も、腸内で悪玉菌を発生させるのでお腹が張ってぽっこり見える原因に。タンパク質を摂るならお魚がオススメです」(山本さん)。気合いがあればジュースクレンズをするのがベストだけれど、糖質とお肉を控えめにするだけでも、見た目がかなりスッキリするそう。
# 美容好きの落とし穴! 「デブ見えな水の飲み方」とは?
もうひとつ、山本さんが警鐘を鳴らすのが「間違った水分の摂り方」だ。
欧米のモデルがやっているからと、1日に1.5ℓもの水を飲むダイエット法が流行りましたよね。でも、水分の摂りすぎは即むくみに。一度に大量に飲んだり、冷たいものを飲むとむくんで太って見えます
出典: 山本さんコメント
よかれと思ってやっていたガブガブ飲みが、デブ見えの原因だったとは驚き。水は「ちょこちょこ飲み」することが、むくみ知らずのスレンダーボディの秘訣なのだ。
“体が吸収できるのは、1時間に200㎖前後。摂りすぎた水分は、むくみとして体に溜まります”
出典: 山本さんコメント
# コスメの塗り方を工夫すれば、細見えボディに
前日の食事に気をつけたら、あとは前編でもご紹介した方法に従ってお風呂に入るだけ。お風呂上がりにむくみケアコスメを使って、デブ見えボディにとどめを刺そう。山本さん愛用の「むくみ撃退コスメ」はコレ!

(左)クラランス ボディ オイル “アンティ オー” 100㎖ ¥7,000(税抜)
(右)ヴェレダ ホワイトバーチ ボディオイル 100㎖ ¥3,800(税抜)
ダマイ セルリファーム ボディクリーム200g・¥8,800(税抜)
ちなみに、山本さんがむくみケアコスメを使うとき、絶対に守っているルールがあるそう。それは…
お風呂から上がったらすぐに、ストレッチしながらの「ながら塗り」。コスメの効果が倍増します。むくみケアのコスメの進化には、目を見張るものがあります。お風呂上がりのボディケアに取り入れれば、むくみ対策の仕上げに。
出典: 山本さんコメント
洗面所に足をのせてストレッチしながら塗ったり、ソファで体をひねりながら背中に塗ったり。忙しい毎日だからこそ、そんな「ながら塗り」でコリをほぐし、巡りをよくしているのだとか。コスメの実力を何倍にも高める知恵、今すぐ試さなくちゃ!
取材協力/美容家・山本未奈子