大人になるにつれて、その機会が増える「おもてなし」。見栄えが問われると思われがちだけど、おしゃれさよりも大切なポイントを、おもてなし好きで知られるスタイリストのもも姐こと川村桃子さんが教えてくれた。
おもてなしラバー・もも姐が実践している3つのこと
業界の目利きなお友達も大満足で帰路につくという、もも姐のホームパーティー。「最初は、おしゃれなテーブルコーディネートができる人に憧れていたんですよね」と、親近感の湧く意外な本音をぽろり。
もも姐いわく、おもてなし=粋なはからいで、なかでも大切にしていることは全部で3つある。
1. メニューをメモに残しておく
ホームパーティーの度に、「いつ・だれに・何を作ったか」をメモに残すことで、評判の良かったレシピやゲストの好みがわかるようにしているのだとか。
何度も来てくれる友達のためにも、前回と同じ料理は作らないようにしたいんですよね。なかには「ももちゃんのミートローフが食べたい!」と好物をリクエストしてくれる友達もいるので、それも覚えておくようにしています
コメント: 川村桃子さん
2.“お店体験”をしてもらう
ゲストには、育児奮闘中のママも。「子どもが小さくて、外食に行けないだろうから」と慮り、家庭料理ではなくお店でしか食べられないメニューを意識しているそう。
パテ・ド・カンパーニュや、牛ほほ肉の赤ワイン煮を出すと「外食しているみたい!」と感激してくれます。パンのほかに肉まんも手作りして、焼き立て・蒸したてを出しています。デザートも同じく手作り。お店感を味わってほしいんですよね
コメント: 川村桃子さん
少し手の込んだ調理のときは「好きだからやっている」と、自身に気負いがないことも大切。
3.テイクアウトボックスを用意する
常に相手のことや置かれた立場・状況を考えるのが、もも姐流のはからい。いつも来てくれる親しい友人や育児中のママのほかに、「一人暮らしの友達」にも喜んでもらいたいと考える。
一人暮らしの友達も多いので、テイクアウト用のクラフトボックスをいつも用意して、手を付けていない料理は持ち帰ってもらっています。よく来てくれる親友は、保存容器を持参してくれますよ!
コメント: 川村桃子さん
うちに来てくれた友達が、「幸せだな」と喜んでもらえることが嬉しいんです。だから、ゲストが気兼ねなく過ごしてくれるように、日頃から自宅でのおもてなしについて考えています
コメント: 川村桃子さん
手料理に華を添えるおすすめオイルを紹介!
もも姐の手料理をいつも助けてくれるという頼もしいパートナーは、さまざなフレーバーや味付けオイルの存在! おすすめの食べ方についても紹介してくれた。
オーソドックスなごま油・米油・オリーブオイルのほかに、色々なオイルを常備していますが、おすすめはこちら。
・レモンオイル
・ネギ油
・トリュフオイル
・わさびオイル
・花椒オイル
オリーブオイル+塩コショウでおしまい……ではなくて、そこに味付けオイルという一工夫を加えるだけで、料理の幅がぐんと広がるんです
コメント: 川村桃子さん
・レモンオイル×フレンチトースト

出典: ラ・プティット・エピスリー
フレンチトーストに、はちみつと一緒に垂らすとすっごく美味しいんです! 半信半疑でしょう? でもね、大人の味覚にぴったりな、はちみつレモンの風味になるんです。新しい気付きがもらえた組み合わせですね
コメント: 川村桃子さん
・わさびオイル×白身魚のお刺身

出典: 株式会社西河商店
白身魚のお刺身に、お醤油とわさびオイルをかけるだけで、簡単カルパッチョの出来上がりです! オイルの存在だけで本格的な料理に格上げするので、重宝しています
コメント: 川村桃子さん
「思い付く限りアレンジできる」のがオイルの魅力。味の決め手になることはもちろん、手の込んだ料理が苦手な人こそ手軽に試してみて!
「もう手放せない」愛用の調味料とは?
もも姐が「ストックしていないと不安になるほど大好き」と絶賛するのが、ラ・プティット・エピスリーの調味料。
先ほどのレモンオイルもこちらのメーカーから。特に、野菜のブイヨン・サンドライトマトペースト・オリーブペーストが大好き! このブイヨンは、お湯に溶くだけで絶品スープになるし、トマトペーストは、スーパーで購入するものとは次元の違う深みとコクのある酸味なんです。オリーブペーストは、パスタやご飯に混ぜるだけで、クセになる美味しさ!
コメント: 川村桃子さん
もも姐の“粋なはからい”は、ゲストに対するちょっとした気遣いや優しさからくるもの。真似できるところはぜひ取り入れて、みんなで楽しく美味しい食事にしていきましょう♡
でも私はそういうセンスがなくて(笑)。だから自分ができることを精一杯やりたいなと思って、意識しているのが、“粋なはからい”です
コメント: 川村桃子さん