「大人かわいい」を追い求めていたコンサバ系OLが、昨今のトレンドの変化で続々シンプル・カジュアルにシフト中。ファッションは今っぽく変更したげど、メイクはどう?美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんが、時代遅れにならない“あか抜け眉”の作り方を伝授。
「大人かわいい」の定義、あってる?
アンサンブルにフレアスカート、靴は程よいヒールのパンプス。キュートなカラフルバッグを持って、最後にパールのアクセサリーをオン。男性からモテる愛されファッション=コンサバが流行した時代は、もう終わり? 昨今のトレンドは、シンプル・カジュアルが鉄則みたい。「モテ狙いの大人かわいい女性」は卒業して、みんな続々とベーシックなアイテムをお洒落に着こなし始めている人が多いよう。
流行を取り入れたら、服と顔がミスマッチ問題
服をアップデートしたからって安心するのは禁物。メイクだけは、まだコンサバモードのままでは? 男ウケするはずのメイクも、今や“やりすぎ感”たっぷりに見えてしまうかも。ファッションに合わせて、顔もトレンドっぽい“抜け感”や“くずし”が必要みたい。
特に、顔の流行遅れを強調させてしまうのが、眉。逆に言えば、眉さえトレンドをしっかりおさえておけば、ダサい人認定からは逃れられるはず。
あれもこれも、NG眉
モテを意識した「下がり眉」や女性らしいおおらかさを表現した「太眉」は、もう時代遅れ。コンサバ眉は、全部濃淡が一緒の書きすぎ眉になってしまいがち。美眉アドバイザーの玉村麻衣子さんに、ダサ見え残念なNG眉を教えてもらった。
NG例1(写真左):不自然極まりない「描き過ぎ眉頭」
眉頭を鼻筋に合わせて描きはじめなきゃ…と、色々考えて調節しているうちに、眉頭が濃くなっていない?
NG例2(写真中央):眉尻が太い「だらしな眉」
眉尻を細くするときつく見えそう…と、ぼんやり太眉尻にしてない?
眉尻が太い女性は少なくありません。しかしボサッと太い眉尻は、幼く見えたり、どこかだらしなく見えてしまうことも。
コメント: 玉村さん
NG例3(写真右):濃く描きすぎ「輪郭くっきり眉」
眉無しオバケにならないようにしなきゃ…と朝眉メイクに時間をかけてしっかり描いてない?
ここ数年の流行は、自眉を活かしたナチュラルな眉。それに逆行するかのように
輪郭を濃くハッキリ描くと、海苔がくっついたような眉になり、あか抜けない印象に…。
コメント: 玉村さん
これが、イマドキ。あか抜け眉
顔だけコンサバ問題を解決するためのポイントは3つ。
ポイント① 形はストレート
カジュアルコーデのときは、ややハンサムな顔立ちに仕上がるストレート眉がおすすめ。眉の上下のアウトラインが直線になるように意識して描きます。
ポイント② 輪郭をとり過ぎない
アイブロウペンシルで輪郭をしっかりとり過ぎると、一気にコンサバ風に…。
アイブロウパウダーをメインで使用し、輪郭をとり過ぎないようにカジュアルに仕上げるのが今っぽい。
ただし眉全部の輪郭がボヤッとするとだらしなく見えたり、子どもっぽく見えたりするので、眉尻のみアイブロウペンシルでキュッと細めに描くのがおすすめ。
ポイント③ 色をややしっかりのせる
大人カジュアルコーデのときはヘルシーで凛とした表情が似合います。そのためには眉色をしっかりめにのせたいところだけれど、全体的に眉色を濃くするとベタッと海苔のような仕上がりに…。
そこで、眉中のみに色を重ねると自然に見せることができるのでおすすめ。眉に濃淡ができることで立体的に見せることもできます。
“あか抜け眉”のポイント、マスターできそう? 服でトレンドに乗っているかわかるように、アイメイクもトレンドを反映しやすいので、NG眉になっていないか確かめて、今っぽフェイスにシフトして。
参考記事
取材協力/美眉アドバイザー 玉村麻衣子さん
眉頭が濃いとあか抜けない印象に…。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がってしまうため、自眉を活かしてメイクは最小限にするのがポイント。
コメント: 玉村さん