【#7】パートナーは"永遠の恋人"。成功している男性は「◯◯な女性」を妻には選ばない

貴女が理想とする人生はどんなものですか?

本連載では、キャリアや結婚の選択を迫られる、悩み多きby.S世代が"将来なりたい理想像"として描く、自己実現も素敵な結婚も手に入れた、まさに"S class"なひとをご紹介。

第7回目は、アロマブランドの輸入代理店業務を行う「サンパインターショル株式会社」の代表取締役・レナさんが登場。

プライベートでは大手企業の海外事業部でアプリ開発を行ってるフランス人の旦那様と、お子さん2人とともに東京で暮らしています。そんなレナさんの仕事とプライベートに迫りました。

出典: ご本人提供

ー “会社員”でいることを問い続け……。34歳、一念発起で会社を設立。

大学卒業後、外資系のアパレル商社で広報・宣伝を担当していたレナさん。外国人相手の仕事ゆえに文化的差異があり苦労も多かったそうですが、その一方で数字につながり結果を残せた時には喜びもひとしおだったそう。

しかし、一緒に頑張った仲間が入れ替わることや、一生会社員でいる意味について考え始めたのが34歳の時。

レナさん:
ライフワークとして自分の好きなカルチャーを仕事にしたいと思ったんです。それに加え、南仏出身の主人と結婚したことを生かし、南仏の魅力を日本人向けに改良して伝えたいと思い、まだ日本に入ってきていない南仏のアロマブランドの輸入代理店業務を行うことにしました」

出典: Rose et Marius/バスソープ

ー怒涛の1年間、会社設立から百貨店内の常設店オープンに至るまで。

会社設立という人生の大きなターニングポイントを迎えたレナさん。ディストリビューダーは未経験だったため、かなりの労力を費やしたそう。

レナさん:「フランスは独占権のパーマネントがないため、地道に信頼を獲得するしかないんです。同ブランドに直談判し、1年間の独占権を獲得。その1年の間に、非常に厳しい条件をクリアしなければなりませんでした。でも、1年前大変だったことが出来た喜びは大きいですね。現在は、東急百貨店本店さんや銀座三越さんなど大手百貨店で店舗をオープンすることができました」

出典: Rose et Marius/ハンドメイドタンブラー

出典: Rose et Marius/ハンドメイドタンブラー

ーここまで頑張れたのは夫の支えがあったから。2人の馴れ初め。

レナさんがここまで大きな挑戦ができたのは、旦那様のお力添えがあったからそう。そんな旦那様との出会いから現在に至るまでのストーリーを教えてもらいました。

レナさん:出会いは26歳の時、六本木のBARで声をかけられたのがきっかけです。その後、健全なランチデートやグループデートを重ね、お付き合いすることになりました。いきなりナイトシーンで2人きりでお酒を飲みながらしっぽり……というシチュエーションがなかったので、とても好印象でしたね。

同棲する時も、同棲相手が外国人ということで母にかなり心配されたのですが、彼は嫌な顔一つせず、会社の契約書やパスポート、免許書、ビザなどを見せてくれたんです」

何のためらいもなく安心材料を提示してくれる旦那様からは、レナさんに対する誠実な愛情が伝わってきます。

出典: ご本人提供

レナさんが28歳の時、2人は籍を入れました。フランスで主流の、籍を入れずとも結婚と同等の権利が得られる契約「PACS(パックス)」を選ばなかったのには、旦那様なりに深いワケがあったようで……。

レナさん:
「フランスで籍を入れることは、とても重労働。弁護士を雇って、分厚い契約書にたくさんサインをしなければならないのです。でも彼はPACSではなく、結婚を選んだ。そこで改めて彼の実直で真面目な人柄がわかりました」

日本の結婚という文化を汲むほどに、旦那様はレナさんに真剣な想いを抱いていたのが感じられますね。

出典: ご本人提供

そんな素敵な旦那様は、レナさんの仕事や生活にも理解があり、一切の心配もなく、絶大な信頼を寄せてくれているといいます。

レナさん:「主人は、『レナがHappyなことは何でもしていい』『レナのHappy=僕のHappy』と言ってくれています。これは彼なりの確固たる概念なんでしょうね。

だから私が多忙の時、無理に家事することも求めてきません。それは私がHappyじゃないから。私が作りたいと思った時に作ってくれたものを食べたいと言ってくれるんです。

また、主人はお酒を飲みませんが、私は飲んでもOKで、それはひとえに『お酒を飲んでいる私が楽しそうだから』」

レナさんが起業してから10年の独占権を得るまでのハードな1年間を乗り越えられたのも、そういった旦那様の優しさや理解が深いところにあるのかもしれません。


ー休日は
“恋人同士のような関係で過ごす。

出典: ご本人提供/ご自宅の広々としたバルコニー

お互い多忙な日々の中でも、土日のどちらかは旦那様チョイスの映画を1本自宅で見ることは欠かさない習慣なのだとか。また、お子さんをシッターに預けて2人の時間を作ることも忘れないといいます。

レナさん:「2人でしか話せないこともあるし、夫婦になっても男女的な繋がりは大切にしたい。子どもにとっても、デートに行く仲の良い両親を見せることは教育にもなって良いこと。家族全体が幸せになれることだと思っています」

どんなに多忙でも、休日は2人の時間を優先させること。それがいつまでも“恋人関係”でいられる秘訣のようです。

ー国際結婚の先に待ち受ける壁とは

出典: ご本人提供/プールつきの南仏の家

写真は旦那様のご実家で、親戚と交流する様子。楽しいひと時を過ごすも、国際結婚ならではの課題があるといいます。

レナさん:「もっと交流を深めるには、フランス語を完全にものにするだけでなく、ディスカッションできるレベルの自分の考えや、それを表現する語彙力がないとやっていけません。でもいろんな障壁があるからこそ、乗り越えた後の夫婦の絆が強まると思っています」

ーパートナーは"永遠の恋人"。寄りかかろうとする人を妻には選ばない。

出典: ご本人提供/結婚パーティーをしたフランスのお城

国際結婚は一筋縄ではいかないことも多いようですが、こんな素敵な旦那様に愛されたいと思う人は少なくないはず。愛される秘訣は一体なんでしょうか?

レナさん:「フランス人男性はパートナーのことを妻ではなく“永遠の恋人”だと思って見ています。ですから、いつでも容姿を整えておくことは大切。加齢は仕方のないことですが、その時の年齢でベストな状態を保てるよう、運動や美容には力を入れています。

また、フランス人は香りが好きなので、寝る前にパヒュームを纏うことも欠かせません。部屋着も女性らしさがあるものをチョイスしています」

出典: ご本人提供/クリスマスに開いたホームパーティーの様子

素敵な旦那様との出会いを引き寄せたレナさんが思う“魅力的な女性”とはどんな女性なのでしょうか。

レナさん:「容姿だけではなく、パートナーに釣り合うよう自分自身が高いレベルにいく努力をしている人。

ビジネスで成功している男性はリスクマネージメントが得意なので、パートナーにも地に足がついている人を望むことが多いのです。寄り掛かろうとする女性を生涯のパートナーには選ばないと思います。

お稽古でも仕事でも何かを極めようと、自分を高みにあげるために努力している人だったら、お互いの人生を豊かにしますよね。自分の人生を突き詰めている女性には、同様の男性と縁があるものだと思います」

愛情を絶やず、仕事に邁進し続けてきたレナさんからの言葉には、凛とした女性の美しさを感じますね。


今後もこの連載では、まさにby.S世代が夢に見る、理想の姿を体現している"S classなひと"に焦点を当てていきたいと思います。

次はどんなレディに会えるでしょうか? 次回もお楽しみに。

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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