
真に美しい人。それは外見を磨いただけでは得られない、内面から溢れ出す魅力のある人……。この連載は、そんな"やまとなでしこ"な女性を目指す貴女のために、by.S世代が知っておくべき教養や知識をお届けします。
本物の淑女は知っている。世界標準マナー「プロトコール」
2016年の訪日外国人数は2000万人を超えると予測されていますが、実は外国人男性が奇妙だと感じる日本人女性の行動があることを知っていますか?
実は世界標準マナーと言われている「プロトコール」からすると、私たちが当たり前にやっていることが通用しない可能性があるのです。
1.握手をしながらのお辞儀は日本だけ
外国人との挨拶と言えば握手。ここで日本人がよく間違えるのは、握手をしながらついお辞儀をしてしまうという癖。
もちろん、日本人のお辞儀の習慣は麗しいものですが、頭を下げて握手をするのは相手が王室や皇室など高貴な方の場合だけで、それ以外は人間の対等な立場として頭を下げる必要はないというのがプロトコールです。
相手が体格の良い外国人男性だったとしても、萎縮せずに自信を持って握手を交わせれば、素敵なレディとして印象づけることができるはずです。
2.プライベートシーンの握手は女性から
握手のときに手をさし出す順序にもマナーがあります。プライベートシーンではレディファーストが適用されますので、女性から男性へが世界標準。男性が女性へさし伸べるものではありません。
ただし、ビジネスシーンではレディファーストは適用しませんので、同じ立場であれば同時に差し出すのが普通です。
外国人男性が奇妙だと思う日本人女性のしぐさはまだあります。
3.口を手でおさえて笑う="信頼していない"
日本人の女性の多くが、話したり笑ったりするときに口を手で抑える行動をとりますよね。この仕草は、声がこもって聞きずらくなるうえに、心を閉ざした印象になるので注意しましょう。
世界では、話すときや笑うときは口を開けて見せることが「あなたを信頼しています」という表現になるからです。
意外でしたか?「プロトコール」は、日本の外務省も取り入れている国際的な社交マナーです。2020年の東京オリンピックに向け、日本の女性に海外からの注目も集まるはず。
世界に対して恥ずかしくない振る舞いを身につけて、正真正銘の淑女として"やまとなでしこ"な日本人女性を発信していきたいですね。