こなれなムードを演出できる、デニムの裾ロールアップ。近頃「深めロールアップ」がブームの兆し。ただしハマるシルエットや、こなれて見える折り返し幅の長さには、ちょっとしたテクが必要。DIESELプレスの田中久子さんにロールアップの流儀を教えてもらった。
深めロールアップがハマるシルエット
オン・オフともに、普段からよくデニムを履くというDIESELプレスの田中久子さん。ロールアップの幅は服装によって変えるそうで、深めロールアップがお気に入り。
深めロールアップが便利な理由のひとつには、デニムのカラーを選ばないこともあるのだとか。濃紺やアイスウォッシュなど、どんな風合いのものでもキマるんだって。
その一方で、デニムのシルエットについては、向き不向きがあるみたい。
トレンドのワイドシルエットでは、折り返しても野暮ったい。スキニーの場合はロールアップにするよりも、アンクル丈にカットオフして、足もとをコンパクトにまとめる。
シルエットによって異なるデニムおしゃ見えの法則。ぜひ覚えておきましょ。
15cm折がおしゃ見えの秘訣。素肌との黄金比がキー
この日は首もとにヴィンテージのスカーフを巻き、パリジェンヌを意識。
そのため、デニムはシンプルなストレートを選んでいます。足もとのローファーから素肌がのぞくので、肌見せによる抜け感は十分。ロールアップは足首が隠れるくらいの低さをキープ。
コメント: 田中久子さん
ローカットスニーカーなら、くるぶしが見えるくらいまでロールアップ。つまり、素肌の範囲が広すぎても狭すぎてもNGなのだそう。
深めに折り返すとき、田中さんは15㎝以上ロールアップすることが多いみたい。あとは素肌とのバランスを見ながら、折り返し幅で調整するんだって。
モノトーンコーデに裏地のホワイトを差す
オフホワイトの裏地が映えるDIESELのストレートデニムを主役にしたコーデ。素肌の比率を意識して、くるぶしが見える丈までロールアップ。
コーデがシンプルになりすぎないように、幅広めにロールアップ。裏地のカラーと素肌をのぞかせることで、単調な印象にはなりません。
コメント: 田中久子さん
細めにロールアップすれば見慣れたストレートデニムのコーデも、深めに折り返すだけで今年顔に。クローゼットに眠るストレートデニムも“15㎝折り”で、ヘビロテアイテムに昇格すること間違いなし。
取材協力 DIESELプレス/田中久子
深めロールアップがキマるのは“ストレートデニム”。
ほどよいゆとりがあって、足との隙間ができるので、ヌケがつくれるだけじゃなくて細見えもします。
コメント: 田中久子さん