再現したくなる、ジブリ飯。なつかしい物語とともに味わう「サツキのお弁当」レシピ

28歳、OL。家で漫画やドラマ、映画を見る時間が至福のインドア派。
食べることが大好きな私は、「おいしいごはんが出てくる作品」は見逃せない。作品に出てくるごはんは、実はストーリーのカギを握る名脇役だったりするのだ。

そんな主人公が"おいしいシーン"をみて、実際に作って食べたくなる再現レシピ。週末は、あの作品に登場するごはんを作って物語の世界にトリップしてみない?

なつかしくなる不思議。小さい頃に憧れたサツキちゃんのお弁当

早起きできた週末の朝は、パジャマのまま子どもの頃に好きだった作品を見る。冬晴れが心地よく、ぽかぽか暖かい日には、大好きな『となりのトトロ』を。

なかでも私にとってのベストは、だんぜん「お弁当のシーン」!

メイちゃんが目をかがやかせて見つめる先には、サツキちゃんが作る大中小3つのお弁当が並んでいる。「子どもなのにすごいなあ~」と思った気持ちは、大人になった今でも同じ。

サツキちゃんがピンク色のでんぶをサラサラとふりかけるシーンをみて、お母さんに「あれ、なあに?」って聞いたっけ。そのあと、お弁当にでんぶが入っていたときは嬉しかったなぁ。

出典: 編集部撮影

お弁当を大事にポシェットに入れて庭を駆けまわるメイちゃんの姿を見ていたら、どうしても緑の多い場所に出かけたくなってきた。甘〜いでんぶ入りのお弁当を持って、今日はちょっと遠出してみようかな。

コツは「大きめのお弁当箱」 しょっぱい、甘い…昔ながらの味つけが◎

出典: 編集部撮影

「サツキのお弁当」を再現するコツは、ちょっと大きめのお弁当箱を用意すること。なぜならお弁当を横断するように、焼き魚を大胆にのせるからだ。

でんぶの甘さが引き立つように、エンドウ豆はしょっぱめに煮付けよう。梅干しは口がすぼむほど酸っぱい昔ながらの味がいい。

出典: 編集部撮影

「サツキのお弁当」再現レシピ

①お弁当箱に炊きたてのごはんを敷き詰めて冷ましておく。
②ししゃも(もしくは、めざし)を塩焼きにする。
③エンドウ豆をさやから外す。鍋にお湯をわかし、塩を入れて豆をサッと茹でてザルにあけておく。
④鍋にだし汁をわかし、エンドウ豆、みりん、砂糖、しょう油少々を入れて豆がやわらかくなるまで煮る。
⑤お弁当箱を横断するようにししゃもをのせる。
⑥梅干しとエンドウ豆の煮物をそれぞれのせる。
⑦最後にでんぶをふりかけて、できあがり!

出典: 編集部撮影

お弁当をバッグに入れて、電車に乗る。本を読んでいても、車窓を眺めていても、頭の中はお弁当でいっぱい。早く食べたいなとウキウキしてくる。

これって、朝ごはんを食べたばかりなのに「お父さん、お弁当まだー?」と聞いてしまうメイちゃんと同じ。子どもの頃とちっとも変わっていないと、自分で自分に笑ってしまった。変わったのは「ちょっとそこまで」ではなく、お弁当を持ってどこまででも出かけられる自由を得たことくらいかもね。

再現レシピで物語を味わうのは、やっぱり楽しい。次はどの作品のごはんを作ろうかな?

Written byby.S編集部

by.Sトレンド編集部

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