寝ているはずなのに「疲れが取れない」と感じたり、楽しい時間を過ごしても「なんだかモヤモヤする」と思ったり。そんなときこそ、気持ちを整える方法として今注目されている「自己浄化(クリアリング)」を取り入れてみて。
以前よりセルフケアの一つとして、このクリアリングを実践しているライフスタイリスト・大田由香梨さんに、心身をリフレッシュする方法やもたらす効果、おやすみ前に愛用している香りなどおすすめのアイテムも教えてもらった。

出典: 大田 由香梨さん
気持ちも「整えて手放す」大田さん流クリアリングとは?
日々の生活の中で生まれるさまざまな感情や情報は、無意識に重なり積もっていくもの。大田さんにとってのクリアリングは、「何かをする」ではなく、気持ちを「整えて手放す」感覚だという。
#心身をリフレッシュさせる5つのポイント

出典: 大田 由香梨さん
① 生活環境の掃除&物を整理する
② テレビやPCのほかに本からも離れて情報を入れない
③ 食事を一食抜き胃を休める
④ 音楽と照明を消して、キャンドルの明かりや好きな香りで満たす
⑤ 自然の中に身を置き、ただ力を抜くこと
意識的にこれらを行うようになってから五感が研ぎ澄まされ、以前より「香り・音・味などが繊細に感じられるようになった」と話してくれた大田さん。
仕事やプライベートでも、新たなアイデアが浮かんだり出逢いに繋がったりと、良い影響を与えてくれる。でも一番大事なのは、自分の身体や心と対話することだと教えてくれた。
"ちゃんと瞑想しよう、クリアリングしよう"とは思っていません。定期的に力を抜き、できないときは頑張らないし意気込まない。自分の身体と対話して身を任せるイメージです。物に対しても自分の心や思考が執着してしまいがちなので、気持ちや情報を意識的に手放して、自分の気に戻していくようにしています。
コメント: 大田 由香梨さん
自分のクリアリングコーナーを。大田さん愛用のアイテムも✔

出典: 大田 由香梨さん
部屋の中にクリアリングコーナーをつくるのもあり。大田さんはベッドサイドに設けて、香りのボトルを中心に置いているそう。興奮しているときや逆に落ち込んでいると、良質な睡眠をとることができないため、「香りの力を借りて、自分の『気』をもとに戻す。自分の心を整えてから眠りにつきます」と大田さん。おすすめのアイテムは....
#天然精油の香りでリラックス

出典: LIFESTYLIST/FIL
(左から)Frequency Oil Spray No.1 7,800円(税込)/Oguni Sugi 2,750円(税込)
自身が手がけるFrequency Oil Spray No.1は、100%植物成分の香水で、寝る前に枕やベッドに吹きかけてルームスプレーのように愛用中だとか。目を休ませたいときは、阿蘇のインテリアショップ「FIL」からOguni Sugiの香り。大田さん曰く「このエッセンシャルオイルを垂らしたお湯にタオルを浸け、目の上に乗せてアイマスクとして使っています。」
#石やクリスタルの神秘的な輝きを取り入れる

出典: EARTH AND STOVE
EARTH AND STOVE PURIFICATION KIT 17,600円(税込)
空間や体の浄化としても古くから扱われてきた石やクリスタル。「これらが持つ存在感で、凛とした空気が流れて場が整う感じがします」と大田さん。気持ちを落ち着かせたいときに、眺めたり手に取るのだとか。クリエイター三浦大地さんの「EARTH AND STOVE」は、ほかにもステキな浄化アイテムが購入できるのでぜひチェックを。

出典: 大田 由香梨さん
2年ほど前からトレーラーハウスで始めた千葉での二拠点生活。そこにもクリアリングコーナーがある。自然の中に身を置くことでより浄化された気持ちになり、パロサントやキャンドルの香りに身を委ねることが多くなったそう。
東京では多くのものに触れているからこそ、千葉での生活はたくさん持ち込まず。静かに自然と向き合っているだけで、頭やマインドがクリアになります。自分がリラックスできる空間や場所を選ぶのも大切です。
コメント: 大田 由香梨さん
自分が心地良いと思える気持ちの整え方の一つとして、クリアリングを実践する大田さん。ときには香りの力を借り、自然の中に身を置くことで、「白く霞みかかっていた状態から、すっきりと晴れわたる」気持ちになるという。そんな大田さんのアドバイスを参考に、自分流のクリアリングを探してみては。
取材協力 Stylist/大田由香梨
大田由香梨さんInstagram
最初のきっかけは掃除でした。自分と向き合う中で、「淀んでいるパッとしない」と感じだときに、部屋をキレイにしてパラサントを焚き、瞑想して...。自分が心地良いと思えるセルフケアを模索しているうちに、「整えて手放す」に行き着きました。
コメント: 大田 由香梨さん