気がつくと、あごニキビが…。皮膚科医が語る「ファンデーション・日焼け止め」のNG習慣

スキンケアや食事に気をつけているのに、ふと気がつくと、あごニキビができている…。大事なプレゼンや、デートの前日にニキビを発見すると、それだけでモチベーションは急降下。

そんな大人ニキビの原因は、もしかするとファンデーションや日焼け止めのせいかも? 美肌のエキスパートとして名高い、渋谷スキンクリニックの吉田貴子院長に、ニキビ肌さんに対する、ファンデーションと日焼け止めのNG習慣を伺った。

大人ニキビには「ノンコメドジェニック」表記がマスト

この時期欠かせない日焼け止め。「美肌のために」と言いつつも、おしゃれだからとブランドで選んでしまっている人も多いのでは?

実は、ファンデーションや日焼け止めのタイプによって、肌荒れが悪化してしまうこともあるのだとか…。だとすると、どんなタイプを選べばいいの?

敏感肌用のものを選ぶことはもちろん、“ノンコメドジェニック”の表記がマストです。毛穴のつまりにくさが試験で証明されている化粧品で、アクネ菌の養分になりにくい油性成分でつくられていて、ニキビの誘発を防いでくれるんですよ。

コメント: 吉田貴子先生

この表記は避けるべし! パッケージから見分けるNG成分

日焼け止めのパッケージを見てみると、たくさんの成分が記載されている。ひとつひとつ調べるのは大変…。パッケージを見ただけで判断できる方法はないのかしら?

日焼け止めには大きく分けて散乱剤と吸収剤という2つのタイプがあります。吸収剤の方がかぶれやすい、と言われていましたがそれは昔の話。昨今では、かぶれにくい処方の吸収剤配合日焼け止めも数多く発売されています。そのため、その観点で判断はせず、ニキビ肌のひとは、“アレルギーテスト済み”や“皮膚科学的テスト済み”と書いてないものは避けるようにしましょう。

コメント: 吉田貴子先生

さらに、ファンデーションも油分抑えめのものを選びましょう、と吉田先生。リキッドファンデーションは油分が多く、毛穴に入りやすいから控えるのがベストといえそう。

ニキビ肌さんには良くない化粧品を、毎日くりかえし使い続け、さらにはメイク直しの度に重ねてしまうというNG習慣が、気になるあごニキビを招く原因になっているかも…。まずは、ふだん使っているファンデーションや日焼け止めの成分をチェックしてみて!

取材協力/渋谷スキンクリニック 吉田貴子院長

text : 東谷好依

supervised by

渋谷スキンクリニック院長
吉田 貴子

皮膚科・美容皮膚科医。渋谷スキンクリニック院長。あまねく人々のホーム”スキン”ドクターになるべく毎日奮闘中。コラムなど執筆活動でも美肌普及活動に力を注いでいる。

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