【#4】アレンジの数だけ距離も縮まる。仲直りの"餃子"レシピ

"男は、胃袋を掴め"これは昔から変わらない、揺るがぬ事実。

彼が喜ぶ手料理をつくりたいけれど、働く女子は「時間がない…」のが本音。そんな、忙しいけれど自分で料理を作りたい女性のためのファーストステップ。

「本気の、嫁修行メシ」は、"あっと言う間に"そして"確実に"彼の胃袋を掴むレシピ連載。

エピソード#4/自然な会話で空気もなごむ、"餃子"で仲直り

28歳、OL。花嫁修業、初心者。

仕事の忙しさを言いわけに、料理なんてほとんどしたことがない。

そんな私に"時間がなくても美味しいものは作れる"そう教えてくれたのがはらじゅく畑のきみママ。きみママは、料理の相談はもちろん仕事や人生の悩みも聞いてくれる、都会で働く女性にとっての"友達以上・母親未満"な存在。

一昨日の夜から、彼とケンカ中

今日はせっかくのお休みなのに、このまま過ごすなんて嫌だ!と彼を夜ご飯に誘ったのはいいけど…何を作ろう。

う〜ん、困ったときは、きみママに相談…! いつも通り、すぐ返ってくるママの返事は、
「2人の距離がぐっと縮まる、"アレンジ餃子"」とのこと。

# キャベツとひき肉だけ? まずは基本の餃子餡

出典: 編集部撮影

キャベツをさっと茹でて、一度水で洗う。軽く絞ってからみじん切りにし、さらに水切りネットに入れて、ぎゅっと絞る。

【きみママポイント①】
事前にキャベツを茹でておくことで、ひき肉と合わせて餡にしたときに水っぽくならないのよ。生のキャベツを塩もみするやり方もあるけど、しょっぱくなってしまうからこの方法がおすすめ。

台所用の水切りネットを使うと、簡単に水気を絞ることができるわよ。

出典: きみママ

出典: 編集部撮影

豚ひき肉はキャベツと混ぜる前に、たたいておく。

【きみママポイント②】
豚ひき肉は切るようにたたいておくことで、ふんわりとした食感に仕上がるのよ。大きさが色々になるから食感の違いも楽しめるの。

出典: きみママ

出典: 編集部撮影

キャベツと豚ひき肉とボールに入れたら、生姜をすって、ごま油(小さじ1)、しょうゆ(小さじ1)、あらびきブラックペッパー(少々)を加えて混ぜていく。

【きみママポイント③】
餡を混ぜる方の手は固定して、ボウルを回すようにするといいわよ。空気がが入ってふんわりとした仕上がりになるの。

出典: きみママ

# 餃子を包む

出典: 編集部撮影

餃子の皮の真ん中に餡を置いて、その周りを水でぬらす(1周)。手前の方を折っていって、ひだを作る。きれいに焼き目がつくように、底の部分を平らにする。

私なりに餃子を包んでいると「手伝おうかな…餃子の包み方教えてくれる?」って少し気まずそうに彼がキッチンに現れた。

# 餃子を焼く

出典: 編集部撮影

包んだ餃子をフライパンに並べたら、餃子の底が軽く浸るくらいに水を入れ、火をつける。フライパンの蓋をして蒸し焼きに。最後に、水がなくなったらサラダ油を回し入れ、焦げ目がついたら完成。

【きみママポイント⑥】
水を入れてから火をつけると、慌てずにすむわよ。餃子の周りが少し焦げてきたら、餃子がきれいにフライパンからはがれる合図!

出典: きみママ

出典: 編集部撮影

【きみママポイント⑤】
春雨を茹でて、ラー油としょうゆをかけて餃子と一緒にたべると、さっぱりしておいしいのよ。餃子の油っぽさが気になる人にはうってつけ。

出典: きみママ

# アレンジ①もやしと食べる浜松風餃子

出典: 編集部撮影

「浜松餃子って、茹でたもやしと一緒に食べるんだって。」

この気まずい雰囲気を変えようと、彼に話しかけてみた。

「へえ、知らなかった。餃子って宇都宮ってイメージだったから。」ぶっきらぼうな返事だけど、興味はありそう。

出典: 編集部撮影

もやしは茹でて、水を切っておく。ボールに入れたら、ごま油、塩コショウ、ラー油をお好みでかけて混ぜるだけ。

やばい、ちょっとこげちゃったと焦っていると、「おいしそうじゃん。このくらいの焼き加減が好き」だって。なんか優しい。

# アレンジ②包み方を変えるだけ! 棒餃子と一口餃子

出典: 編集部撮影

棒餃子、一口餃子、それぞれ点線のように折って包む。これも、焼き目をつけたい面を下にして、あとは同じように焼く。

【きみママポイント⑥】
一口餃子は半分に折ってから、左右を内側に折り込むようにするとやりやすいわよ。包み方を変えるだけで、焼いたあとの食感が変わるからおすすめ。

出典: きみママ

出典: 編集部撮影

また彼が話し始めた。

「そういえばこの前テレビで見たんだけど、餃子バーっていうのがあるらしいよ!そのバーでは塩コショウで食べるんだよ。それからさ……」

私より、餃子詳しいじゃん!

# アレンジ③もっちり餃子のスープ

出典: 編集部撮影

餃子を包み、鍋のお湯が沸騰したら、餃子とチキンコンソメを入れる。アクを取り、火を止めたら、塩コショウを少々、4センチ〜5センチ幅で切った万能ネギを入れて完成。

【きみママポイント⑦】
スープに入れる餃子の餡は少なめにしておくといいわ。包み方も半分に折ったあと、端と端をキュッとくっつけておくと崩れにくいわよ。

お好みで春雨や、もやしを入れてもいいわね。

出典: きみママ

出典: 編集部撮影

使ったのは餃子の材料だけなのに、すごい品数が多い…。彼も驚いているみたい!

出典: 編集部撮影

よほどお腹が空いてたのか箸がすすむ彼。同じ餃子でも「スープの餃子はもっちりしてる」、「一口餃子はパリパリしてる」って、すごく喜んでる。

さっきまでのピリピリしてた空気が嘘みたい。そのあとも彼の餃子雑学はつづき…

翌日も使える! 余った具材をアレンジレシピ

昨日はケンカしてたこともすっかり忘れて、2人しておしゃべりが止まらなくなって夜ふかししてしまった。

起きたらもうすぐお昼ごはんの時間、昨日の餃子で余った餡をアレンジしてブランチにしよう。

# サルシッチャ風のパスタ

【きみママポイント⑧】
餡を一口大に丸めて焼いて、サルシッチャ風にするのよ。サルシッチャはイタリア語で生ソーセージのこと。お肉の食感が楽しいソーセージだから、餃子の残り具材はぴったりなのよ。

簡単にできるからパスタと合わせてみて。

出典: きみママ

フライパンに油をひいて、餡は一口大に丸めて焼いていく。万能ネギを3〜4センチ幅に切ってフライパンへ。ゆでたパスタとお湯少量を入れて混ぜる。最後にチキンコンソメと塩コショウで味をととのえたら出来上がり。

出典: 編集部撮影

まさか餃子の具材でイタリアンが作れるなんて…!


そろそろ彼を起こしてこようかな。

ケンカすることもあるけど、一緒に料理を作って、なんだか彼との距離が縮まった気がする。一緒に食卓を囲むことができるって幸せなことなんだね。

「また今度、一緒にごはん作ろう」って言われちゃった。

きみママ、ありがとう! 次は何を作ろうかな。

◆きみママ Profile

フードカウンセラー きみママ。北参道に店を構える食のセレクトショップ・はらじゅく畑の店主。雑誌での連載やレシピ本の出版、イベントの開催など多方面で活動。多くの有名人がブログでも紹介している。簡単な家庭料理を教えてくれる「お料理教室」や、家族の健康を守る立場になった(なる)女性のための「花嫁修行塾」を開催。

◆撮影協力/UTSUWA

text : by.S編集部

Edited by by.S 編集部

女性の美しさを後押しする"ファッション・美容"情報をお届け。

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