芸能人たちの、婦人科系疾患の告白や闘病記などのニュースが話題となり、わたしは大丈夫かしら? と心配しているひとも多いはず。そんなときに、頼りにしたいのは「婦人科検診」。受けたほうが良いことは、わかっているけれど、どの検査を選ぶべきなの…?
産婦人科医の宋美玄先生が、アラサー世代の女性に向けて、4つの“受けるべき検査項目”についてお話してくれた。
やっぱり、いまから受けるべき? 婦人科検診いろいろ
会社でも、健康診断は受けている。だけれど、婦人科検診はあっても「子宮頸がん検診」、そのほかはオプションでというところも多い。そのオプションの項目を見てみると、子宮超音波やHPV検査など、さまざまな検査がある。
そもそも、アラサーのいま受ける必要はあるの…?
アラサー世代に向けて、4つの“受けるべき検査項目”をチェックせよ
もちろん、婦人科検診を受けるに越したことはない。だけれど、誰しもが、すべての検診を受けなければいけない、という訳ではないのだとか。
では、どの検査を受けるべきなのか…? 宋先生がおすすめする、20代後半からの検査項目をチェック!
①子宮頸部細胞診(しきゅうけいぶさいぼうしん)
②子宮卵巣超音波検査
③クラミジア検査
④淋病(りんびょう)検査
婦人科系疾患の早期発見につながる、「子宮頚部細胞診」や「子宮卵巣超音波検査」に加え、ここ数年増加傾向にあり、自然妊娠が困難となる「クラミジア」や「淋病」などの性病検査も行っておくべきなのだとか!
さらに、クラミジアや淋病に引っかかった場合は、“梅毒”や“HIV”の検査も行うことをおすすめします。近年、梅毒にかかる方が急増しているので、注意が必要です。
コメント: 宋先生
やっぱり将来の「結婚」や「出産」のことを考えると、性病はもちろん、婦人科系もいまのうちにクリアにしておきたい問題。いまの自分にどの検査が必要なのか、その知識を身につけておくべき。自分の体は、自分で守るしかないのよ…!
取材協力/産婦人科医 宋美玄先生
すべてを受ける必要はないと思いますが、アラサー世代の方々が“受けるべき検査項目”は、受診していただくことをおすすめします。
コメント: 宋先生