【♯4】思わぬ代償を払わされるリスクも。結婚前の"男友達"との食事が危険な理由 <前編>

貴女は、"結婚"というものにどんなイメージを抱いているだろうか。そこにあるのは甘く幸せな日々か?それとも険しい現実か?

この連載は、結婚学・恋愛学の側面から、あえて結婚の"憂うつな側面"に切り込む、結婚適齢期のby.S読者に捧ぐ、新しい結婚指南書である。

今回は、結婚学・恋愛学に詳しい早稲田大学の森川教授に、憂鬱な結婚体験をしたS子さんの相談にお答えいただいた。(全2回/1回目)

「知らなかった」では済まされない。結婚前の"曖昧な関係"が思わぬ落とし穴に

今回 by.Sに悩みを打ち明けてくれたのは、新婚のS子さん 31歳。

「夫との結婚前に、馴染みのバーで偶然知り合ったTさんという40歳の男性と4、5回食事に行っていたんです。もちろん既婚者だとは全く知らず、話が弾むので、私としては大人になって出来た男友達くらいのほんの軽い気持ちでした。

ですが、結婚式を間近に控えたある日、Tさんの妻だと名乗る婦人から不倫疑惑を訴えられ、弁護士を通して慰謝料を要求されたのです。
もちろん完全に潔白なので、証拠不十分で結果的に疑惑は晴れました。

夫は必死で謝る私を信じてくれて、なんとか無事に結婚できたのですが、義実家との信頼関係が破綻してしまい悩んでいます。
"不道徳な嫁"だとレッテルを貼られた挙句、『うちに来るときは、息子ひとりで』とピシャリと拒絶。予定していた新居(新築戸建て)への援助も、挙式代の援助もすべてゼロでした」

S子さんが知らず知らず掴んでしまったトラブルのタネとは?前編は森川教授の見解から、結婚前の女性が気をつけるべき2つのポイントにフォーカスを当てる。

ー(1)結婚前の"こじらせ期"に注意。『相手の下心に気がつかないフリ』は不倫への第一歩

マリッジブルーという言葉があるように、結婚前の女性の心理は不安定。そんな時、自分を"女性"としてみてくれる第三者の意見が聞きたくなることも。

結婚前の"こじらせ"時期にリスク管理が緩みがちな女性の心理を、森川教授が徹底的にメスを入れて解剖。

森川教授:「S子さんは、いわゆる『こじらせ女子』のようですね。相談内容からして、頭の中で整理ができていないようです。読者である私たちの頭の中もすっきりしません。世の中の不幸を背負い込んでしまったような気さえしてしまいます。
そこで、こちらの相談を恋愛学』の立場からすっきりさせてゆきましょう。

まず、Tさんとの関係は、S子さん自身が主張しているように『身体の関係はまったくなし』を信じるとしても、それ以下の関係である手をつなぐ、キスがあったことは明らかです。

既婚者である男性のTさんが、自分が結婚していることを隠してS子さんに会っていたということは、それなりの下心があったことは明白です。4~5回会ったということは、それなりの手順にしたがって、S子さんを口説いたはず」

教授の言うように、相手の下心に気がつかないフリをしていると、いつの間にか"不倫"という泥沼にハマるギリギリの綱渡りの冒険をしている状態になりかねない。
賢い女性なら、相手の下心をしっかりと見抜きたいところ。

ー(2)歳上男性の"ポケットマネー"に注意。1万円以上は危険なボーダーライン

さらに森川教授は、二人の食事が毎回男性側のおごりであったこと、そしてその金額について、独自の見解を述べている。

森川教授:「会社を経営しているとはいえ、奥さんがいる以上、ポケットマネーは貴重な経済的資源です。40代ということは、必ずTさんの方がおごっていたはずです。Tさんは、時間と労力とお金を使って、S子さんと会話を楽しむだけのために会ったとは考えにくいです。

当然、性的な関係になりたいと願い、そこに向けて実行にうつしていたはずです。一回1万円のところに行ったとして、4回で8万円。かなりの出費です!

浮気市場のコストパフォーマンスから見ていきましょう。結婚後に不倫をすることは、多大なコストがかかり、同時にリスクを負うことになります。

投資に対して、それよりも大きなリターンがあった場合には、浮気におけるコストパフォーマンスが成立し、関係が継続されることになるでしょう

Tさんは、リターンを計算に入れてS子さんとの関係持続に踏み切ったはず。TさんにとってS子さんは、かなり魅力的な女性だという評価の表れですね」

近頃は男女の関係もフラットになって、おごりおごられもケースバイケース。しかし、年齢上の男性ほど女性にディナーをおごるということを"投資"ととらえ、そのゴールを性的な関係に置いている人が多いよう。
そんな男性の心理をいち早く見抜き、過度な期待を抱かせないよう注意したいところ。


S子さんに限らず、結婚は一生の決断。迷いや不安はゼロではない。一人の人と添い遂げる覚悟を決めるナーバスな時期に、歳上かつ異性からの視点で欲しい言葉をくれる存在に、自然と心を開いてしまう女性は少なくないかもしれない。

しかし、気の置けない男友達や先輩・上司であっても彼らと二人きりの食事を重ねることにはリスクも潜んでいる事を改めて心に留めておきたい。

後編は、S子さんが直面している夫・姑との関係性の解決法に迫ります。

プロフィール
早稲田大学
森川友義 教授
早稲田大学国際教養学部教授。主な恋愛学関係の著書に『大人の「不倫学」』(宝島社)、『ロンブー淳×森川教授の最強の恋愛術』(マガジンハウス)など。

大人の「不倫学」 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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