【#5】英語での自己紹介も、十分にできず...エミレーツCAが"世界最高峰のキャリア"に就くまで

仕事もプライベートも充実したワンランク上のワーキングガール達は何を纏うのか?彼女達の「勝負服」からその暮らしぶりや人物を追求する本連載。

第5回目のミューズは、“世界で最も価値あるエアライン・ブランド”に選ばれた超一流外資系企業「エミレーツ航空」で働く渕上智佳さん。現在はドバイに拠点を移し、キャビンアテンダントとして日夜世界中を飛び回っているという。

華々しいキャリアを持つ彼女のSNSからは、ワールドワイドな日々の記録と私生活の充実ぶりがうかがえる。きっと誰の目にも輝いて見えることだろう。

そんな誰もが羨む彼女の"勝負服"とは?

ー“自信”を持つことがキャリアの幕開けだった

CAを志すきっかけとなったのは、幼い頃、空港で見たCAさんだという。その凛とした立ち姿に憧れ、「私もあのスカーフを巻いてキャリーバックを引いて空港を歩きたい!」という一心で語学を学び、長年の夢を果たした。

とはいえ、キャリアをスタートするにも一筋縄ではいかなかったという。

渕上さん:「実は、大学4回生まで英語がすごく苦手で、初めて受けた外資系エアラインの面接では自己紹介も十分に出来ず、とても悔しい思いをしました。外資系の面接会場には既卒の方が多く、皆さんしっかりされているばかりか、英語も堪能で…。

新卒だった私は思わず気後れして、後手に回っていました。しかし自分で自分を信じなければ、いつまでたっても前に進めないことに気づいたんです」

こうして自分を鼓舞し、苦手意識を払拭したことで、堂々と面接に挑め、その結果、見事エミレーツ航空に内定が決まった。

渕上さん:「それからはどんな場面でもポジティブな姿勢でいること、そして自分を信じることを何より大切にしています」

それだからか、渕上さんのSNSを見ると、こちらまで明るい気持ちにさせられる。

現在はドバイをベースに世界6大陸、どの路線にも乗務しているそう。月に平均6〜10都市へフライトし、12〜27ヶ国の多国籍のチームで働くという。

渕上さん:「在籍するクルーの人数が2万人を超えるため、同じクルーと再会することはほとんどないんです。だからこそ、毎便での出会いを大切にしています」

ー世界中を飛び回るときに。私に自信をくれる勝負服

制服は基本的にベージュのジャケットに赤のスリットが入ったスカート、白のブラウスという組み合わせだ。

また、ハンドバッグや帽子、靴、リップは全てで統一。赤の差し色がポイントだ。ハイキャリアなCAにふさわしい洗練された制服である。

そんな彼女のオフの日の勝負服は、個性的な模様が大胆にプリントされたワンピース。鮮やかなグリーンの生地が、渕上さんの屈託ない笑顔をより明るく引き立てている。

Dress: Import
Cardigan:Apuweiser-riche
Shoes: DIANA

渕上さん:
「フライトでローマに行った際に見つけたワンピースです。デザインと色使いが気に入り購入しました。

ローマは個人経営のブティックがたくさんあり、人と被らないデザインのものに多く出会えます。それに、だいたい20ユーロ(2300円)前後でお洋服が買えちゃうんです」

確かに他の誰よりも華やかで、思わず目を引くファッションだ。トレンドには流されない、渕上さんらしさを演出できる一着である。

ーステイ中や休日は、自然を求めて世界中を堪能

フライトで世界各地を訪れる渕上さんは、休日も世界旅行に行くなどワールドワイドな過ごし方をしている。
こちらは、アブダビのグランドモスク。モスク内で女性は身に着けなければいけないアバヤを着用して異文化を堪能。

なかでも5月に旅行したスコットランドのエディンバラは忘れられないと話す。

渕上さん:エディンバラは絵になるような美しい自然がいっぱいで大好きになりました。

ドバイって旅行では楽しいと思うのですが、住むとなるとなかなか大変。イスラム教の戒律で豚肉が買えなかったり、野菜や果物がほとんど輸入品だったりする上に緑が少ないのです。

だからフライト先で自然が豊かなところに行けるとすごく癒されます」

ヴィクトリア湖に隣接したホテルにステイした際の一枚。

旅先でローカル感を堪能することも忘れない。

渕上さん:「フライトや旅行先でスーパーに行ってその土地ならではの食べ物を買ったり、地元の方で賑わっているレストランなどを探したりすることも楽しみの一つ。フライト中にお客様から教えて頂くことも多く、ついつい長話をしてしまいます 」

渕上さんの生き生きとした笑顔の秘訣は、こうしたバイタリティ溢れる休日の過ごし方にあるのかもしれない。

ー14時間のフライトでも化粧直し要らず。CAが教える秘密のアイテム

旅先ではナチュラルメイクがだが、仕事中はしっかりめに顔を仕上げなければならない渕上さん。フライトも長時間になれば、化粧崩れが気になるところ……。そこで長時間メイクしたてをキープできる、CAならではの美容法について聞いてみた。

渕上さん:Cle de peau BEAUTEのヴォワールコレクチュール、パウダーファンデーションは14時間フライトでもお化粧直しいらずで長持ちしてくれます」

渕上さん:Eleganceのメイクミストも、乾燥する機内では大活躍。ポケットに入る携帯サイズなところもお気に入りです。

また、エミレーツの指定しているリップの色は鮮明な赤なので、お化粧直しの時間がなくてもとれにくいSEPHORAを使っています。クルーの6〜7割はこのブランドを使っていると思います」

化粧崩れで悩んでいる女性は、ぜひ参考にしたい。

ハイキャリアでありながらも、自然体で飾らない笑顔の渕上さん。数年後には外資、日系を問わずリクルーターの仕事に就いてみたいと話す。多方面にアンテナを張っている渕上さんの、これから切り開いていく人生は、きっと刺激的だろう。

世界に羽ばたく渕上さんの今後に注目したい。

さあ、次はどんなミューズに出会えるだろう?

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

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