【#9】「わざわざ自分から嫉妬ブスにならないで。」他の女性の自撮り写真に"いいね"する彼の心理

大人の女としての華麗なSNSスルー術を、ケースごとに学んでいく連載「大人のSNS処世術」。

第9回目は『彼氏が女の子のセルフィーに“いいね”を付けるのが不快』というお話。

Instagramのタイムラインにアップされる自分以外の女の子の自撮り写真に、こちらの気持ちはお構いなく“いいね”を付ける彼氏。

そんな彼のことを、貴女ならさらりとスルーできるだろうか。

他の女の子の自撮り写真に「いいね」を付ける彼。これって、目移りしてるってこと?

- 今回のご相談 -
『Instagramの「おすすめの投稿」に女の子の自撮り写真ばかり上がってくるのですが、どうやらそれらは、彼氏が“いいね”をつけた投稿のようなのです。彼が他の女の子に目移りをしているようで、とても不愉快です。なんで“いいね”をするのかわかりません…男性ってそういうものなんでしょうか?』

付き合って1年半になる彼氏がいるM奈(31)
最近、彼氏がInstagramで可愛い女の子のセルフィーにばかり“いいね”を付けていることに少々複雑な気持ちになっている。

もちろん彼とはアカウントをフォローしあっているので、M奈は彼が最近“いいね”を付けた画像をチェックすることができてしまう。そして、そのことを彼も知っている上でやっていると思うと、なおさらその心理が理解できない

小さなことだとわかっていても、抑えられない嫉妬心。ブルボンヌさんは、このお悩みをどう考える?

ブルボンヌ:男性ってそういうものなんでしょうか?って聞いてるけど、そんなんその人によるわよ~。
イケメンの自撮りに「いいね」を付けまくってる女子だっていっぱいいるわけだし。

むしろハッキリしてる事実は
「SNSでつながってる女子があげた自撮りにマメに“いいね”をつけるタイプの男性」に惹かれて、あなたは彼氏にした、ってことのほうよ。


SNSで「いいね」を付けることにも、浮気だ!と直観でイラついちゃうのは仕方ない…のかもしれないけど。それがいわゆる「女ごころ」なのかもだけどさ。

たとえば、「帰ったら自分のベッドで、彼氏が別のオンナと、あぎいひぎいの真っ最中」が浮気発覚の最たるものだとした場合、どこのレベルまで「怒って当然」なのって話でしょ。
SNSのいいね程度で毎回怒ってたら、人生が不快な感情で満たされちゃわない?

そもそもSNSっていう、カタチで見えやすいものになっただけのことで、「そういう男」なら、街ですれ違う子にも、テレビや雑誌で見た子にも感情や目線で日々「いいね」は付けまくってるわよ。間違いない。アタシも付けまくってる。

でもその性格は、あなたとデキた理由にも大きく含まれてるはずなのよね。
「モテる人」って、他人の魅力や色気の価値をちゃんと分かって、それを賞賛することも素直にしちゃう人も多いんだもん。

「色気のある人間だから好きになったけど、付き合う以上は、自分以外には色気をシャットアウトせよ」ってのは、ありがちだけど、冷静に考えてみれば大層な要求だとも思うの。


「〇〇ちゃんと〇〇ちゃんの自撮りにいいね付けてたでしょ!ムカつくからやめてよ!」
なーんて言葉が「嫉妬しちゃってかわいいな」って恋のスパイスになるのは、最初の3か月くらいじゃないの。

そのあとは、「めんどくさい」「監視されてるみたい」「そういうお前はどうなんだ」とどんどん悲惨コースよ。

SNSで他人に「いいね」つけられるくらいの小物の嫉妬にも余裕がないなら、長い恋愛に付き物の大物の嫉妬が来たら、とても越えられない気がするわー。

個人的にはそういう彼氏ならSNSでつながる必要ないと思うの。
般若のお面を思い出して。わざわざ自分から負けた嫉妬ブスになる情報を手に入れることないのよ。
そういう男は放し飼いくらいの気持ちで付き合っとくのがオススメ!

「般若のお面になるのは嫌だ…!」と思ったM奈。
「たしかに彼はちょっと可愛い子に弱いけれど、本気の浮気に比べたらマシ。もう少しゆるやかな目で見守るか」と考えを改め、小さな嫉妬で凝り固まっていた心を緩めたのだった。

今回、お悩みにお答えいただいたのは、女装パフォーマー/ライターのブルボンヌ氏。
メディア・イベントへの出演・連載をはじめ、新宿2丁目のMIXバー『Campy! bar』ではプロデューサーとして、また女装パフォーマー集団『Campy!ガールズ』のメンバーとして多方面で活躍している。

今回のSNS処世術、いかがでしたか? ブルボンヌさんのSNS時代を生き抜くヒントをしかと受け止めて、良い女度をあげていきましょう。

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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