イベントごとが盛りだくさんな夏。お祭りはもちろん、ちょっとしたお出かけの際にも浴衣や和装を楽しむことができたら理想的。でも和装って、どうしてもハードルが高く感じてしまう。
そこでお話を伺ったのは、ヘアアクセサリーブランド・フランス ラックスのPRとして活躍する西村カナコさん。美容師一家で育ち、冠婚葬祭の着付けまで行うお母様の影響もあり、幼少期から和装を楽しむ機会が多かったという西村さんは、夏をより一層楽しむための、和装テクニックを知っているんだとか。
和装のイメージは、小物の「色トーン」で操るの
① 浴衣が暖色系ならゴールド、寒色系ならシルバーの小物に
暖色系の浴衣を着るなら、ゴールドっぽいヘアアクセを付けるとより女性らしく仕上がる。寒色系の浴衣なら、シルバーや水色のヘアアクセを選んであげるのが正解。そうすることで、ごちゃつき感もなく全体がまとまって見えるのだそう。
② 印象を左右するのは帯と帯締め

出典: 西村カナコさん撮影
着物の柄も大切だけれど、帯の色味ひとつで見せたい印象も自由自在。
これは紫ベースの和服なんだけど、夏っぽさを足すために水色の麻の帯を持ってきて涼しく見せてみました。
コメント: 西村カナコさん
また着崩れしやすい和装をきっちりとした印象に見せてくれるのが、帯締め。帯締めにつける飾りはクリアな素材を選ぶことで、より夏っぽさがでてくるんだって。
ジュエリーを控えて帯締めなどの小物をプラスすることで、すっきりと美しい和装が楽しめるんです。
コメント: 西村カナコさん
浴衣じゃなくて、かるめ着物素材という選択がおしゃれ
私は夏、浴衣よりも「絽(ろ)」とか「紗(しゃ)」と呼ばれる生地を使った夏用の着物を着たりするんです。着物初心者の方なら、ここから始めてもいいんじゃないかな。
コメント: 西村カナコさん
「絽(ろ)」と「紗(しゃ)」とは、夏の着物に用いられる絹織物。どちらも透け感のある涼しげな生地感が特徴で「絽(ろ)」は冠婚葬祭などフォーマルな場にふさわしいとされている。
また「紗(しゃ)」は「絽(ろ)」よりさらに透け感があり、重ね着することで涼感をコントロールでき、カジュアルからセミフォーマルまで幅広く用いられるそう。さらに、麻や少しナイロンっぽいものであれば自宅で洗濯することも可能なので、お手入れも簡単。
西村さんがよく足を運んでいる着物屋さんは、着物屋くるり。シンプルで清楚な大人の和装を取り揃えているそうで、R-27女性は要チェック。
型にはまらない柔軟さと季節感を意識することが、ひとと違った粋な和服スタイルを楽しむコツ。大人なら小物の「色トーン」と変化のある素材で、和装をより一層楽しみたい。
取材協力 France Luxe PR/西村カナコ
アラサーなら、色やトーンで遊ぶことをそろそろ知ってもいい頃なんじゃないかな。
コメント: 西村カナコさん